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ミステリの祭典

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あいにくの雨で

作家 麻耶雄嵩
出版日1996年05月
平均点5.17点
書評数35人

No.35 6点 まさむね
(2021/10/03 21:16登録)
 確かに麻耶雄嵩らしくないのだけれど、一方で麻耶雄嵩らしいか…という、相反する感想をもった作品です。でも、全体の突き抜け感は他の作品には及ばす。そんな高校はないよね、と現実的に考えちゃったりして。
 最後の捻りは嫌いではなく、若かりし頃の作者の一断面を見られたこともあって、この採点。

No.34 7点 虫暮部
(2021/04/16 12:39登録)
 初読時は刊行順だったので4冊目に読んだ麻耶雄嵩作品。麻耶らしくないな~と思った。
 最新作まで一通り読んでまた読み返すと、いやいやこれは非常に麻耶らしいじゃないかと正反対の印象になった。らしいと言うか、ダミーの真相を丸ごとああいう位置に配するのは某作も某作もそうじゃないか。大技を繰り返し使い過ぎじゃないですか?
 学園群像劇の体裁を取りつつ、中心の3人以外はノンプレイヤーキャラみたいで、しかしそんな割り切りが寧ろ作品の雰囲気を高めているあたりも麻耶らしい。

No.33 4点 いいちこ
(2020/10/20 19:20登録)
そもそも本作を執筆した趣旨・意図が不明。
ミステリとしての本質・骨格を考えれば、高い評価を献上することはできない

No.32 3点 レッドキング
(2018/06/08 18:23登録)
つまらんぞこれ 何でこんなの書いたんだ

No.31 5点 青い車
(2017/01/01 18:15登録)
 もっと前に読んだなら満足できたのでしょうが、麻耶雄嵩作品に慣れた今の基準でいうと決定的なインパクトに欠けて、物足りなさが残りました。エキセントリックな学園と生徒が出てくる事を除けばごく普通の密室もので、連続殺人の動機も想定内。麻耶さんにはもっと複雑怪奇でひねくれたプロットをどうしても求めてしまいます。

No.30 3点 風桜青紫
(2015/12/29 05:46登録)
テイストはたしかに麻耶雄嵩なんだが、若者が書きそうなせこい学園モノに収まってしまったという印象。烏兎が獅子○を蹴り殺すぐらいのインパクトが欲しかった。

No.29 5点 龍樹
(2015/11/18 11:05登録)
基本点:4点
ダミー解決後に、とりあえず、この作者らしい一捻があるので:+1点
合計:5点

※雪密室事件の方は、過去から現在にわたって、もっとロジカルかつ詳細な人物描写で書き込んであれば、ずっと本格していたように思う。学園生徒会ミステリの部分は中途半端だなあ。「化石少女」の方が面白い。

No.28 4点 ボナンザ
(2015/02/05 23:37登録)
習作のような文章レベルにらしくないほどひねりのない展開。
もちろん密室トリックは及第点ですが、それ以外は微妙というのが正直な感想。

No.27 5点 名探偵ジャパン
(2014/07/28 09:04登録)
サンダとガイラ、矢的先生、ドン・ザウサー等、頻繁に登場する特撮、アニメネタに吹き出すも、事件そのものに先を知りたいという魅力はあまり感じず。平行して展開される生徒会の何やらも、「3年間の高校生活でなにもそこまで」と、主人公らの感じているであろう緊迫感と読み手とにどうしても意識のギャップが生まれてしまう。
これは事件そのものにも言えて、作中では何年も付き合いのある友人絡みの事件で、主人公たちが躍起になるのは分かるが、読者にとっては、本を開いて初めて会った人たちである。そこまで感情移入するのは難しかった。

No.26 6点 isurrender
(2010/02/20 09:45登録)
麻耶作品としては驚くほど普通だった
生徒会の話は、はやみねかおる作品みたいだった

No.25 3点 abc1
(2009/01/03 20:20登録)
生徒会の権力争いとか、正直どうでもいいから、と途中で何度も叫びそうになりました。構成も13章が初めに来る必然性ないですし(決定的な証拠を、まだ事件の全貌がわからうちに読ませてしまおうということでしょうか?)。それから文章がとにかく読みにくかったです。使っていることばが難しいというのではないのですが、リズムが悪いので頭になかなか入ってこない。でも他の人の評を見ると、これがこの人の作品で一番読みやすいとか。うーん……。

No.24 6点 T・ランタ
(2009/01/02 02:01登録)
こんな高校無いだろなどと思いながら読んでいました。
学園生活部分もそれなりに楽しみましたが、本筋との関連が薄いのが残念です。

麻耶らしさは薄味ですが、主要人物のだれも救われないのが流石と言った所でしょうか。

No.23 6点 マニア
(2008/12/10 23:56登録)
まず「なんじゃこのハードボイルド学園は!こんな生徒会あったら怖いわ!」と、思わずツッコミたくなった(笑)まぁ、そこが面白かったりするんだけど!

ミステリとしては「雪の密室」という難テーマを前に、少々力及ばずといったところで、トリックからは大きな衝撃を得られなかった。犯人もいかにもといった感じでありきたり。全体的にキレがないといった印象。

でも、話自体はとても面白いと思う。もともと、学園モノの青春ミステリは好きなので!烏兎、獅子丸、祐今、少年たちの暗~い少年群像をご覧あれ・・・。

No.22 6点 konn
(2008/09/22 20:34登録)
面白かったし、また救い様の無い話だったけども、麻耶テイストが少し足りない感じがした。

No.21 5点 いけお
(2008/05/01 00:21登録)
リアリティーのない学校なんかはぎりぎり許容できるが、麻耶作品なのでプロットの必然性など完成度に関しては不満。
ラストもなんとなくわかる。
密室のトリックはいまいちだが、新しい試みの構成はおもしろいと思った。

No.20 4点 ぷねうま
(2007/11/16 12:16登録)
こんな生徒全員ハードボイルドな高校ねーっつーの。
トリックも犯人も予測済みの期待外れ。
唯一評価できるとしたらひたすらな「暗さ」か。

No.19 6点 名無し
(2005/07/09 01:59登録)
登場人物に感情移入できなかったのが残念。
ミステリーとしてはそこそこ楽しめた。

No.18 8点 如月雪也
(2005/06/05 09:34登録)
初めて読んだときは若かったので、とても楽しかったけれど、今読むと文章がイマイチな部分があります。
いきなり途中の章から始まるので、え?ですが普通に面白いと思います。
語り手の少年が不憫だわ。

No.17 7点
(2004/11/26 16:40登録)
麻耶らしくないと言えば麻耶らしくない。
だが、キャラ設定などは麻耶らしい気がする。
話は凄く面白いとおもう。

No.16 5点 ギザじゅう
(2004/07/11 21:09登録)
麻耶の試行錯誤の中から生まれた作品だろうか?多少物足りない気もするし、何故この作品を書いたのかもよくわからない。
麻耶らしい大伽藍のような点もなく、それを支える堅実なロジックも弱い。プロットに関しても殺人件と生徒会の事件に、もっと密接な関係があれば良かったのだが・・・。
普通に楽しめるといえば楽しめるが・・・。

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