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ミステリの祭典

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展望塔の殺人

作家 島田荘司
出版日1987年08月
平均点6.00点
書評数12人

No.12 4点 ボナンザ
(2020/01/03 20:15登録)
本格というよりは社会派、世にも奇妙な系の短編集だが、どれも真相は微妙。

No.11 5点 まさむね
(2019/07/31 22:30登録)
 いかにも島荘!といった短編集。その印象が最も強く残ったのが「発狂する重役」で、これは様々な意味で凄い。いやいやあり得ないだろう…とか考えてはダメなのでしょう。この短編集に根強いファンがいることも分かる気がします。

No.10 7点 sophia
(2016/06/05 01:54登録)
島田荘司の悪いところ(笑)を詰め込んだような短編集。正気で書いたのか疑いたくなるような話が多く、それ故に「面白い」です。「発狂する重役」なんて読んでるこっちが発狂しそうですよ(笑)ただ、初読み時の衝撃は大きいですが、久々に再読するとイマイチに感じてしまうのは各短編のクオリティ自体がそんなに高くないからなんでしょうかね。最近気付きましたが、表題作「展望塔の殺人」は実は「奇想、天を動かす」と同じ構図をしているんですね。
ちなみにこれ光文社文庫吉敷竹史シリーズに入れられてますが、6作中2作にしか登場しませんし、内1作は吉敷じゃなくても刑事なら誰でもいい感じですし、無理やりな分類ですね。

No.9 6点 斎藤警部
(2015/10/05 23:44登録)
社会恐怖こそ最短最強のエンタメ・スイッチ! と割り切って世のダークサイドに寄宿している様にも見えますが、どうしても行間から滲み出す問題提起や絶望の味わいは島荘の高い当事者意識あればこそ。

都会的、かつ嫌な後味の作品が並びます。トリックは堅調、ぐっと来る結末の意外性は流石の冴え。
表題作の派手で突飛なスタートラインは昔の西村京太郎を思わせる。

でもやっぱり島荘は長篇がいいな。

No.8 5点 yoneppi
(2013/06/03 22:17登録)
都会の中の世にも奇妙な物語たち。

No.7 5点 seiryuu
(2010/09/13 13:57登録)
「展望塔の殺人」はぞくっとした。
「発狂する重役」も面白かった。
あとの作品はあまり心に残らなかった。

No.6 5点 E-BANKER
(2009/08/18 21:46登録)
短編集。久しぶりに再読しました。初読のときは「とても良質な短編集」だったという覚えがあるのですが、今回はなにか食い足りないような感覚でした。
中では表題作が一番良いと思うのですが、動機については「どうかなぁ」という気がします。他の作品も初読時感じたほどの面白さは味わえませんでした。時代が変わったからですかねぇ・・・

No.5 6点 測量ボ-イ
(2009/06/12 21:15登録)
内容自体が悪くありませんが、やはり社会派っぽい作品が
多いので、僕の独断で採点するとこうなっちゃいます。

No.4 6点 江守森江
(2009/05/24 02:51登録)
田宮二郎の最高傑作ドラマ「白い巨塔」を扱った短編だけでも興味深く読んだ。他の作品も社会派だが引き込まれた。
お買い得品。

No.3 5点 vivi
(2008/12/08 00:38登録)
あまりにも「社会派」過ぎて、
ちょっと引いてしまう作品もありました。
表題作は特に、始めに社会問題ありきという感じで・・・
これは単に個人の嗜好の問題ですが。
何となく、森村誠一氏の作品のようだったですね。

一番面白く読んだのは、やはり「発狂する重役」かな。

No.2 8点 おしょわ
(2007/12/14 23:53登録)
これ、隠れ(?)ファン多いですよね。
以前、某巨大掲示板のミステリー版の島荘ベスト3に入ってました。

No.1 10点 Tetchy
(2007/12/04 18:42登録)
珠玉の短編集とはまさにこのことを云うのだろう。
まさにこの頃の島田は神の領域に達していたようだ。
全てがクオリティが高い。
昭和62年のこの作品で、すでにストーカー犯罪やキレる若者を題材に創作していることが瞠目に値する。
流石、島田である。

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