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ミステリの祭典

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itokinさんの登録情報
平均点:7.28点 書評数:345件

プロフィール| 書評

No.185 7点 流星の絆
東野圭吾
(2011/05/17 12:49登録)
終盤の展開は、ミステリーを意識したまとめ作業に思えてしまうが全編にわたって、読者を引きつける力は流石。読みやすく面白いとは思うが東野さんにはもう一段上を望んでしまう。


No.184 6点 殺意という名の家畜
河野典生
(2011/05/08 20:14登録)
ハードボイルドの先駆者らしいが、序盤こそ進展に興味をそそられるが中盤終盤に掛け細かい表現に終始し、スピードに欠け盛り上がりも今ひとつ(後に、ハードボイルドの代名詞になった大藪、原氏の作品と比較するためか?)。[推理作家協会賞受賞作品]。


No.183 5点 独白するユニバーサル横メルカトル
平山夢明
(2011/04/23 15:48登録)
グロ過ぎてちょっとついていけない短編集。でも、表題の作品は、今までにない観点から書かれており出色。


No.182 7点 邪馬台国はどこですか?
鯨統一郎
(2011/04/23 15:39登録)
イヤー、よく調べて書かれてるなあーと思える作品。私も、歴史物は良く読むが変に納得させられる。特に、邪馬台国の東北説が話題に上がらないのがなぜかと考えさせられる。この作品に匹敵するのは、成吉思汗の秘密(高木彬光)だと思うが再読したくなった。


No.181 9点 真相
横山秀夫
(2011/03/26 11:29登録)
ずいぶん前に読んだんだが、いまだにどれも心に残ってる。氏の短編はどれも好きだがべストに近い。


No.180 7点 警察庁から来た男
佐々木譲
(2011/03/26 11:22登録)
派手な展開はないが、良く練られた作品だ。キャリヤの藤川が変にスーパーマンでないのが良い。


No.179 6点 茨姫はたたかう
近藤史恵
(2011/03/10 09:30登録)
1ヶ月前に読んだんだが頭に何も残ってない、その時は結構夢中になって読んだんだが・・・。所詮、私には、青春ミステリーは合わないんだな。


No.178 6点 天使はモップを持って
近藤史恵
(2011/03/10 09:16登録)
どんな環境でもミステリーが発生し、本が書けるという見本の作品です。さらっとして読みやすいが、それ以上はそれ以上は設定上望めないか。


No.177 6点 ナイチンゲールの沈黙
海堂尊
(2011/03/10 08:56登録)
設定が悲しく、暗すぎる、医学のうん蓄が長すぎる、そして最後のオカルトで興味がそがれる。加納と白鳥のキャラが似ているのも気になる。全体としては良くまとまっているのだが・・・。


No.176 5点 トーキョー・プリズン
柳広司
(2011/02/10 14:02登録)
戦争犯罪者の刑務所内の密室物だが、設定に無理があり現実感が伝わらない。中盤もだれるし、主人公の探偵もキャラが立ってなく私には読みづらかった。決して、戦争物は嫌いではないんだが・・・。


No.175 9点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2011/01/23 10:43登録)
エロ、グロで読みずらい面もあるが、それを超える読者を引き付ける力は凄い。最後の私にとっては驚愕の結末にプラス2点で9点。


No.174 6点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2011/01/16 19:36登録)
登場人物が全て主人公の為か、盛り上がりも感じず、どうしてオリエント急行なのかもわからない。謎解きもご都合主義が目立ち無理がある。構成と終わり方の救いで、少し辛い目の6点。


No.173 9点 まほろ市の殺人 夏
我孫子武丸
(2011/01/05 20:54登録)
いやこれは予想外に良かった。それぞれの揺れ動く気持ちがうまく表現されている。最期の主人公の気持ちがうれしく救われた。


No.172 7点 長いお別れ
レイモンド・チャンドラー
(2011/01/05 20:44登録)
短いつきあいで、それほど衝撃的なことがなかった中で命をかけて何度も助けるマーロウの性格に共感を抱くことが正直出来ない。ただそれにもまして、作家の格調の高い読者を引きつける文体はすばらしく評価したい。


No.171 8点 心理試験
江戸川乱歩
(2010/12/22 19:32登録)
乱歩は余分な表現をしないで話の展開が上手いですね。大仕掛けもないのに最後まで引き込まれました。嘘発見器のない時代の捜査方法で当時では最先端だったのでしょう。明智小五郎の2作目の登場ですが、まだキャラクターが確立されておらず(1作目では金田一耕介みたいだったが)この辺も面白い。


No.170 7点 D坂の殺人事件
江戸川乱歩
(2010/12/22 09:47登録)
乱歩の初めての密室物、初登場の明智小五郎、これにめぐり合えただけでも楽しく読んだ。大仕掛けはないが短編では評価できる。


No.169 8点 二銭銅貨
江戸川乱歩
(2010/12/21 09:44登録)
乱歩の処女作品。山椒は小粒でぴりりと辛い短編の見本で乱歩の才能を感じさせる作品です。大昔に読んだときより感動は大きい、しばらく乱歩を読みます。


No.168 6点 沈底魚
曽根圭介
(2010/12/20 10:05登録)
スパイ物は、裏切り、2重スパイ、暗号名とややこしくて疲れる。おまけに中国が絡んでいるとなおさらだ。よく調査をして書かれているが主人公は、不破でなく五味にしたほうがより重厚に書けたのではないか。
文体、キャラクターもしっかりしてスピードもあるのでこの人の今後が楽しみ。


No.167 9点 告白
湊かなえ
(2010/12/14 10:22登録)
このような構成(告白文)の小説は初めてだが、強烈な内容でで一気読みしてしまった。最期まで文句なしです。すごい新人が現れたと思います。


No.166 9点 検察側の証人
アガサ・クリスティー
(2010/12/14 10:11登録)
短編ミステリーの教科書。物語の構成、展開、結末等どれをとっても秀逸です。映画ではデートリッヒが良かったなあ。

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