皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 メルカトル鮎&木更津悠也 |
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麻耶雄嵩 | 出版月: 1991年05月 | 平均: 6.89点 | 書評数: 116件 |
講談社 1991年05月 |
講談社 1993年06月 |
講談社 1996年07月 |
講談社 2012年03月 |
No.76 | 3点 | E | 2010/01/23 23:48 |
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異色で度肝を抜かれる構成・設定。驚愕続きでした。
ミステリー小説の中でも目立つ奇抜さじゃないか、と思っています。そういう意味でかなり印象的な小説でしたが登場人物がことごとく駄目でした・・・。 でも、他の作品も読んでみませんとね!!うん;(爆) |
No.75 | 10点 | isurrender | 2009/07/22 01:46 |
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あんな密室トリックがあるなんて
そして後にシリーズ探偵となる探偵は一人は死んでしまうし、もう一人も山籠り なんてバカなんでしょう でも大満足です |
No.74 | 10点 | メルカトル | 2009/06/17 00:03 |
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唯一の難点は、メルカトル鮎がほとんど活躍していないところでしょうか。
もっと木更津との対決を読みたかったです。 |
No.73 | 9点 | 給食番長 | 2009/05/08 22:02 |
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やっぱり凄いと思う。
見立てや首切りの仮説ではめまいがした。 その他、十九か二十歳で四十男の青さを書いたり、ルクナノワを書いたり。 |
No.72 | 4点 | りんちゃみ先輩 | 2009/03/28 11:59 |
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トリック的には凄いのだけれども、何とも読みづらい。ストーリー、人物に入り込めなかった。内容が詰め込みすぎであったし、抽象的な会話が多すぎるのも原因かもしれない。今鏡家の人たちは名前だけの違いしか受けなく、個性がない。いろいろ書いてしまったが作者は超人的実力のある人とと思われる、別の作品を読んでみたい。 |
No.71 | 6点 | マニア | 2008/11/26 21:34 |
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洋館、奇人・変人ぞろいの住人、2人の名探偵の対決、密室、首切断、と舞台設定は自分好みで文句なし。さらに、結末は木更津の密室トリックに対するぶっとび推理を皮切りに、二転三転!事件のスケールがどんどん大きくなり、しまいにはトンデモ犯人にいきつく怒涛の流れは馬鹿馬鹿しくもあり、また清々しい。そういった面ではとても楽しませてもらった。
ただ、好き嫌いが分かれるだろうが、自分には本作の文章は合わなかった。特に会話文は誰の台詞か分かりづらく途中何度か挫折しそうになった。また、観念的で抽象的で理解不能な会話が多く、登場人物にリアリティが感じられずに、物語世界になかなか馴染めなかったなぁ・・・。あと、木更津と香月は嫌い・・・。 |
No.70 | 8点 | シュウ | 2008/10/15 22:17 |
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僕もrintaroさんと同じくまだこの物語には裏があるのだと思いました。ここまで三転四転したならこの後五転六転するような真相があっても
おかしくないですし。やっぱりあの犯人が単独であの犯行を行えるとは思えないし、切れ者のメルカトルが簡単に殺されたのも納得いかないし。 その辺読者に真の真相の想像の余地を残してあるところが普通のミステリと違うところなのかな。 ところで屋敷内に殺人鬼がいるのに誰も屋敷から逃げようとしないのは何故なんだろう。 |
No.69 | 8点 | T・ランタ | 2008/10/13 02:02 |
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個人的にはネタを詰め込んだタイプの作品が好きですので楽しめました。
終盤のどんでん返しも狙いすぎな気はしますが評価できるとは思います。 最後に結局のところ木更津は何のために山篭りしたのかと思ってしまいます。 |
No.68 | 7点 | konn | 2008/09/22 20:45 |
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面白かったんだけど、夏冬には負けると思う。なんて書くと、『そんなに詰まらないのか』と思う人が出て来る。まあそれはそれで良し。
アイデアを矢鱈滅鱈これでもかとばかりに詰め込んだのは脱帽。あのどんでん返しもアンチミステリ書きとしての麻耶の原点とも云えるかも。 ただ、あの方式は割とあるし、そんなに成功している様にも思えなかった。意外性は抜群だけどね。夏冬で到達した真正のアンチミステリにはまだ届いていない感じ。 |
No.67 | 7点 | おしょわ | 2008/09/14 20:35 |
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賛否両論あるのは分かります。
ただ、これが麻耶雄嵩のはじまりだと思うと低得点はつけれないです。 |
No.66 | 9点 | rintaro | 2008/08/17 00:01 |
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私は「黒死館殺人事件」が一番好きなミステリーなので、この作品の中でちょくちょくそのエッセンスがあったのは微笑ましかったですね(墓暴きのシーンとか甲冑の描写,,etc)作品自体は最後の謎解き?の場面において犯人が最後まで顔を出さなかったのが実はまだ裏に真相があるのを匂わせます、私はあの事件にはまだ本当の真相があると踏んでますが、どうでしょう? |
No.65 | 10点 | teddhiri | 2008/07/12 13:02 |
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見立て、途中での密室の解明、エピローグといい荒唐無稽の極みでそれがドツボに入りました。難をいえばメルカトルの出番がもう少し早くて木更津ともっと対決してくれると最高だったのになというぐらいでしょう。 |
No.64 | 5点 | Tetchy | 2008/06/08 01:44 |
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この作者、本格ミステリのコードに対して非常に自覚的。
つまりあえてこういう裏を斯く書き方をしているようだ。 驚愕のトリックを好む本格ミステリファンを喜ばすかと思えば、それをあっさりと覆し(オイラはあのトンデモ推理が非常に気に入ったのだが)、あえてマイナーチェンジを行う。 そして最後に本格のコードでは最もありえない人物を第三の探偵に仕上げる当たり、非常に本格に対して嘲笑的だ。 だからもうこの小説には現実味なんて全然考えてないのだ。 単純に思いも知らない真相を提供し、読者の裏を斯く事こそがこの作者の目的なのだから。 みなさんの感想を読んで、あの真犯人が犯罪行えることないだろ!と突っ込んでいたのは64人中たった1人だけだったことから、もうまんまと麻耶氏の掌中に踊らされているなぁと思った。 文章については読みにくいということはあまり感じなかった。 むしろ海外古典ミステリの方が読みにくいだろう。 で、この文章が21歳が書いたとは思えないというコメントが方々で見られたが、オイラにしてみれば、これは21歳ぐらいでないと「書かない」文章だろう。 なぜならこれほどまでに言葉の使い方に無頓着な文章も、ない。 これはとにかく今までの人生で色んな書物を読んで知った難しい単語を、本当の意味、使用方法を考えもせずに、自分の知識の放出というカタルシスを得るがためだけに書かれた文章だからだ。 これはまさにコメントにもいくつか見られたように「頭でっかち」の文章だ。 そしてこれは麻耶氏の罪ではなくて、これを校正し出版する義務がある講談社の罪なのだ。 あとみなさん、このタイトルの意味解りました? 私は解りましたが。 このタイトル自体、本格ミステリ、いや小説そのものをあなどっているかのように思うのですが。 だって全然中身と関係ないですもの。 |
No.63 | 5点 | dei | 2008/05/05 19:28 |
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楽しめたかどうかって言うと微妙だが凄い。 |
No.62 | 7点 | 深夜 | 2008/04/17 03:54 |
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メルカトル鮎のキャラ小説かと思っていたら、大した活躍は無く、本当に最後の事件になってしまった。アンチミステリっぽい感じで探偵役が山籠りしたり、結局間違ってたという展開は面白い。後半の怒涛の展開は凄いとは思うが、どうでも良くなってきたというのが正直なところ。
21でこれを書くって頭良すぎるわ。才能ですね。 |
No.61 | 2点 | チャック | 2008/01/10 18:34 |
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これが四十歳の人の作品ならゴミだろう。
だが、二十歳そこそこだということでこの点数になった。 二十歳そこそこでこれだけ書ければリッパ。 でも、この人その後伸びているの? |
No.60 | 6点 | こもと | 2007/10/12 20:04 |
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面白かったですよ、ええ。 メルカトル鮎の最初の事件を読んでいないうちに、最後の事件とは、コレ如何にって感じでしたが(笑)
文章はとてもまどろっこしく、特に前半は物語の中に入っていくのに、骨が折れました。 人物二人の会話も、「一体、どっちがしゃべってるの?」って時が、しばしば。 でも、読み進むうち、この「蒼鴉城」というモノモノしい舞台には、この語り口が必要なのだと摺りこまれてしまいまして、後半はハマってました。 慣れって怖い(笑) |
No.59 | 10点 | いけお | 2007/10/10 12:10 |
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真犯人にあの犯行ができるのかが最大の疑問だったが、そんなことが関係なくなるくらいの驚愕の展開。整合性もある。
個人的にはこの人の文章はいける性質だが、いきなり出てきていきなり殺されるメルカトルはわけがわからなかった。 でもとにかく凄い。 |
No.58 | 2点 | くりからもんもん | 2007/10/02 20:09 |
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いや、普通にダメでしょ、これは。
タイトルのセンスが良いので、一点プラス。 |
No.57 | 8点 | ぷねうま | 2007/09/21 00:14 |
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どんな顔して書いたんだろ。一見計算して書かれてるように見えてド天然のキチガイが書いてたら面白いのになあと思っていたが次作を読んで払拭されてしまった。それでもやはりここまでやりきってくれるのはすごい。 |