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ミステリの祭典

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Tetchyさんの登録情報
平均点:6.73点 書評数:1639件

プロフィール| 書評

No.39 9点 空飛ぶ馬
北村薫
(2005/07/26 21:58登録)
ミステリをあまり読んでいない人に「何か面白い本、ない?」って訊かれるとこの本をまず勧めます。そんな本ですね。
読んだ当初、一番びっくりしたのはやはり作者が男だったっていう事。これが一番のどんでん返しだった。


No.38 3点 丹波家の殺人
折原一
(2005/07/16 23:29登録)
内容は2時間サスペンスドラマの域を越えない陳腐なもの。
犯人、というか事件の黒幕的存在も途中で判ったし、それも戦慄を憶えさせるような余韻を残す内容ではない。
どんでん返しがどんでん返しになっておらず、ミステリに日頃触れない人たちならばある程度満足できたであろう内容だ。


No.37 3点 「白鳥」の殺人
折原一
(2005/07/16 23:26登録)
典型的なノベルス・ミステリで火曜サスペンス劇場もしくは土曜ワイド劇場、金曜エンタテインメントの2時間ドラマの題材に使われる類いの作品。
暇つぶしに読むには最適。


No.36 6点 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記
折原一
(2005/07/16 23:24登録)
管理人の苗字の仕掛や最初の登場人物の名前のアナグラムにも甘いところがあり、思い通りの結末に収まったというのが正直な感想。


No.35 6点 鬼面村の殺人
折原一
(2005/07/16 23:22登録)
黄金時代本格へのオマージュですな。『七つの棺』で登場した黒星警部が主人公の長編作。私個人としてはあまりこの警部に魅力を感じません。
最後の最後にあんな真相を用意していたのはなかなかよかった。
しかし黒星警部の見た「そのものずばり」って一体・・・。


No.34 5点 七つの棺
折原一
(2005/07/16 23:19登録)
作品としては使い古されたトリックの応用編みたいなもので新規さは感じられないが、水準を保った安心作ではある。


No.33 7点 倒錯のロンド
折原一
(2005/07/16 23:15登録)
この作品は是非乱歩賞受賞させたかったですなぁ。
恐らく受賞されたら末代まで語られるほどの作品になったでしょうから。
洒落っ気というのはやっぱ必要でしょう。
そのせいで最後のトリックが宙に浮いてしまい、いわば作品としては未完成なのだから。


No.32 5点 倒錯の死角−201号室の女−
折原一
(2005/07/16 23:10登録)
このシリーズの特色は結局登場人物皆が狂気の底にどっぷり浸かってしまう不気味さにある。
その狂気が故に引き起こる事の真相を受け入れるか否かで折原作品の是非が決まるのだ。私の評価としてはどちらかと云えば非に傾いた中立の位置である。
やっぱりどうにも母親がいくら若く見えるからといって娘に見えるかってところがどうしても引っかかる。
今までの人生でそんな女性に逢った事がない。
文体のねちっこさは作者らしくてよかったが。


No.31 6点 灰夜 新宿鮫VII
大沢在昌
(2005/07/10 01:34登録)
公安がらみの事件になるとどうも私は思考が停止してしまうきらいがあるようで、本作も作者が意図した疾走感がその部分になるとノッキングを起こしてしましました。
ただタイトルは正にこれしかないという感じでしたね。


No.30 10点 風化水脈 新宿鮫VIII
大沢在昌
(2005/07/10 01:31登録)
新宿鮫シリーズの到達点というべき作品です。
『屍蘭』では物語の静かさが仇になった感がありましたが、これは逆に成熟したワインのような芳醇感をもたらしました。
読書の愉悦を心ゆくまで味わった次第です。


No.29 7点 氷舞 新宿鮫VI
大沢在昌
(2005/07/10 01:27登録)
鮫島の弱さが滲み出た作品ですね。
シリーズも6作目となり、作者も手練手管を駆使して読者を愉しませようと意図してますが、私としてはそれがために事件を複雑にしすぎたという印象が強く、理解するのに結構頭を使い、読書中、何度も立ち止まることが多かったです(単に私の頭が悪いだけなのかもしれませんが)。
女に惑わされる鮫島は正直見たくない姿でした。


No.28 5点 炎蛹 新宿鮫V
大沢在昌
(2005/07/10 01:23登録)
シリーズ中、最も印象に残っていないのがこの作品です。
世評では今回パートナーを組む甲屋の造形が見事とされてますが、私はストーリーの進行を妨げる狂言回しとしか思えませんでした。
日本が飢餓状態に陥るという今までにない大きなスケールの設定でしたが、どうも好きになれません。


No.27 9点 無間人形 新宿鮫IV
大沢在昌
(2005/07/10 01:20登録)
これは結構好きです。
直木賞受賞は全く関係なく、晶を事件に巻き込み窮地に陥れたテクニックを買います。
シリーズキャラクターで恐らく愛読者が晶に親近感を持っている段階でのこの仕掛けに作者としての力量を素直に感じました。
悪役の兄弟もキャラクターが立ってました。


No.26 6点 屍蘭 新宿鮫III
大沢在昌
(2005/07/10 01:14登録)
第1,2作が「動」ならばこちらは「静」といった感じの作品でした。
確かに鮫島の刑事生命の進退を賭けたタイムリミットサスペンス要素もありますが、恐らくこれはあまりに静か過ぎる物語に作者が危惧して持ち込んだ設定のような違和感があります。
小説としての水準はクリアしていると思いますが『毒猿』を読んだ後では厳しいものがありますね。


No.25 10点 毒猿 新宿鮫II
大沢在昌
(2005/07/10 01:10登録)
通常好評をもって迎えられたシリーズの2作目というものは「〜のジンクス」という方程式めいた呪縛があってエネルギーが失速するのですが、これは逆にジェットエンジンを搭載したかのような加速をもたらしました。
素直に作者の剛腕に恐れ入った次第です。
自信を持って他人に薦められる1冊ですね。


No.24 9点 新宿鮫
大沢在昌
(2005/07/10 01:07登録)
警察小説の金字塔といっても過言ではないでしょう。
登場人物、舞台設定、事件など全てにおいて周到に練られているなぁと思いました。
文体は海外作品のハードボイルドと違い、意外にあっさりしているのが印象的でした。


No.23 6点 死体を買う男
歌野晶午
(2005/07/06 21:22登録)
当時、あの佐野洋氏が高く評価した1作。
しかしそれほどの物とは思いませんでした。
乱歩に親しんだ方々にはノスタルジイ感じるところがあるのでしょうが、私もかつての乱歩作読者なのですが、雰囲気は愉しめるものの、内容にインパクトをあまり感じませんでした。
ついでに僕もタイトルの意味、解りませ〜ん。


No.22 5点 ガラス張りの誘拐
歌野晶午
(2005/07/06 21:17登録)
これって師匠島田荘司の傑作『網走発遥かなり』へのオマージュでしょ?
しかしこれは作家としての力量の違いを見せつけられる結果になっちゃいましたね。
確かにすっと読める分、全く印象に残らないッス。


No.21 8点 動く家の殺人
歌野晶午
(2005/07/06 21:14登録)
私にとってこの本はミステリ云々というよりも洋楽好きの心をくすぐる内容で評価しているようなものです。
劇団「マスターストローク」はQueenの歌の題名からだし(しかもマイナーな歌なのがすごい)、The Policeの“Every Breath You Take”を評価しているだけでもう作者と握手したくなりました(書評ぢゃないね、これ)。


No.20 5点 白い家の殺人
歌野晶午
(2005/07/06 21:05登録)
実にオーソドックスな本格だったという印象が残ってます。
しかし第1作が「長い家」でこれがトリックに有機的に関わっていたのに対し、今回の「白い家」がトリックに関与していないのが気になりました。

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