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ミステリの祭典

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六の宮の姫君
円紫さんと私シリーズ

作家 北村薫
出版日1992年04月
平均点6.00点
書評数18人

No.18 4点 ボナンザ
(2021/02/19 20:39登録)
ミステリというより文芸評論の域。個人的には品が良すぎた。

No.17 5点 まさむね
(2017/12/23 12:44登録)
 「円紫さんと私」シリーズの4作目ですね。テーマは、そのものズバリ、芥川龍之介の短編小説「六の宮の姫君」です。
 うーん、これは採点が難しいなぁ…というのが率直な感想ですね。この点については、このサイトの採点分布が如実に示していますね。
 歴史ミステリという捉え方も無くはないのでしょうが、実際は主人公のコトバを借りた作者の文学論評という側面が強いような気がしますね。「空飛ぶ馬」から連なるシリーズということで手にした者としては、少なからぬ違和感というか、肩透かし感もございます。
 一方で、ミステリ以外の側面では、芥川と菊池寛との関係性など、興味深い点も随所にございましたし、作者らしい綺麗な文章に身を委ねる心地よさも、確かにございました。
 うーん、やっぱり採点しにくいなぁ。何処に着目するかで大きく変わるのですよねぇ。えい、真ん中をとってこの点数で。

No.16 4点 TON2
(2013/01/21 18:28登録)
東京創元社
 芥川龍之介の「六の宮の姫君」についての謎を、菊池寛との関係から推理し解いていく物語です。文学部の女子学生が、卒論のテーマとして芥川を選び、数々の書物からヒントを得て推理を進めていきます。
 ミステリーといういよりも、卒論の書き方のような感じで、違和感がありました。

No.15 4点 白い風
(2011/05/19 20:46登録)
芥川龍之介の謎を扱った一種の歴史ミステリですね。
でも、正直読み辛かった・・・なんせ、芥川作品をあんまり読んでなかったからね。
ミステリ小説より文学評論の度合いが強かったと思うな。
好きな”円紫さんと私シリーズ”だっただけにザンネンだったよ。

No.14 6点 あい
(2009/05/07 20:58登録)
話の内容はあまり楽しくなかったが、それでも読めてしまうこのシリーズの雰囲気はさすが

No.13 7点 vivi
(2009/01/20 00:58登録)
私自身は、非常に楽しめた作品です。
文学部だったので、学生時代を思い出してしまった(^^)
こういう研究もリッパな「謎」だし、
それを追い求めた自分はあのとき「探偵」だったのだと気づかせてくれた。

でも、一般的なミステリの評価としては、
あまりにもマニアックすぎますよね(^^;
それが、マイナス1点くらいです。
だって、数学の「謎」を解き明かす本が出たとしても・・・
私なら読むの厳しいと思うし(笑)

No.12 9点 yama
(2005/06/04 13:18登録)
小さい時、「六の宮の姫君」(芥川)も読まずに
この作品を読んだときはぜ〜んぜ〜んおもしろくなかった。だが、歳をとり読み返すと素晴らしい作品でした。

No.11 6点 ギザじゅう
(2005/03/31 12:41登録)
 このような文学論は大好きだし、芥川も大好きだ。が、一編の推理小説としてはラストの真相はいたって地味だ。それに、このくらいの事なら他に指摘している人がいるのではないか、と意地悪な見方もしてしまう。もっと文学的素養を身につけて、十年後二十年後に読み返したら、きっと楽しめるのではないか…。

No.10 5点 バファックス
(2004/07/03 02:22登録)
創元スイリ文庫!
言葉を意識しているというより、腐心しているという感じ。

No.9 4点 884
(2004/02/10 19:03登録)
 まあミステリーではないね。正直期待はずれでした。僕が文学論に興味がないからでしょうが。わざわざ芥川ので予習しとく必要はなかったかな。
 作者と主人公に適当な距離あるのかいまいちわからないのがつらかったです。

No.8 3点 ぶんぶん
(2004/02/07 21:52登録)
あんなに読むという作業が辛かったのはこの本が初でした。読む資格が自分にはないんだなぁと痛感させられました。

No.7 8点 寝呆眼子
(2002/08/30 19:44登録)
一読時の採点なら3点から4点だったのですが、ふと思い立って読み返してみたら、ミステリ色は希薄ですが、ちりばめられた言葉の美しさに呆然としました。再読で、こんなに評価を変えた作品ははじめてです。

No.6 9点 ミコ
(2001/11/17 13:56登録)
このネタだけで、ここまで書ける。素直にスゴイと思いました。面白かった!(芥川、好きです)

No.5 8点 由良小三郎
(2001/10/26 18:56登録)
普通のミステリでも、恋愛小説でもないことに、ミステリ愛読者はどれぐらい耐えられるかを試されているような小説かもしれません。自分に関係ない殺人の犯人が誰かということは、よく考えると読者にどういう意味があるかと思う訳です。それでも、ひょっとしたら、代表作なんだと思います。

No.4 5点 たうち
(2001/07/20 18:45登録)
正直言って退屈でした・・・前3作を読んでなかったら途中で投げ出してたかも・・・

No.3 3点 Take
(2001/06/24 11:21登録)
面白いと感じられない自分が寂しい。
きっと好きな人にはたまらない作品なんだろうな・・・。

No.2 9点 久能
(2001/06/23 01:18登録)
かなり地味ですが、かなり気に入っています。

No.1 9点 蛙ライダー
(2001/04/22 15:24登録)
芥川と菊池の愛憎が浮き彫りになっていくのを、もういてへん人たちやのにと、
思いながらもハラハラしながら私が足跡を追っていくのを、一緒に、読み追っていきました。

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