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ミステリの祭典

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VOLKSさんの登録情報
平均点:6.75点 書評数:351件

プロフィール| 書評

No.131 8点 陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎
(2008/03/04 16:14登録)
単純に面白かったのと、登場人物達が魅力的。
ミステリィの括りに入るかどうかは疑問だが、読み物としては笑いどころ満載で楽しめた。
映画も観ようか、という気になった。


No.130 6点 神のロジック 人間のマジック
西澤保彦
(2008/03/01 23:31登録)
ミステリィとしての評価は難しいものの、読み物として十分に楽しめた。
とりあえず、最初の設定云々がカギ。


No.129 7点 孤島パズル
有栖川有栖
(2008/02/25 10:42登録)
個人的には前作「月光」よりも楽しめた。
探偵・江神氏の魅力も、こちらの作品で更に磨かれている。
ラストは悲しかったですね・・・


No.128 7点 ヨギ ガンジーの妖術
泡坂妻夫
(2008/02/25 10:33登録)
かなりフシギーな感じの主人公達だが、そこがまた個人的に好き。子供だましのトリックと目から鱗の推理と、その双方を楽しめた。


No.127 8点 いちばん初めにあった海
加納朋子
(2008/02/25 10:21登録)
すぅっ・・・と心に沁み入る文章で綴られているので、素直な気持ちで読むことが出来、読後感も良い。
2編ともいい話だと感じた。


No.126 8点 殺しへの招待
天藤真
(2008/02/24 21:56登録)
かなり昔の作品なので若干古さを感じるものの、十分楽しめる作品だった。真相が何度もひっくり返されたため最後まで飽きずに一気に読めた。
が、第3部は、同じくいらなかったような・・・その分-1点。


No.125 9点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
泡坂妻夫
(2008/02/24 14:33登録)
ラスト3頁までたどり着き、その「からくり」を目の当たりにした時、思わず声が出た。
スゴイ!
遊び心満載の作者、天晴れ。


No.124 7点 人形はこたつで推理する
我孫子武丸
(2008/02/19 22:29登録)
推理もさることながら、キャラクターの魅力も大きい作品。


No.123 8点 死体を買う男
歌野晶午
(2008/02/19 22:26登録)
作中作も面白く、現代と過去を行き来する感覚も楽しめて良かった。ラストの真相にも驚かされて、最後まで一気に読めた。
読み終えてからタイトルについて暫く考えてみたが・・・解りませんねぇ(笑)


No.122 6点 死者は黄泉が得る
西澤保彦
(2008/02/19 22:18登録)
ちょっと笑えるエッセンスの入った西澤作品が好きなので、個人的にこの作品はもう1つ。展開は見事だが、結末はやや理解しづらいか・・・。


No.121 5点 わが師はサタン
天藤真
(2008/02/09 19:52登録)
登場人物達の行動には共感出来ず。謎解き部分でももう1つ理解出来ない部分が多く、後味もスッキリしなかったのが残念。


No.120 7点 皆殺しパーティ
天藤真
(2008/02/09 16:48登録)
主人公の周囲の人物が次々と死んでいく。
誰が?何故?と、考える暇もなく次々と起こる事件に、読む手が止まらなかった。が、氏の作品にしてはもう1つ魅力が感じられないのは、主人公の人柄故か。


No.119 8点 ガラスの麒麟
加納朋子
(2008/02/09 16:44登録)
加納朋子という作家の人柄が現れているような気がした。
ショッキングな事件も織り込まれているものの、全体的に心穏やかで、たおやかな文章。そのわりにしっかりとミステリィの要素も組み込まれていて、見事。


No.118 5点 凍える島
近藤史恵
(2008/02/06 01:00登録)
どなたかの書評にもありますが、無人島・連続殺人・・・という設定は綾辻作品を思い起こした。が、文章の作り方は全く異なり、個人的にはあまり読みやすくなかった。
殺人に至る経緯、また登場人物たちには魅力が感じられず、その為か読後感も良いとは言えなかった。


No.117 5点 依存
西澤保彦
(2008/02/06 00:52登録)
いつものメンバー+αで、小さな出来事や事件、想い出をこねくりまわすいつもの談義は面白かった。が、それと平行してタックとタカチによって語られ明らかになる、タックの幼少期からの真実に引き込まれなかった。簡単に言ってしまえば、メインがあまり面白くなかった、ということだろうか。


No.116 6点 運命交響曲殺人事件
由良三郎
(2008/01/30 23:55登録)
はじめて氏の作品を読んだ。
真面目なミステリィというか、セオリー通りというか、ちょっと古めかしいというか・・・そんな感じがしたが、音楽知識トリックというところに興味が持てた。
犯人の動機に関しては、なんともやるせない。


No.115 9点 点と線
松本清張
(2008/01/30 22:33登録)
初めて松本清張の作品を読んだ時は中学生だった。それまで探偵小説・ミステリィと言えば、横溝正史か江戸川乱歩で、それは本当に「探偵」が出てくる「探偵小説」だった。この作品によって松本清張という作家に出逢い「刑事が地道に事件を解決する」という抑揚を抑えたミステリィを知った。緻密な計画・時刻表のトリックは、派手さこそないが当時はじめて出逢った犯人だったので印象深い。


No.114 9点 悪魔が来りて笛を吹く
横溝正史
(2008/01/30 22:08登録)
2つの事件を絡ませることによって犯人は登場人物達の目を上手く誘導、そして犯人は見事にその本懐を遂げる。
悲しい宿命を背負ってしまった犯人だけに、せめて殺めたい人を全て殺めたうえでの覚悟の自殺で良かったのかもしれない・・・と、つい犯人に同情。
調べてみると、沖雅也が三島役を演じている作品(毎日放送・1977年6月から7月・全5回放送)が、DVD化されているらしい。是非、観てみたい。


No.113 6点 Rommy
歌野晶午
(2008/01/30 16:57登録)
Rommyは魅力的に描かれているが、構成がどうも個人的に肌に合わなかったようで、作品にのめり込む前にラストを迎えていた。読後感の切なさも、どうもしっくりこなかったのが残念。


No.112 10点 犬神家の一族
横溝正史
(2008/01/30 11:45登録)
旧家の柵、妬みなど、どろどろ感がたっぷり。また、殺された被害者が晒し者のような格好で発見される場面など、恐ろしいと感じつつも読む手を止められない。
横溝作品の中では八つ墓村に続いて多く映像化されているらしいが、凄惨な殺害現場や助清が仮面を脱ぐシーンなど、ビジュアル的なインパクトが大きいという点で頷ける。

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