皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 囁く逆婿 怪民研に於ける記録と推理 怪民研シリーズ |
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| 三津田信三 | 出版月: 2026年07月 | 平均: 5.25点 | 書評数: 4件 |
![]() KADOKAWA 2026年07月 |
| No.4 | 5点 | 文生 | 2026/09/15 09:11 |
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| 瞳星愛がまたしても因習村の婚礼儀式に参加して事件に巻き込まれるシリーズ第3弾。
今回は発端の事件が怖すぎて大いに期待したものの、その後は派手な展開もなく、尻すぼみな印象でした。 加えて、事件の真相もいま一つです。過去の不可能犯罪の謎に関しては完全に肩透かしですし、本作のメインとなるホワイダニットも個人的には期待外れでした。 あの動機ではただのサイコパスであり、狂気の犯行の裏に秘められた合理的な動機といった本格ミステリとしての魅力が満たされていません。この題材であれば、いっそサイコサスペンスとして深く掘り下げた方が、より面白くなったのではないでしょうか。 |
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| No.3 | 5点 | HORNET | 2026/09/14 20:42 |
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| 瞳星愛は、大学の先輩に、後輩である百古里民惠の頼みを聞いてほしいとお願いされる。そのお願いとは、民惠の実家の婚礼儀式に民惠の代理として出席してほしいというもの。ただでさえ面識のない同級生の代理なんて―と思う上に、その婚礼の儀式の内容を聞いてさらに驚愕する。それは、死んだ異母姉の婚礼という”霊婚”の儀式だった―
<ネタバレ> 瞳星愛が到着した儀式の場で、出席者全員が死んでおり、花婿役の真之輔に至っては生き人形の首に挿げ替えられた生首死体となっていた…まるで正史の「犬神家」を彷彿とさせる絵面にはそそられるものがあったが、真相は正直小粒な印象。いつものように、繰り出しては自ら否定、が繰り返される天弓馬人の推理。今回は「これも否定されて、さて次こそ…」と思っていたところでそれが真相だった。 ”動機の異常さ”が核だったのかもしれないが、こうした舞台設定の中ではそれが際立って異質にも見えず。 冷静に考えればこの長さで十分に面白いのだが、…三津田作品は購入した途端に表紙を眺め、ワクワクして…とかなり高い期待をため込んで読みに入ってしまうので。 |
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| No.2 | 6点 | kanamori | 2026/09/09 13:28 |
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| 無明大学3回生の瞳星愛は後輩の民恵の代理として、彼女の義姉の美々子の結婚式に出席することになった。ただ花嫁の美々子は亡くなっており、その儀式は彼女の恋人に模した生き人形を婿とした「霊婚儀礼」という旧家に伝わる妖しげな風習で、さらに1年前の美々子の雪密室での怪死事件について民恵から聞かされた愛は、怪民研の天弓馬人に相談するが、彼女の向かう奈良県の旧家・百古里家には想像を絶する恐怖と、戦慄すべき謎が待ち受けていた…………。
怪民研シリーズの3作目です。前作の”嫁首様”に続いて、今回は”逆婿様”が寿いでいます。このシリーズは、役割分担が明確になっており、前半から中盤のホラー体験は瞳星愛が担当で、刀城言耶の助手のわりには怪奇現象が苦手な天弓馬人が最後に登場して謎解きを行うパターンで、今作も同様です。 美世刀自を当主とする女系の百古里家の姻戚関係が、再婚・養子縁組みが絡んで複雑で大変ですが、愛が式場である屋敷の離れに到着時に即、その辺の問題は一掃されます。 生首を抱える首なし死体など今回もホラー要素は強烈ですが、多くの死体が出てくる割には、事件自体は意外と単純に思えました。それを無理やりグダグダした展開にしていて、結末の付け方もムヤムヤしており、その辺は評価が分かれそうです。 |
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| No.1 | 5点 | mozart | 2026/08/20 10:35 |
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| 前作・前々作と(この順に)読んで瞳星愛と天弓馬人のキャラや(結末は分かっているけど)二人の関係性が気に入ったので本作も期待して読んだのですが、途中の怪異現象(?)のホラー感がイマイチだったのと、最後に明らかにされる犯行の動機がやや脱力系だったのでちょっと肩透かしだったかな。多重推理も無理矢理感があったし。
念のため巻頭の「主な登場人物」に記載された「百古里家の人々」についてその家系図を描いてから読み始めましたが各人の名前の読みがわりと普通だったのですんなり頭に入りました。 あとがきによると「怖くて謎めいた魅力的なお話」は今後も書いてくれそうなので是非とも刀城言耶シリーズも書き続けてもらいたいところです。 |
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