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ミステリの祭典

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陽気なギャングが地球を回す
陽気なギャングシリーズ

作家 伊坂幸太郎
出版日2003年02月
平均点6.85点
書評数33人

No.33 5点 バード
(2019/06/12 10:51登録)
正直微妙だったなぁ・・・。小説より映画で見た方が楽しめる作品かも。
のめり込めなかった理由として、とりあえず3つ思いついたので書いておく。(理由1が最も重要かと思う。)

1 一部以外キャラが薄い
濃い : 響野、久遠、祥子、田中、警官マニア
薄い : その他
ですね。
成瀬と雪子が薄っぺらいなあと。この二人は舞台装置でしかなかったという印象(特に成瀬)。特殊能力はキャラの魅力じゃなくてあくまで設定なのよね。

2 ストーリーが悪い意味でライブ感あり
作中で偶然に関する話題があったけど、フィクションの世界はもう少し合理的に動いてほしいなあと(現実と違うのだから)。四人組にとって都合のいいように転がりすぎな気がする。

3 ちょいちょい癇にさわる言い回しがある
これは大分言いがかりだし、こういのが好きな人も多いと思うけど、なんかセンスの押し売りを一部の文から感じた。(特に広辞苑の引用みたいなの。あれいる?)

No.32 5点 人並由真
(2017/07/24 14:44登録)
(ネタバレなし)

器用で才能のある作家が読者を饗応させるエンターテイメント。
読んでるあいだは面白かったけど、伏線の回収の手際良さもふくめて、ああ優等生の作品だなという印象で引っかかる部分が少ない。

No.31 6点 makomako
(2016/01/24 19:27登録)
 初めのうちは変な人間が出てきて、あり得ないお話に付き合わされそうでちょっとどうかなとも思いましたが、途中から物語は思いがけない展開となりそれなりに楽しめました。
 作者は才能があるように思いますし、本来はもっと楽しめそうな感じなのですが、私の感覚にどこか受け入れにくいところがあるようでした。
 次作を読む気は今のところしません。

No.30 7点 ayulifeman
(2014/09/12 19:13登録)
再読。
「とんでもなくおもしろーい」ってイメージだけありましたが、
読み返してみるとこの後の作品のほうが「いい!」ってものがありますね。
それでも「かなりおもしろーい」と思いました。
伊坂さん好きです。

No.29 7点 こう
(2012/11/19 00:19登録)
 伊坂幸太郎を今更ながら今年読み始めたのですがこういう痛快エンターテインメント小説はいいですね。キャラクターの絡みも好き嫌いはあるでしょうが私は好きです。

No.28 6点 まさむね
(2012/09/21 21:33登録)
 伊坂作品で初めて映画化された作品。展開もスピーディーだし,爽快感もあるし,確かに映像向きですね。
 全体的に伊坂ワールド全開です。「はいはい,ココ伏線ですよ~」ってな具合に分かり易すぎる面もあるのですが,とにかくサクサク読み進めるべし。エンタメ小説として結構楽しめると思いますね。

No.27 5点 simo10
(2012/06/19 20:50登録)
程度の差は激しいが、特殊能力を持つ銀行強盗四人組が主人公のお話。
伊坂氏の作品なので悪人が登場しますが、それは主人公達ではなく悪い銀行強盗達です。つまり良い銀行強盗(主人公達)VS悪い銀行強盗という図式になります。
まあこんな設定なのでミステリ要素は全くありませんでしたが、割り切って楽しく読めました。
これだけ妙な設定の登場人物達なので伊坂作品特有のセリフも気にならず、むしろマッチしていたと思います。
悪人は登場しますがタイトル通りライトな展開で、安心して読めました。続編も読もうと思います。
ちなみに響野が島田氏の御手洗潔に似ていると思いました。
また、ミシェル・ペトルチアーニの評価には全く同感です。

No.26 9点 NAP
(2012/02/13 17:13登録)
伊坂さんの作品は悪いことしてる人もとにかく魅力的で、ところどころ笑えて、後味がいいです。読んだことない人は読みやすい一冊だと思います。

No.25 6点 E-BANKER
(2011/12/11 21:34登録)
「オーデュポンの祈り」、「ラッシュライフ」に続く作者の第3長編。
映画化され、続編も発表されたいわゆる「出世作」という位置づけの作品。

~嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持った女。この4人の天才(?)たちは百発百中の銀行強盗だった・・・はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ。奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。ハイテンポな都会派サスペンス~

さすがに大衆受けはしそうだけど、他の作品よりは若干落ちるかなという読後感。
いつもなら、まさに「伊坂ワールド」とでも言うべき特殊設定下で、作者の気の利いた「台詞まわし」に翻弄されながら、次々とページを捲らされていく・・・という結果になるのだが、今回はそれほどでもなかった。
確かに、銀行強盗の4人は常人にはない「特殊能力」を持っているわけで、そういう意味ではいつもどおりなのだが、プロットそのものは特に「ブッ飛んでる」感はなく、ややノーマルなもの。
終盤~ラストも、ちょっと盛り上がりに欠けるように思えた。

本作は、サントリーミステリー大賞への応募作「悪党たちが目にしみる」を下敷きに「手を入れた」作品であり、その辺りがやや影響しているのかも?
ただ、エンタメ小説としては十分に及第点の出来だと思いますので、まぁ誰が読んでも一応の満足感は得られるかと・・・
(本作の舞台はいつもの仙台ではなく「横浜」なのが珍しい。まぁどうでもいいけど。)

No.24 6点 haruka
(2011/04/24 23:54登録)
これだけ主人公たちのキャラが立っているのだから、もっと手強い敵が現れれば、さらに面白くなった気がする。

No.23 7点 ムラ
(2011/01/02 13:14登録)
エンターテイメント性もよく、どのキャラもそれぞれ好きになれる魅力がありました。序盤の伏線を後半で回収するプロットもよかったですし、文章も読みやすかったです。
ところどころ笑える所が散りばめられているのも面白かったですね。

No.22 8点 E
(2010/03/06 14:25登録)
四人のキャラクターが活きて面白かったです。
続編も読んでみよう・・次はどんな活劇なのか気になります!

No.21 7点 ZAto
(2009/11/02 22:48登録)
本来なら雄弁家の饗野のキャラクターに、それなりの時代性(社会性)を盛り込むことも可能だったのでないかと思うのだが、雄弁に薀蓄を傾ければ傾けるほど饒舌ぶりがボケとなって笑いを誘い、読み手を和ませてしまうあたりに本書が受け入れられる「時代」というものがあるのだろう。

No.20 6点 isurrender
(2009/07/22 02:21登録)
エンターテイメントに力を入れた作品ですね
登場人物の個性もさらに極端ですし

No.19 5点 江守森江
(2009/05/22 13:35登録)
映像化が前提にあるような作品の為か見え見えの伏線なので展開から結末まで読み切れてしまって残念だった。
キャラ設定とテンポよく読みやすいのは好印象。

No.18 8点 だい様
(2009/03/04 13:41登録)
陽気なギャングシリーズ第1弾

テンポが良く、響野を中心とした会話の掛け合いが非常に面白い。
また蘊蓄が自分好みでかなり楽しめました。

No.17 7点 ちぃ
(2009/03/02 22:29登録)
読み物として普通に楽しめた☆
ミステリーにはいるのかどうかは別として、単純にキャラが好みでした(笑)

No.16 5点 深夜
(2008/07/01 22:42登録)
登場人物たちの会話が脱線しすぎで、テンポが悪い。まあそこが魅力なんだろうけど個人的には合わなかった。ラストの展開は良かっただけに中盤だれたのが残念。

No.15 8点 VOLKS
(2008/03/04 16:14登録)
単純に面白かったのと、登場人物達が魅力的。
ミステリィの括りに入るかどうかは疑問だが、読み物としては笑いどころ満載で楽しめた。
映画も観ようか、という気になった。

No.14 6点 itokin
(2008/01/14 10:51登録)
軽くてさらっと読めた感じ、まあ楽しめた。物語の展開にもう一ひねりほしかった。

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