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ミステリの祭典

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枯葉色の街で

作家 仁木悦子
出版日1966年01月
平均点5.67点
書評数3人

No.3 5点 ボナンザ
(2017/07/18 21:05登録)
昭和の時代を感じさせる渋い一作。
意外な手がかりはそんなの読み飛ばすだろって甘い読者を打ちのめしてくれます。

No.2 7点 nukkam
(2015/12/06 01:32登録)
(ネタバレなしです) 1966年発表の本格派推理小説です。謎解きの面白さでは「猫は知っていた」(1957年)や「林の中の家」(1959年)に一歩譲りますが水準レベルには十分に達していますし、何よりもこの作家ならではの人情あふれるプロットが非常に魅力的です。こういうのが本当の万人受け作品だと思います。

No.1 5点 kanamori
(2010/07/06 18:00登録)
田舎出身の素朴な青年を主人公にした一種のミッシングリンクものの本格ミステリ。
拾った札入れの中の8枚の名刺の人物を訪ね歩くと殺人事件に巻き込まれというストーリーで、市井の名もなき人々を暖かい眼差しで見つめているのはいつものとおり。
清貧な昭和40年代初頭の香りが漂っています。

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