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ミステリの祭典

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ガラス張りの誘拐

作家 歌野晶午
出版日1990年08月
平均点5.00点
書評数26人

No.26 4点 ボナンザ
(2024/09/08 18:53登録)
途中までよかったが、やはり三章は・・・。

No.25 4点 虫暮部
(2021/07/03 11:03登録)
 事件の様相は面白いが真相は残念。
 助教授のキャラは良い、と思ったら、そういうことか……あっ、関係を築く為に必要とはいえ、依頼人の娘を買ったんかい。帰郷したら本当に死んでいたと言う偶然はやり過ぎ。

No.24 5点 ミステリ初心者
(2020/02/10 19:18登録)
ネタバレをしています。

 歌野さんの作品はいつも相性が良く、読みやすさを感じていました。しかし、なぜだかわかりませんが、今回はやや読みづらかったです。理由はわかりません(笑)。

 第二、第三の事件が第一の事件よりも早く書かれているという珍しい(?)構成でした。"どうやってやったのか?"や”誰が犯人(偽の告白文や誘拐事件の)なのか?”を問うよりも、”なぜこんなことをしたのか?”という動機面が一番大きな謎になっていると私は感じました。最後に書かれた第一では、これまでの不明な部分や犯人の動機と過去が明らかになります。

 私は、第二の事件で現れる松浦梨花があやしく思い、露骨に疑っておりました(登場人物が少ないんであたりまえですが笑)。にも拘わらず、最後まで動機を察することができませんでした。動機には納得しました。

 ガチガチの本格というわけではない作品なので、点をつけるのが難しかったですが、ちょっと辛めの5にしました。

No.23 7点 mediocrity
(2019/10/26 04:47登録)
2時間程度で読める作品だが、短い割にはミステリとして押さえるべき所はしっかり押さえている良作だと感じました。動機よりは、起こっていることが現実的でなさすぎる(特に浅草のシーン)というのが欠点でしょうか。

No.22 4点 斎藤警部
(2017/12/07 01:27登録)
目次にある 第二の事件⇒第三の事件⇒第一の事件 って構成が目を引く。新本格で、ホームズ長篇みたく最後に第一の事件って事は、大きな逆時系列反転が仕込まれているのは自明で構わんのだが、それを承知で更なるミステリ跳躍が翻弄してくれれば最高なんだけど、本作が最後に明かす全体真相がツイストしきってない所為か何んとも印象に残ってくんない。折角のトリッキーなパズルピースの組合せも無理を感じる要素が強くて(無理を感じさせない要素が弱くて)今一押しワクワクしないんだよ、となると文章の青臭さ&こなれてなさが相乗効果の致命傷に。。途中まではそこそこ面白いんだけどね。まあ歌野氏大飛翔前の作品ですからね。

No.21 4点 バード
(2013/08/05 16:31登録)
事件の順番が時系列どおりになっていないのに何か仕掛けがあるのかと思いきや特になかった、事件の解決もたいした面白みもなく凡作以下だと思った。ただ登場キャラクターは好みだった。

No.20 6点 ayulifeman
(2013/03/15 23:10登録)
歌野さん初読書。
うん、好きですね。
ただ電話の感覚がどうもしっくりこない。
携帯電話普及以前がどうもピンと来なくなってしまいました。

No.19 6点 測量ボ-イ
(2012/07/28 14:09登録)
目次を見て違和感感じたけど、なるほどそういう事なん
ですね。
全体的に悪くはないけど、良作と呼ぶにはもうワンパンチ
不足でしょうか。
事件の黒幕もすれっからしの方には判りやすいのではと
思います。

No.18 5点 蟷螂の斧
(2011/12/21 18:51登録)
親心(刑事)、子(娘)知らず。その後、この親子はどうなったのでしょうか?誘拐事件でマスコミ(TV)を巻き込むものは、今まで読んだ中で「大誘拐(1978)」「模倣犯(2001)」「犯人に告ぐ(2004)」がありましたが、ミステリー度は本作品(1990)が一番高いと感じます。

No.17 6点 まさむね
(2010/09/24 19:45登録)
「病名、やさしさ。」
1ページ目にナイスなフレーズが。(人によってはダメかもしれないが。)
そして,このフレーズ、結構この作品全体にわたる共通項だったりする。
この辺り、私は嫌いではない。
ただし,やっぱり「動機」と「結果」との違和感はぬぐえない。嗚呼もったいない!根底のテーマが悪くないだけに。
この作品+「さらわれたい女」は,確実に「葉桜~」に通じていると思うので,気持ち加点します。

No.16 5点 E-BANKER
(2010/05/16 17:05登録)
ノン・シリーズで作者初期の誘拐物。
うーん、あまり感心しませんでしたねぇ・・・
「なぜ、身代金の引渡しをあろうことか警官警備による衆人環視の中でやるのか?」というのが本作品のメインプロットとなるのですが、その理由が今ひとつ納得できません。
それと、人物描写がイマイチのせいか、ストーリー自体の緊張感にも欠けていて、誘拐物独特のサスペンス感も特に感じません。
プロットとして魅力的な気はするので、書きようによっては結構面白い話になったんじゃないかなぁと思うと、ちょっと残念な気が・・・

No.15 4点 spam-musubi
(2010/03/14 19:09登録)
びっくり、というより、ふーん・・・という感じしか
残らなかった。

No.14 5点 simo10
(2010/01/04 21:01登録)
どんな作品だったか全く覚えていなかったので、さぞかしつまらない作品だったんだろうなと思いつつ読み返してみると、結構面白く、さくっと読めました。
二度目にも関わらず真相にびっくりしたし。
「葉桜~」に通ずるものを若干感じた。

No.13 5点 kowai
(2008/09/28 11:30登録)
あの動機で、それを為す。そこは意外でしたが、もう一つ返しがあるかと思っていたので、裏切られた(勝手にそう思っているだけですが)。。。

No.12 4点 いけお
(2008/08/27 01:14登録)
全体的に完成度がいまいち。

No.11 5点 vivi
(2007/11/20 01:52登録)
人物の設定にこだわった割りには、今ひとつ感情移入できませんでした。
トリックも、第1の事件が最後に来ている時点で、
何らかのトリックがあると教えてしまっていますから、
ある程度は予想がついてしまうのが悲しいところでした。

ただ、こういう道を通って「葉桜」へたどり着いたと思えば、
作家の足跡が分かるような感じで無駄ではなかったかと。

No.10 5点 dei
(2007/07/30 08:03登録)
地味な作品・・・

No.9 5点 Tetchy
(2005/07/06 21:17登録)
これって師匠島田荘司の傑作『網走発遥かなり』へのオマージュでしょ?
しかしこれは作家としての力量の違いを見せつけられる結果になっちゃいましたね。
確かにすっと読める分、全く印象に残らないッス。

No.8 4点 如月雪也
(2005/06/05 05:36登録)
点数は、単に地味な誘拐の話みたいな設定が好きじゃないだけ。
家シリーズよりこっちの方が好きという友人もいるし、微妙。

No.7 4点 パブロピカソ
(2004/08/14 01:56登録)
大した抑揚もなくすらりと読めてしまった。悲しい事だ。
サプライズもカタルシスもない作品だった。

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