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ミステリの祭典

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御手洗潔対シャーロック・ホームズ

作家 柄刀一
出版日2004年11月
平均点6.25点
書評数4人

No.4 5点 響の字
(2010/05/13 22:27登録)
初期の島田スタイルを踏襲しつつ柄刀節を交えた野心的な・・・
とかマジメに書評してもつまらない。
斜め上な新本格好きがトリックやロジックとは別の処を期待して読む一冊。
良い意味で5点。

No.3 7点 vivi
(2009/08/25 01:58登録)
ミステリとしては、特筆すべき作品では無いかもしれないけれど、
御手洗やホームズのキャラクターを愛する人にとっては、
(それは私も含めてですけれどw)
とても楽しめる作品集でした。

島田氏の御手洗シリーズはもちろん読んでおいた方がいいし、
「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」も読んでおいた方が楽しめます。
ホームズものの原作も読んでおくべきでしょうね☆

No.2 7点 あるびれお
(2009/06/23 06:10登録)
柄刀一は、島田荘司の直系の後継者の一人といってもいいだろう。冒頭の不可思議な謎、奇想といってもいいような論理の飛躍、それから、豪腕でもかまわないから論理に則った結末といったものがとりあえず揃っている。本編も楽しかったが、解説の代わりに島田荘司が寄せた巻末の一文もまた、島田らしい稚気に富んだもので楽しい。
柄刀の文章に対しては、批判的な記述をいくつか見たことがあるが、少なくともこの本については、そこまで酷いことはない、と感じた。

No.1 6点 北浦透
(2005/05/03 12:09登録)
まあ、予想の範囲内な感じ。実は初めて読む作者で、思いっきりタイトル買い。昔から天才探偵同士の対決は大好きなので。試み自体は◎。
中身も、個人的にはちょっと肌に合わなかったが、本格ミステリとして楽しめる内容ではないか。「巨人幻想」は、スマートさに欠けるものの、物語の盛り上げ方はうまかった。

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