ボナンザさんの登録情報 | |
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平均点:5.22点 | 書評数:1625件 |
No.645 | 5点 | QED 六歌仙の暗号 高田崇史 |
(2017/06/07 22:37登録) 前作にくらべるとましになってきているが、奈々の大げさすぎる反応など、痛々しい感じの描写に辟易させられるのは変わらず。 ミステリとしては前作よりは良いと思う。 |
No.644 | 5点 | 強盗プロフェッショナル ドナルド・E・ウェストレイク |
(2017/06/04 19:06登録) いつもどおりのドートマンダーもの。相変わらずのトラブル続きと仲間達との掛け合い。ワンパターンといえばワンパターンかも。 |
No.643 | 4点 | QED 百人一首の呪 高田崇史 |
(2017/06/03 10:07登録) 小説としてもミステリとしても今ひとつ。単なる作者の蘊蓄披露になっている。 |
No.642 | 5点 | 死のようにロマンティック サイモン・ブレット |
(2017/05/29 21:25登録) これまたアイルズの犯行以前のようなテーマでありながら、彼とは違った方向性のブラックユーモア漂う良作。 地味に叙述トリックが使われていますが、それほど衝撃的とは言い難いかも。 |
No.641 | 5点 | 透明な季節 梶龍雄 |
(2017/05/28 10:11登録) 本格ミステリとしての一面よりも戦時下での青春小説としてのイメージの方が強いかもしれない。最後の展開などそうなるだろうな、と思いつつも引き込まれてしまうものがある。 |
No.640 | 5点 | 震えない男 ジョン・ディクスン・カー |
(2017/05/23 21:58登録) まずまずの良作ではないか。トリックは確実に馬鹿ミスの部類ですが、二転三転する真相など、カーらしい遊びもあって本格好きなら読んでおいて損のない内容です。 |
No.639 | 5点 | ダイヤル7をまわす時 泡坂妻夫 |
(2017/05/17 21:53登録) 標準的な出来の短編集ながら、随所でおっと思わせるのは流石。 |
No.638 | 5点 | 殺人ファンタスティック パトリシア・モイーズ |
(2017/05/13 09:49登録) 本格度は前作までに比べて薄れ、逆にファース味が増した。第1の事件はある意味馬鹿ミスですが、それ以降の展開がサスペンス的結末になっていくのがなんとも。 |
No.637 | 5点 | まっすぐ進め 石持浅海 |
(2017/05/05 16:52登録) 読んでいて口から砂糖を吐くかと思うくらい甘ったるい内容でした(ほめ言葉)。 |
No.636 | 7点 | 悪魔を呼び起こせ デレック・スミス |
(2017/05/03 10:55登録) 凝った演出と地味ながら丁寧な2種類の密室トリックが素晴らしい。所々の描写なども粋な伏線になっていてうならされる出来である。 |
No.635 | 5点 | 二つの陰画 仁木悦子 |
(2017/04/30 18:03登録) クリスティっぽい仕掛けではありますが、ストーリーもしっかりした良作です。 |
No.634 | 6点 | 爬虫類館の殺人 カーター・ディクスン |
(2017/04/23 19:22登録) 中々の良作。密室トリックとその周辺の仕掛けも凝っているが、カーお得意のロマンスもドタバタしながらも楽しい。 カー作品の中では読みやすい一作。 |
No.633 | 6点 | 葛山二郎探偵小説選 葛山二郎 |
(2017/04/19 22:29登録) なんと言っても「赤いペンキを買った女」が有名ですが、何度も採録されるだけある小気味よい傑作です。他の作品もこれまで埋もれていたのが信じられないほどよく出来ていますね。 |
No.632 | 6点 | 殺意のシステム サイモン・ブレット |
(2017/04/08 19:23登録) 個人的には俳優探偵ものよりも楽しめた一作。最後のオチは某有名作に近いですが、そこに至るまでも見事。 |
No.631 | 7点 | 田沢湖殺人事件 中町信 |
(2017/04/02 17:22登録) お見事としか言いようがない傑作。丁寧な一つ一つのトリックと、全体を覆う大トリックの連携が素晴らしい。 |
No.630 | 5点 | ホット・ロック ドナルド・E・ウェストレイク |
(2017/03/26 12:03登録) 相変わらず不幸を招き続けるドートマンダーが今回は何度となく計画を立て続けてエメラルドを盗む。最後のオチなんかもシリーズの中では比較的優しいですね。ユーモラスで楽しめる一品。 |
No.629 | 6点 | 消失! 中西智明 |
(2017/03/18 10:22登録) 馬鹿ミスの典型例。ひたすら意外性を追求する展開と申し訳程度の伏線は確実に賛否両論でしょう。 |
No.628 | 5点 | 殺人ア・ラ・モード パトリシア・モイーズ |
(2017/03/12 12:41登録) いつものモイーズの作風で楽しめる一作。相変わらずクリスティじみた人間関係とそこに至るまでの伏線の張り方は上手いですね。 |
No.627 | 6点 | 見えない精霊 林泰広 |
(2017/03/05 00:08登録) 必殺の大トリックが爽快な良作。肝は一点ですが、それを最大限活かすべく研ぎ澄まされた感のある作品ですね。 |
No.626 | 6点 | 死の会議録 パトリシア・モイーズ |
(2017/02/26 19:02登録) 中々の良作ではなかろうか。ヘンリが犯人と疑われる展開、妻との危機、そして悲しい結末とストーリー自体は申し分ない。 トリック自体はチープだが、それを構成する手がかりの提示等々、本格作家ならではのものである。 |