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ミステリの祭典

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寝呆眼子さんの登録情報
平均点:7.07点 書評数:59件

プロフィール| 書評

No.19 8点 六の宮の姫君
北村薫
(2002/08/30 19:44登録)
一読時の採点なら3点から4点だったのですが、ふと思い立って読み返してみたら、ミステリ色は希薄ですが、ちりばめられた言葉の美しさに呆然としました。再読で、こんなに評価を変えた作品ははじめてです。


No.18 10点 空飛ぶ馬
北村薫
(2002/08/30 19:42登録)
読んだ当時、「目から鱗」的な作品でした。特に「砂糖合戦」は、精巧な作り物といった感じがします。ただ、円紫師匠の最後の一言は、蛇足ではないでしょうか。ワトソン役の「私」への風当たりが強いですが、あんな感じのコ、十数年前、学内にも普通にいそうな気もしましたが...


No.17 8点 掌の中の小鳥
加納朋子
(2002/08/30 19:34登録)
下の方の書評通り、良質の「boy meets a girl」ミステリだと思います。個人的には「魔法飛行」の方が好きなのですが、加納さんの作品を人に薦める時には、こちらを選んでいます。


No.16 7点 倒錯のロンド
折原一
(2002/08/30 12:57登録)
この作品が乱歩賞を取ってしまっていたら、それはそれで面白かったのではないでしょうか?この頃はまだ、このテの叙述トリックを、目新しく感じました。


No.15 6点 黒祠の島
小野不由美
(2002/08/29 21:20登録)
黄昏た雰囲気は、とっても気に入りました。ただ、すべてをすっきりと解決してくれたようには思えず、今後の期待を込めて、ちょっと辛めの採点です。


No.14 5点 夏と花火と私の死体
乙一
(2002/08/29 21:17登録)
いろんな既成作家の皆さんが絶賛しておられたので、だいぶ期待して読んだせいでしょうか、期待値ほどの面白さではありませんでした。当時の作者の年齢は、たしかにすごいと思いますが、作品の価値は作者の年齢できまるものではありません。


No.13 9点 クラインの壷
岡嶋二人
(2002/08/29 21:15登録)
この作品でコンビ解消、と聞いて、とってもショックを受けた作品です。当時、ハードカバーを買う資金力はなかったのですが、無理して買って読みました。でも、それだけの価値(おもしろさ)はあったと思っています。


No.12 10点 99%の誘拐
岡嶋二人
(2002/08/29 21:12登録)
さすが、「人さらいの岡嶋」!何度も読み返したミステリの一つです。最初から最後まで、ジェットコースターに乗った気分で一気に楽しませてもらいました。


No.11 4点 長い家の殺人
歌野晶午
(2002/08/29 21:07登録)
トリックも容易に推測できたし、文章も、お世辞にも良いとはいえず(失礼!)、当時、「新本格」の書き手として出てきたデビュー作の中では、下位に位置すると感じました。ただ、この作者が後にこれほど成長するとは...島田さんの眼力には脱帽します。


No.10 6点 世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午
(2002/08/29 21:04登録)
このテはこれ一回しか使えないでしょう。私としては、許容範囲かな。(以下ネタバレしそうなのでご注意!)


作者が、頭の中でいろんな着地点を探し回って、いっそこうしたらどうなんだろうか、と、コペルニクス的な発想でこの作品を書いたのかな?


No.9 3点 クリスマスの4人
井上夢人
(2002/08/29 21:01登録)
SF的な設定は流行なのでしょうが、井上夢人さんだったら、もう少し上手に料理してくれると思っていたのですが...あまりにもストレートすぎました。


No.8 9点 双頭の悪魔
有栖川有栖
(2002/08/29 20:59登録)
有栖川さんの作品では、頭一つ抜けているのでは、と感じます。ただ、これ以降、この作品を越えるものが出てこないのが、とっても寂しい。


No.7 10点 十角館の殺人
綾辻行人
(2002/08/29 20:54登録)
いま、この作品が出版されたとしても、こんな点数は付けないと思いますが、それまでSFに偏っていた読書傾向を一気に変えてくれた、記念すべき一冊なので、敢えて10点です。


No.6 6点 水車館の殺人
綾辻行人
(2002/08/29 20:52登録)
実は、綾辻さんの作品はこれを最初に読みました。「十角館」と同時に購入したのですが、薦めてくれた友人が「十角館」の方が面白いと言っていたので、そちらは後に残した次第です。謎としては、比較的容易に判ってしまいましたが、このテの作品を読んだのが久々だったので、妙にワクワクさせてもらった作品です。


No.5 6点 8の殺人
我孫子武丸
(2002/08/29 20:48登録)
京大ミステリ研からのデビュー3人目ということで、どうしても先の二人と比べてしまいました。ただ、軽くてトリッキーな作品は、それ以前(例えば辻真先さん)から好きだったので、読み終えて「楽しかった」と感じた記憶があります。


No.4 9点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2002/08/29 20:40登録)
最後の背負い投げが、強引だけど、きれいに決まった、といった感じです。素直に騙されました。


No.3 7点 十三番目の陪審員
芦辺拓
(2002/08/29 20:38登録)
日本に陪審員制という設定は、「十二人の優しい日本人」をどうしても連想してしまいます。それはさておき、本書ですが、前半がちょっと増長ぎみだったけど、楽しく読みました。


No.2 9点 魔法飛行
加納朋子
(2002/08/29 12:50登録)
作品のデキも良い(8点くらい?)と思いましたが、有栖川氏の解説で1点プラスです。


No.1 8点 殺人喜劇のモダンシティ
芦辺拓
(2002/08/29 08:58登録)
古き良き探偵小説というか、冒険小説というか...
ノリの良さでは、この作者の中で、一番好きな作品です。

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