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ミステリの祭典

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ドクター7さんの登録情報
平均点:6.54点 書評数:54件

プロフィール| 書評

No.34 9点 沈黙の教室
折原一
(2002/03/29 19:55登録)
頭のなかで謎がぐるぐる回る。教室にばらまかれる「恐怖新聞」など、読者を引っ張る趣向もいっぱいで、物語の進め方が巧み。どんどん読んでしまいました。ただエンディングはすっきりしなかったです。


No.33 6点 さらわれたい女
歌野晶午
(2002/03/29 19:55登録)
誘拐のシナリオはなかなか面白いと思いました。
全体的に好印象なのですが、悪くいうと軽い(そこが良いところなのかも)。終わりも含めて、つじつま合わせな部分が気になりました。でも良心的な作品だと思います。


No.32 6点 球形の季節
恩田陸
(2002/03/29 19:55登録)
街に広がる噂の謎を追うミステリな部分から、超自然的
な話へと。そこが好みの分かれるところかもしれませんが。最後はすこし消化不良ぎみ。これはこれでいいのかな。


No.31 8点 美濃牛
殊能将之
(2001/12/24 11:51登録)
2作目だけに、どうなんだろうと思って読みましたが良かったです。発想がユニークだし、登場人物もいい(特に石動は好み)。音楽うんぬんはよく分からなかったけど、俳句はけっこう楽しめました。トリックはそれほどとは思いませんでしたが、中身はクドくもなく、軽すぎもせず、ちょうどよかったです。
陣一郎は○○にしては会話内容がちょっと変、と思っていたら伏線だった……。


No.30 2点 龍臥亭事件
島田荘司
(2001/11/19 18:10登録)
島田さんの作品は好みでしたが、これは最悪に近かったです。冗長で、描写はクドイし、話も遅々として進まないので読んでて苦痛でした。トリックはただ陳腐。御手洗も出てこない。私には、何が言いたいのかまったく理解できませんでした。


No.29 4点 探偵映画
我孫子武丸
(2001/11/19 18:10登録)
きびしい言い方をすれば期待ハズレ。アイデアは面白いと思いますが、根本的に破綻していると思います。会話が不自然で、映画うんぬんに関する文章は(好みの分かれるところかもしれませんが)好きになれませんでした。頭のなかで作った物語の範疇を出ていない感じです。


No.28 10点 模倣犯
宮部みゆき
(2001/11/19 18:09登録)
上巻はゆっくりと、下巻は一気に読みました。たしかに愉快なテーマではないですが、これだけの内容をここまで書けるのはすごいことだと思います。エンターテイメントとして、後半あたりから都合の良い展開がありますが、けして作品の質を落としてはいないと思います。なによりも読んでいていろんなことを感じ、考えさせられました。絶対に一読の価値がある作品だと思います。


No.27 7点 ふたたび赤い悪夢
法月綸太郎
(2001/11/01 21:32登録)
前作『頼子のために』がどうにも許せなかっただけに、この作品はその問題にひとつの形を示していて良かったと思います。登場人物もいいですし。ただトリック等にはすこし不満あり。実は○○が○○であった、みたいな安易な展開はやはりしらけてしまいます。


No.26 7点 魔球
東野圭吾
(2001/09/27 21:40登録)
少年の成長がうまく描かれてると思います。読後感がすばらしいです。
「あれは魔球だったのか?」という謎も興味を引きますし、エンディングもいいです。


No.25 8点 学生街の殺人
東野圭吾
(2001/09/27 21:40登録)
トリックも、文章も、登場人物も、プロットもしっかりしていて読みやすかったです。
学生街という限定されたストーリーなのですが、狭さは感じられませんでした。
東野さんらしい遊びもあり、テクニックも効いてて、想像以上の出来でした。


No.24 7点 R.P.G.
宮部みゆき
(2001/09/24 20:46登録)
本の後ろにも書いてありますが、舞台劇みたいな作りなので動きが少ないです。
そのぶん練られたアイデアを楽しめましたが、多少無理もあり、どこか非現実的な感じがしました。こういう犯人の動機は珍しいかもと思います。


No.23 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2001/09/24 20:44登録)
かなり昔に読みましたが、とても驚いた記憶があります。
個人的には好印象な作品です。


No.22 7点 白夜行
東野圭吾
(2001/08/16 17:42登録)
話題作だったので、かなり期待して読みました。
とてもスケールの大きな物語で、こういう手法もあるのだなと感心はしましたが、
驚きとか感動とか、心に訴えるものはあまりなかったです(読後感もあまり良くない)
東野さんの「あの頃ぼくらはアホでした」を読むと、この作品の背景にあるものがなんとなく感じられて面白かったです。


No.21 5点 夏のレプリカ
森博嗣
(2001/08/16 17:42登録)
個人的には、家で「お父さま〜」とか言ってる上流階級な人々や、盲目で美青年詩人というような登場人物には(生理的に)どうも馴染めませんでした。


No.20 4点 霧越邸殺人事件
綾辻行人
(2001/08/16 17:41登録)
私も「なんでこの作品がそんなに評価が高いのかよくわからない」という感想です。
アイデアはいいと思うのですが、もうちょっとどうにかできなかったのでしょうか。


No.19 9点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2001/08/16 17:41登録)
分厚くて、最初はなかなか事件がおきないし、いったいどうなることかと思いましたが、それでも面白かったのでOKです。あのオチは難しいですね。私は好きですけど。


No.18 8点 蒲生邸事件
宮部みゆき
(2001/08/02 19:34登録)
SF的なミステリ。死の謎、タイムトラベラの謎、パラドクスなど盛り沢山。
途中ダレる部分もありましたが、ラスト30ページは読ませてくれます。


No.17 7点 封印再度
森博嗣
(2001/08/02 19:33登録)
面白いアイデアでした。箱と壷。タイトルにも遊び心がありますし。
それ以外はメインキャラの生活ぶりといった感じで、それだけで読ませるのは少々ツライ気もします。でもシリーズのなかでは好きな作品です。


No.16 5点 詩的私的ジャック
森博嗣
(2001/08/02 19:33登録)
マンネリでも、トリックが?でも、面白ければそれなりに許せるのですが……。
犯人はこれでいいのか疑問(こういう書き方はありなのだろうか)。音楽とミステリはあまり相性がよくない気がしました。


No.15 7点 パーフェクト・ブルー
宮部みゆき
(2001/07/27 22:47登録)
犬の視点で描かれた、ほのぼのとした物語なのですが、
途中からシリアスな面も覗かせたりして、グイっと読ませてくれます。
キャラクターがいいですし、プロットもおおむねOK。ただ、詰め込みすぎというか、終盤でドタバタしているのが気になりました。

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