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ミステリの祭典

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響の字さんの登録情報
平均点:4.83点 書評数:12件

プロフィール| 書評

No.12 3点 邪魅の雫
京極夏彦
(2011/08/27 03:36登録)
陰摩羅鬼の失速から立ち直れずに墜落してしまい
(読者が)もうどうしたらいいのかわからない一冊。

問題なのは京極モノにしては珍しい
「ミステリとしての素材が面白そうなのに構成で失敗している」
の一点に尽きると思う。ちょっとショックだった。

今作に比べたら陰摩羅鬼が良作に見えてしまう。

(`・ω・´)9m 正に黒歴史。シリーズとしては読まなくて問題無い。


No.11 5点 御手洗潔対シャーロック・ホームズ
柄刀一
(2010/05/13 22:27登録)
初期の島田スタイルを踏襲しつつ柄刀節を交えた野心的な・・・
とかマジメに書評してもつまらない。
斜め上な新本格好きがトリックやロジックとは別の処を期待して読む一冊。
良い意味で5点。


No.10 2点 時の森殺人事件
吉村達也
(2009/06/22 21:03登録)
ツインピークスの物凄い劣化コピー。
設定も動機も登場人物もトリックも全6巻という無駄な長さも全てが冗長で無駄が多い。宗教ネタとしても失敗だったと思う。


No.9 3点 シャム双子の秘密
エラリイ・クイーン
(2009/02/06 21:12登録)
パニック物を採用したクローズドサークル。オカルト的な描写を盛り込もうとして失敗した感があって、ミステリとしては・・・
よく言えば凡庸。
辛く言えば失敗。
クイーンはもっと王道で勝負するべき。

余談だが”綾辻行人の『暗黒館』を読んだ事が無いんだけど読んでみようかしら”と思っている人はその前に是非一度。ささいな処で笑えます。


No.8 2点 蝶たちの迷宮
篠田秀幸
(2009/02/06 21:04登録)
・・・騙された(悪い意味で)

小説としての部分が冗長すぎる。1/3の分量ならよかったのに。


No.7 7点 最後の一球
島田荘司
(2009/02/06 21:01登録)
ミステリとして採点するなら4点だったが・・・
小説としての出来を含むなら+1点。
御手洗&石岡コンビの小噺で+1点。
島田御大はたまにこーゆーあったかい話がツボだよな、と+1点。

ネタバレできないのが悔しい位ミステリとしては凡作です。でもよかった。


No.6 6点 猫の舌に釘をうて
都筑道夫
(2009/02/02 11:23登録)
古い作品なのによくできてるなぁ・・・ってのが感想。
同様のプロットは多いが、全体の展開に関しては優秀。読みやすいし。
最後のオチをどう見るかで評価が分かれると思うんだ。


No.5 6点 マーチ博士の四人の息子
ブリジット・オベール
(2009/02/02 11:13登録)
関口『榎さん、この手の話に○○○はマズい』

・・・ミステリとして読まなければアリなのか。日本の新本格派が同じプロットで書いたら絶対叩かれるんじゃないか、というハラハラ感が(笑)

海外モノにしては読みやすく、一人称での進行も優秀。決してハズレではない。


No.4 7点 女王国の城
有栖川有栖
(2009/02/02 11:06登録)
惜しい。文章量に比べると解決ロジックの展開が短すぎる。
双頭~に届かなかったのが残念。


No.3 4点 ダリの繭
有栖川有栖
(2008/06/05 00:22登録)
 一冊の独立した推理小説として読むなら3点。火村シリーズのファンならば5点。平均して4点。
 小説部分は火村シリーズ(特に長編)を一通り読んでから改めて読んでみると後に生きてくる設定が丹念に織り込まれていて意外に楽しめる。
 トリックに関しては不満が残るがミステリ初心者でも解決編に至るまでにトリックと犯人を予想する事が可能(情報量が適度に簡潔で難易度が易しい)事から有栖川作品の入門編としては良いのではなだろうか。


No.2 8点 チーム・バチスタの栄光
海堂尊
(2008/06/05 00:09登録)
 大学病院を舞台にしている作品ながら、専門用語/知識に関して読者に説明や理解を必要としていないのは非常に良心的。スタイルとしてはスタンダードなミステリのスタイルなのではないだろうか。
 探偵役/ワトソン役のキャラクターの造詣とストーリーの文章表現は非常に優秀。
 映画化されたが是非原作を先に一読する事をお奨めする。
 


No.1 5点 Jの神話
乾くるみ
(2008/06/05 00:00登録)
この斬新過ぎる一冊に対して誰もコメントしなかった事がこの作品の総評を語るに足る。5点なのは採点によって評価するという事が難しいので。
 推理小説好きのガールフレンドがいたとしても、貸す時は一度考慮するべきかと。

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