蝶たちの迷宮 |
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作家 | 篠田秀幸 |
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出版日 | 1994年08月 |
平均点 | 3.50点 |
書評数 | 4人 |
No.4 | 4点 | 江守森江 | |
(2010/01/31 04:17登録) クズミス・ダメミスを代表する作品、一部では既読作品中で最悪との評価まである。 怖いもの見たさで読んでみた。 読了しても全く納得いかず破綻している「読者が犯人」設定の為に、精神分裂治療の描写と第二部が存在するが無駄に長いだけで不要と断言できる。 上記の部分を省き、更に簡潔かつ普通なメタ&アンチミステリであれば、これ以降に書かれた作品に通じ、伏線や論理部分に見所もあり水準レベルな本格ミステリに仕上がっただろう。 作者のクズミス方向への情熱がほとばしり、読者をないがしろにしている作品で「よくぞ商業出版された」との変な驚きを感じた。 ※要注意!!! 読むにあたって疲弊する事を覚悟して下さい。 但し「虚無への供物」を普通に読めたなら、心配無用。 |
No.3 | 4点 | 測量ボ-イ | |
(2009/05/04 11:07登録) この作品も僕が読むには難易度が高すぎたという事なの でしょうか? 「読者が犯人」という論理は結局のところ理解できませ んでした。普通の読み物として評価すればもう1~2点 プラスなのですが。 |
No.2 | 2点 | 響の字 | |
(2009/02/06 21:04登録) ・・・騙された(悪い意味で) 小説としての部分が冗長すぎる。1/3の分量ならよかったのに。 |
No.1 | 4点 | abc1 | |
(2008/12/23 13:02登録) 某書評サイトで「史上最低の愚作!」と書いてあったので、逆に興味を持って読んでみた。感想は、意外と普通に読めるじゃんということ。ただし「読者が犯人」の論理は破綻している。深水黎一郎の『ウルチモ・トルッコ』が出てしまった今、この破綻した論理では、到底自分が犯人だとは思えなかった。 |