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[ その他 ] ポー詩集 |
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エドガー・アラン・ポー | 出版月: 1956年11月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
新潮社 1956年11月 |
No.1 | 5点 | みりん | 2024/09/24 00:34 |
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短編『ライジーア』からポーの詩集に興味を持って読んだ。リズムや旋律、韻が大事な詩を翻訳版で読んで、果たして意味があるのか?それは知らん。
『大鴉』は詩人ポーが名声を得た出世作。愛するレノアを失った男はただの鴉を見るだけでも激情に駆られる。亡くなってしまった人はネバーモア(またとない)ゆえに正気ではいられない。うむ、こんな単純な解釈しかできん(^^;) 詩の内容がかろうじて理解できなくもないのは、私からするとこの『大鴉』と『アナベル・リイ』と『黄金卿』あたりか。 ポーは母親や義母、従姉妹の妻など、愛する女性達に尽く先立たれているそうです。その暗澹たる人生のためか、女性に関する詩は神秘的な美しさの陰で底知れぬ寂寥感を伴う詩ばかりですね。愛する女性の死を詠うポーの哀愁と憂鬱を感じ取れたらひとまずは良いのかな。 |