| パメルさんの登録情報 | |
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| 平均点:6.11点 | 書評数:746件 |
| No.106 | 6点 | 殺しの双曲線 西村京太郎 |
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(2016/10/07 12:47登録) 東京での連続強盗事件と東北の雪に閉ざされた山荘での殺人事件が交互に語られていく 双生児のトリックを使うと明言している点とこの事件がどのように繋がっているのかと 興味をそそられる テンポが良くリーダビリティが高い点は評価できる ただ緊迫感が足りないし動機も今一つ |
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| No.105 | 7点 | 幻の女 ウィリアム・アイリッシュ |
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(2016/10/02 12:08登録) 死刑宣告された主人公がアリバイを証明するために一夜限りの食事を一緒に した「幻の女」を探し出し刑の執行までに無実を証明出来るかという タイムリミットサスペンス 全体的に緊迫感に包まれている点やスリリングな展開そして当時のニューヨークの雰囲気が目に浮かぶように描かれていて好印象 ただ見ているはずの多数の人物が誰も見ていないと証言する真相が強引さを感じる |
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| No.104 | 6点 | ウォッチメイカー ジェフリー・ディーヴァー |
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(2016/09/26 01:17登録) 犯行現場に置時計を残すウォッチメイカーと名乗る連続殺人者 また会計士自殺偽装事件 この二つの事件がどこかで繋がっていると思いながら読み進めていく どんでん返しが連続する終盤は前半部分に後半に繋がる多くの伏線が あったことが分かるにしても無理がある展開 どんでん返しが多すぎて焦点がぼやけてしまった感がある エンターテイメントとしては楽しめます |
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| No.103 | 6点 | 影の車 松本清張 |
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(2016/09/21 13:33登録) 七編からなる短編集 悪くは無いのだが作者の良さが出ているかといえば疑問が残る 得意の社会の暗部を抉るとかドロドロとした愛憎で緊迫感や駆け引きで 引きずり込んでほしかった トリックで驚かせようとかフーダニット・ハウダニットで楽しませるとかの 作品では無いのだからこの点が弱いと魅力が半減してしまう |
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| No.102 | 6点 | 殺人者志願 岡嶋二人 |
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(2016/09/18 11:37登録) 返すあてのない借金に切羽詰まり殺人を請け負う夫婦 密室殺人を企てるのだが土壇場で躊躇してしまう 証拠隠滅のために現場に戻ると考えられない光景が・・・ 奇怪な罠が次々と仕掛けられている 斬新な構成と型破りなユニークな展開 夫婦の軽妙な会話も楽しい サスペンスとしてはおとなしめ |
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| No.101 | 5点 | 私が彼を殺した 東野圭吾 |
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(2016/09/09 10:51登録) フーダニットに特化した作品で物語自体に面白みは感じられない 「犯人は誰だろう」と推理しながら読み進めることに一番の魅力を感じる方にはオススメ 物語の雰囲気や世界観・スリルなどを味わいたい方には物足りなさを感じるでしょう |
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| No.100 | 9点 | 霧に溶ける 笹沢左保 |
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(2016/09/05 11:16登録) 量産型作家として敬遠されがちな作者だがこれは傑作 ミスコンを巡って続発する怪事件 さまざまなトリックが詰め込まれ周到に張られた伏線から導かれる真相 絡みに絡み合った人間関係の構図が明らかになっていく フーダニット・ハウダニット共に十分に楽しめる贅沢な作品 最後のオチもいい味出している |
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| No.99 | 8点 | 眼の壁 松本清張 |
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(2016/09/02 12:21登録) 実際にあった事件を元に描かれたのではないかと思わせるようなリアリティさがあり 引き込まれていく 主人公は背後にある悪の組織に危険を感じながら友人の新聞記者と共に詐欺の首謀者を追う 物語は東京・名古屋・美濃路へと急転していく 巧みな心理描写が冴えるサスペンスでリーダビリティも高くスラスラ読める 個人情報がダダ漏れしている点が現代では通用しないが古臭さは感じさせない 社会派小説が好きな方は是非読んで頂きたい一冊 |
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| No.98 | 6点 | キングを探せ 法月綸太郎 |
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(2016/08/29 19:05登録) 今まで繋がりの無かった者同士がある場所で出会い四重交換殺人を目論む ネット上での闇サイトで出会うなら理解できるが「よくぞこんな場所で」というツッコミどころはある 導入部は倒叙形式でサスペンスタッチで描かれている 次々と起こる不測の事態に探偵役と犯人共々翻弄されていくところが読みどころ 騙し合いのコンゲーム要素も楽しめる 良く出来ているが地味な印象は否めない |
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| No.97 | 4点 | 三度目ならばABC 岡嶋二人 |
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(2016/08/26 18:12登録) 七編からなる短編集 テレビの下請け制作として事件の再現ドラマを請け負っている 真相を追求するため推理合戦をするデコボココンビ このデコボココンビの軽くてウザイ会話とノリがどうも肌に合わなかった トリックも全体的に今一つで緊迫感は皆無に近い |
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| No.96 | 9点 | 時計館の殺人 綾辻行人 |
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(2016/08/24 11:35登録) ミステリに注ぎ込もうとする作者の美意識そして目指している世界観の構築が 高いレベルで描かれている作品 フーダニットとしてもホワイダニットとしても十分楽しめる メイントリックも壮大且つ独創的で素晴らしい |
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| No.95 | 6点 | 迷路館の殺人 綾辻行人 |
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(2016/08/11 15:32登録) 作中作を組み込んだミステリ 多額な遺産をめぐり執筆合戦が繰り広げられる中殺人事件がおきる 周到な企みと徹底的な遊び心が溢れている 二重三重に仕掛けられたトリックは切れ味がある ただ最後の真相で名前でミスディレクションしている点は不満 あの人物を●かもしれないと思う人はまずいないでしょう |
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| No.94 | 4点 | どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 |
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(2016/08/04 12:52登録) 登場人物を可能な限り排除し推理の過程を楽しむコンパクトにまとめられた作品 解決に必要な手掛かりはすべて示してあるので 「読者のみなさん解いてみてください」 そんな挑戦状を叩き付けられたような究極のフーダニット 試みとしては面白いと思うが利き腕から考えて●●の方が怪しいという程度で犯人を 特定するというのは納得できない |
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| No.93 | 7点 | 水車館の殺人 綾辻行人 |
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(2016/08/01 14:53登録) ゴムの仮面に白い布手袋・車椅子といういかにも怪しげな館の主人に 歳のかなり離れた幼妻そして不気味な執事 幻想的な雰囲気を漂わせながら物語は進んでいく 主人の特徴からあれがああなってこれがこうなってと考えていけば 真相を推理するのはさほど難しくはないと思う 最後に一成の遺作が発見されその片隅に描かれていたものは・・・ こういう終わり方好きです |
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| No.92 | 3点 | ラバー・ソウル 井上夢人 |
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(2016/07/27 12:56登録) 「ミステリー史上に残る衝撃だ」という帯に完全に騙された 以前読んだ「ダレカガナカニイル・・・」「オルファクトグラム」が自分に合っていたために期待していたのだが酷い内容だった 事件の経過と同時に関係者の警察での取り調べに対する供述が延々と続いている構成で 途中で飽き飽きしてくる 愛情を歪んだかたちでしか表現できなかった男と性悪女の物語 しかしよくぞそこまで嘘の涙が流せるもんだ 読後感は非常に悪い |
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| No.91 | 7点 | 星降り山荘の殺人 倉知淳 |
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(2016/07/19 16:49登録) 登場人物が皆個性的なキャラクターで楽しめる 各章の初めに注意書き(ヒント)を提示している これ自体がミスディレクションになっている ●●●が誰なのかを誤認させるトリックは見事に騙された アンフェアだと言う人もいるみたいだがこれはフェアでしょう ただ犯人の最後の豹変ぶりは必要無いと思うし動機も今一つ |
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| No.90 | 5点 | 連続殺人鬼 カエル男 中山七里 |
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(2016/07/14 01:10登録) サイコサスペンス 登場人物が少ない事もありあの人物が最初に疑われて 犯人はあの人物だろうと予想しながら読んでいったらその通りだった 暗闇の中での暴力描写はくどいぐらい長すぎる 最後の最後で驚きの真相が明かされるがこれがどんでん返しといえるのだろうか? 大体こんなことが本当に可能なのか疑問に残る |
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| No.89 | 5点 | 影の告発 土屋隆夫 |
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(2016/07/12 13:15登録) いわゆるアリバイ崩しもの 捜査すればするほど鉄壁のアリバイと思われる事実が判明していく 刑事はそれでも自分を信じ捜査に執念を燃やし小さな手掛かりを掴んでいく ここはかなり引き込まれる ただ見ず知らずの人間の行動が関連したトリックがあり 運の要素が強く実現はかなり神頼みの感じ |
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| No.88 | 5点 | 危険な童話 土屋隆夫 |
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(2016/07/12 13:08登録) 凶器消失トリックはこのトリックを使うために相当な時間をかけた犯人の執念に 驚かされる 作者はトリックが実現可能かどうかという点にこだわっているらしい 確かに成功する気がしますが指紋のトリックは強引な感じが否めない 物語の展開も単調で地味 |
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| No.87 | 5点 | 七日間の身代金 岡嶋二人 |
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(2016/07/02 01:19登録) 異常な人間関係と犯人の狂気に満ちた犯行に驚愕 犯人消失のトリックや密室トリックは強引な力技を使った感が否めない 犯人は想像した通りで驚きは無かったし岡嶋作品では水準以下の印象 |
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