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ミステリの祭典

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abc1さんの登録情報
平均点:4.32点 書評数:80件

プロフィール| 書評

No.20 4点 密室の鍵貸します
東川篤哉
(2009/01/17 13:03登録)
何だか惜しいなあ。犯人はものすごい労力をかけて30分の時間を捻出するわけですが、その日被害者が家にいなかったらどうするつもりだったんでしょう。約束をしていたようなことを匂わせているが、未婚の女性が見ず知らずの男をいきなり自宅に招きいれるでしょうか。


No.19 5点 七つの海を照らす星
七河迦南
(2009/01/17 12:08登録)
最初の二編くらいまではかなり面白かったんですが、後半少し尻すぼみ。日常の謎系ではあるものの、その謎が少しずつ小さくなって行ってしまうのが難。最後の一編で少し盛り返してこの点数です。


No.18 2点 すべてがFになる
森博嗣
(2009/01/15 21:52登録)
四季だけが天才で、研究所の他の所員が監視カメラやパソコンのバグも見つけられない、履歴の見方も知らないバカでないと成り立たないトリック。四季は娘に14以上の数は教えなかったのか。百科事典は14巻までしかないとあるけど、他の巻も14ページ以上は切り取らないとダメだろう。それで自分の娘としては出来が悪いから殺されてしまうなんて、娘が可哀想すぎる。


No.17 5点 四神金赤館銀青館不可能殺人
倉阪鬼一郎
(2009/01/14 20:58登録)
これは、バカミスですよね? でもいい意味で脱力しました。最後の仕掛けは要らなかったような気がしますが。


No.16 10点 大誘拐
天藤真
(2009/01/04 22:57登録)
すべてにおいて完璧。エンターテイメントの極み。


No.15 3点 あいにくの雨で
麻耶雄嵩
(2009/01/03 20:20登録)
生徒会の権力争いとか、正直どうでもいいから、と途中で何度も叫びそうになりました。構成も13章が初めに来る必然性ないですし(決定的な証拠を、まだ事件の全貌がわからうちに読ませてしまおうということでしょうか?)。それから文章がとにかく読みにくかったです。使っていることばが難しいというのではないのですが、リズムが悪いので頭になかなか入ってこない。でも他の人の評を見ると、これがこの人の作品で一番読みやすいとか。うーん……。


No.14 5点 月の扉
石持浅海
(2008/12/29 13:06登録)
石嶺に、思わず読者も引き込まれていくような描写がされていたらよっと良かったと思います。それより気になったのはトイレの仕掛け。上手く行っても行かなくても、誰が仕掛けたかはミエミエなのに、犯人に保身の感情はなかったのでしょうか。


No.13 6点 13階段
高野和明
(2008/12/23 13:07登録)
読んでいるときは、かなり面白くて興奮した。その時採点していたら9点くらいつけていたと思う。でもその後、この指紋のトリックは実現不可能であることを知って少々がっかり。まあ、元々掟破り的なトリックだったけど。


No.12 4点 蝶たちの迷宮
篠田秀幸
(2008/12/23 13:02登録)
某書評サイトで「史上最低の愚作!」と書いてあったので、逆に興味を持って読んでみた。感想は、意外と普通に読めるじゃんということ。ただし「読者が犯人」の論理は破綻している。深水黎一郎の『ウルチモ・トルッコ』が出てしまった今、この破綻した論理では、到底自分が犯人だとは思えなかった。


No.11 2点 ステップファザー・ステップ
宮部みゆき
(2008/12/23 00:17登録)
軽く読めるものが求められた時代の、負の遺産という感じです。トリックその他に新しいものは何一つありませんが、読み物としては確かに読みやすい。ちょい悪の双子というと、アゴタ・クリストフの名作を思い出しますが(作者が明らかに模倣したのかも知れません)、それには遠く及びませんね。


No.10 5点 復讐者の棺
石崎幸二
(2008/12/12 13:34登録)
被害者の顔が潰されている時点でトリックはミエミエですが、女子高生の会話の軽妙さは楽しめました。リアリティはないですが・・・。


No.9 1点 まだ殺してやらない
蒼井上鷹
(2008/12/12 13:30登録)
前の方と全くの同感。クズミスです。ラストの「アレ」は消える前に見ましたが、某メフィスト賞受賞作の限りなくパクリに近い模倣です。自分のところの受賞作を守らない講談社もダメ出版社ですな。


No.8 3点 九つの殺人メルヘン
鯨統一郎
(2008/12/12 13:28登録)
全部アリバイ崩しものですが、はっきり言ってミステリとしてはクズ。メルヘンの新解釈は他の人の意見の引き写しで作者のオリジナルはありません。軽妙な会話が少し笑えたので3点。


No.7 1点 QED 百人一首の呪
高田崇史
(2008/11/30 21:45登録)
みなさんの採点を見ると、評価している人は百人一首の謎解きの部分を評価されているみたいですね。でもこれは織田正吉が「絢爛たる暗号」の中で述べた説のパクリです。作者のオリジナリティはほとんどありません(いくつかの歌の配列をいじったくらい)。作者はまず織田氏の説を説明し、それから自説がそれとどう違うのかを述べるべきなのに、まるで自分で全部考えたような書き方をしている点が、最低限のモラルに欠けていると思いました。


No.6 5点 MAZE
恩田陸
(2008/10/05 16:34登録)
恩田作品は最後の結末を曖昧にぼかす(ごまかす)ものがあるのでそこが嫌いなのですが、この作品は一応決着がついているので、そこの点は好感が持てました。でもみなさん仰ってる通り、その結末がちょっとしょぼいのが問題。ここらへんがこの人の限界なのでしょうか。


No.5 7点 火蛾
古泉迦十
(2008/09/24 13:23登録)
ミステリとしての驚きはあまりなかったのですが、独特な雰囲気にやられました。この人の別の作品も読んでみたいです。


No.4 9点 ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!
深水黎一郎
(2008/09/24 13:21登録)
面白かったです。超能力を出したら何でもありになってしまうという意見はもっともですし、事実これが超能力で人を殺す話だったら糞でしょうが、この作品ではそれが逆になっているのがナイスアイディアです。今までこの手の作品で、読み終わって自分が犯人だと思えたことは皆無でしたが、この作品は確かに自分が犯人だと思いました。それだけでも凄腕です。


No.3 2点 リアル鬼ごっこ
山田悠介
(2008/09/20 20:24登録)
これ、お金を出して買っていたら腹が立つでしょうね。
駅のゴミ箱に捨てられていたのを拾って読んだので、そんなに腹は立ちません。
これを商品として流通させられると考えた、作者と編集者の学力の低さにはただ呆れるばかりですが。


No.2 3点 償い
矢口敦子
(2008/08/27 22:49登録)
うーん、普通、ですね。
何でこれが売れたのかわからない。


No.1 4点 交換殺人には向かない夜
東川篤哉
(2008/08/15 23:47登録)
ミステリとしての出来栄えは悪くないと思うのですが、ギャグがあまりにも寒いのでこの点数です。台詞回しが大仰なのにも閉口。読むの辛かった・・・。

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