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ミステリの祭典

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ボナンザさんの登録情報
平均点:5.22点 書評数:1623件

プロフィール| 書評

No.883 6点 自殺の殺人
エリザベス・フェラーズ
(2019/09/28 09:59登録)
これは埋もれた佳作の一つだと思う。シンプルな展開ながら新本格派のようなマニア好みの真相を見事に導き出している。


No.882 4点 徳冨蘆花探偵小説選
徳冨蘆花
(2019/09/26 10:55登録)
全体的に口語体なので読みにくい。それを差し引いても時代相応という感想は変わらないと思う。


No.881 6点 ポンド氏の逆説
G・K・チェスタトン
(2019/09/23 10:56登録)
ブラウン神父ものを除けばやはりこれがチェスタトンの代表作ということになるか。


No.880 5点 陰摩羅鬼の瑕
京極夏彦
(2019/09/20 16:57登録)
いかにも京極といった作品だが、これ一本で700ページ以上持たせるのは無理があったと思う。
終わり方はさっぱりしていて鉄鼠、絡新婦、塗仏のごちゃごちゃした感じよりはいい。


No.879 5点 スリーピング・マーダー
アガサ・クリスティー
(2019/09/18 23:35登録)
マープル最後の事件。ポアロのように特別な終わり方ではないが、ある意味マープルらしいのではないか。
記憶の中の殺人ということで展開にご都合主義はあるものの、最後までしっかり読ませるのは流石。


No.878 7点 山伏地蔵坊の放浪
有栖川有栖
(2019/09/15 23:40登録)
黒後家や三番館の線を狙った短編集。有栖川らしいロジックもあり、中々上質。作家シリーズよりも平均点は上だと思う。


No.877 6点 首のない女
クレイトン・ロースン
(2019/09/14 21:53登録)
祝復刊。
まあ、今まで埋もれていただけある作品ではある。カーばりのバカミストリックは面白い。


No.876 4点 天に昇った男
島田荘司
(2019/09/13 14:40登録)
とことん社会派小説として読むべき一作。
すっかり死刑制度廃止論が下火になりつつある今こそ読まれるべきかも。


No.875 5点 マギンティ夫人は死んだ
アガサ・クリスティー
(2019/09/11 16:56登録)
中々練られたストーリーではあるが、無理に引き延ばしている感も否めない。


No.874 5点 英国庭園の謎
有栖川有栖
(2019/09/09 19:42登録)
短編用の小ネタを詰め込んだ良作短編集。


No.873 6点 満潮に乗って
アガサ・クリスティー
(2019/09/07 09:22登録)
クリスティらしい小技が詰め込まれた一品。メロドラマ要素も盛り込まれているが、邪魔ととるか味わいととるかは人それぞれだろう。


No.872 5点 殺人ダイヤルを捜せ
島田荘司
(2019/09/03 21:50登録)
設定に凄まじいほど時代を感じる・・・。
サスペンスとして、本格としていずれも水準に達しているのは流石の名人芸。


No.871 5点 四人の申し分なき重罪人
G・K・チェスタトン
(2019/09/01 21:03登録)
チェスタトンのノンシリーズものでは読みやすい部類か。どの作品も逆説をうまく使っているが、そこまでぶっ飛びすぎていないのが好印象。


No.870 5点 今昔続百鬼 雲
京極夏彦
(2019/08/31 20:58登録)
多々良って本編でもこんなにアレな感じだったっけ・・・。
ミステリとしてではなく京極堂シリーズの一環として読むべき。それにしても長い・・・。


No.869 5点 春にして君を離れ
アガサ・クリスティー
(2019/08/29 21:20登録)
クリスティならではの毒親、毒妻の描き方だと思う。ミステリでなくしたことでしっかり彼女の内面を描写しつつ、ラストでやっぱりね、となるのが印象的。


No.868 5点 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記
折原一
(2019/08/27 11:37登録)
一目でわかる誰でも出来る殺人のパロディのためか、元ネタと違って彼女が事件の渦中にいることを最初からオープンにしているのが特徴的。
まあ出てくる奴らが折原作品らしくしょうもない男たちなのは我慢するにしても、最後のどんでん返しの連発はいつもながら少々くどいかも。


No.867 5点 カリブ海の秘密
アガサ・クリスティー
(2019/08/26 10:53登録)
後期の佳作。手掛かりは結構はっきり示されているので、推理は可能だが、確信もっていえるかは微妙。


No.866 6点
麻耶雄嵩
(2019/08/25 00:32登録)
麻耶らしい展開で楽しめたが、真相に関してはかなり不満もある。相変わらずメルカトルは神のようだ・・・。


①色盲トリックは確かにうまい。が、赤を赤と認識できないにしても、緑と赤がある場合、見え方が若干違うのでは・・・?
②兄弟トリックの方はむしろそうでないなら兄パートが不要になってしまうため、多分そうだろうなと思っていた。まあ、本人地の文で自分も田舎育ちとか言ってたし・・・。でも母が名前呼ぶ回想とか、村人が誰も気づかないこととか色々おかしい。というより松虫がそんなに長い間生きていられたのか?とか、最後あっけなく死ぬし、最後に思い浮かべるのは蝉子のセリフだし、ということでこいつの地の文は現在進行形でもあてにならないかも。そーゆー意味では全編丸ごと妄想(村に入るところから)ということもありうるかも。

第一メルカトルはどうやって数十日も一人で生活してたんだ・・・?まあこいつのことだから大鏡の所とか村人から食料盗んでたのかもしれないが・・・。


No.865 5点 フレンチ警部の多忙な休暇
F・W・クロフツ
(2019/08/24 23:59登録)
事件を前半モリソン、後半フレンチの視点から見ているわけだが、それほど必然性が感じられないのが残念。
トリックはまずまず。


No.864 5点 絶叫城殺人事件
有栖川有栖
(2019/08/22 10:17登録)
館もの風のタイトルが6つ揃っているのに一つとして館もの(嵐の山荘的な意味で)ではないという・・・。
どれもアイディア一発勝負ですが、短編集だからこんなものか。

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