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ミステリの祭典

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蟷螂の斧さんの登録情報
平均点:6.10点 書評数:1701件

プロフィール| 書評

No.21 8点 夏と冬の奏鳴曲
麻耶雄嵩
(2011/08/25 09:53登録)
マニアックなファンには良いのかもしれないが、私みたいな凡人のミステリーファンには難解な作品。神の復活に賭ける狂気みたいなものは感じられた。ただし、凡人から見て、自然現象が不自然なのが気にかかる。また、伏線で二重人格のことが、しつこい位出てくるが、結末において、それぞれ人格は別であることが全く無視されてしまった(無常過ぎる?)。キュビズム(既存の概念の破壊という意味も含め)の薀蓄は、既存のミステリーへのメッセージか?。色々?マークがつく作品でした。いわゆる問題作として評価されるのでしょう。


No.20 5点 オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎
(2011/08/23 11:45登録)
ほのぼの感、後味感で+2、ミステリーとしては―1
著者の作品は「重力ピエロ」「ラッシュライフ」と読みましたが、いづれも読後感は悪くないのですが、ミステリーとして評価すると?マークがついてしまいます。


No.19 6点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
泡坂妻夫
(2011/08/23 11:19登録)
高評価だったので、期待して読みましたが、あまり”ピン”ときませんでした。手品の種明かしをされたような気分です。(2016.5再評価 4→6 労力に敬意)


No.18 10点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2011/08/19 11:02登録)
なんだかんだ言ってもアイデアが素晴らしいの一言です。


No.17 10点 そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
(2011/08/19 10:58登録)
私には、この作品を超えるものがまだ出てきておりません。学生当時、海外ミステリーをかなり読みましたが、現在、覚えているのは、本作品と「オリエント急行の殺人」だけです。「Xの悲劇」や「Yの悲劇」は内容すら忘れています。やはり、発想の大胆さや素晴らしさが特筆ものなのでしょうか。


No.16 8点 インシテミル
米澤穂信
(2011/08/19 10:35登録)
ハラハラドキドキ感があり一気に読むことができました。ラストの主催者側から主人公へのお誘いが気に入っています。


No.15 4点 マークスの山
高村薫
(2011/08/19 10:29登録)
文学的素養がない私には、「ドグラマグラ」(夢野久作氏)と同様、理解ができませんでした。では映画ならと思い、観ましたが二作品とも同じ結果でした。


No.14 8点
荻原浩
(2011/08/19 09:50登録)
この手のラストは好みです。驚き、せつなくなります。


No.13 7点 コールドゲーム
荻原浩
(2011/08/19 09:49登録)
ラストページの「どんでん返し」で結末を迎えるが、ラスト”行”をどう解釈するかで面白みは倍増。


No.12 8点 火の粉
雫井脩介
(2011/08/19 08:02登録)
犯人の「優しさ」と「狂気」が十分楽しめた作品。


No.11 4点 犯人に告ぐ
雫井脩介
(2011/08/19 07:51登録)
「告がれた犯人側」の心理描写がなく、行動も不明のままの感が否めない。また、犯人逮捕の経緯も簡単すぎて・・・。


No.10 6点 模倣犯
宮部みゆき
(2011/08/19 07:11登録)
宮部作品の中では、印象に残る作品です。ラストにひとひねり欲しいと思いましたが・・・。映画のラストのほうが、逆に印象に残ってしまっています。好みの問題でいたしかたないです。


No.9 4点 火車
宮部みゆき
(2011/08/19 07:03登録)
好みの点で評価が分かれてしまうので・・・。社会派ミステリーとしてはまずまずと思うのですが・・・。

(追伸)東西ベスト第五位の作品。松本清張氏で「社会派」は終わったとの思いがあるので、実はあまり興味が湧かないカテゴリーでした。犯人視点の表現は一切なく、犯人像を浮かび上がらせる手法はうまいと思います。ミステリというよりは「〇〇〇子」という人物の人間ドラマか。


No.8 9点 告白
湊かなえ
(2011/08/19 06:50登録)
暗いストーリーであるが、ラストはかえって爽快感があり印象深い作品。「目には目を」の精神で、どうにもならないストレスを発散してくれた作品。


No.7 6点 流星の絆
東野圭吾
(2011/08/18 21:32登録)
ミステリーとしては平凡であるが、兄弟愛や、犯人(?)の息子に惚れてしまう経緯は楽しく、また、せつなく読むことができた。


No.6 5点 ある閉ざされた雪の山荘で
東野圭吾
(2011/08/18 21:18登録)
本格ミステリーを標榜?していたころの作品としては、平凡であった。設定は面白みがあるが、結末はいま一つという感じ。

(*2019.8追記~ネタバレ~叙述が評価を得ているようですが、それほど驚きを受けるようなものではなかった。久我(探偵役)はくるりと身を翻し、私を指さした。という場面。・・・身を翻し、雅美を指さした。それほど効果があるのかなあ。なぜならば作中「久我の独白」が挿入されており、久我の視点が描かれているから。この部分まで○○○で描いていたら、「アクロイド」張りに10点計上(笑)。)


No.5 9点 イニシエーションラブ
乾くるみ
(2011/08/18 18:07登録)
青春のほろ苦さがなんともいえない。最初、A面B面(目次)を理解しないで読んだので、?マークでしたが、理解できると満足できます。古い小説(ミステリーには分類されない)で「青春の蹉跌」(石川達三氏)を思い出しました。これも「オチ」があります。


No.4 10点 葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
(2011/08/18 16:37登録)
「そして誰もいなくなった」「オリエント急行の殺人」「本陣殺人事件」は「なるほどそういうことか」と感心。「弁護側の証人」「イニシエーション・ラブ」は「うん???ああなるほど」と感心。これは「えっ~?!そういうことだったの」とビックリ仰天。


No.3 9点 世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午
(2011/08/18 16:17登録)
題名からして哲学的。哲学とは「少し考えること」と、どこかの大学教授が言っていたけれど、これは、たくさん考えさせられました。終わり方もこれで良し。満足です。


No.2 9点 生存者、一名
歌野晶午
(2011/08/18 16:05登録)
きっちりと騙してくれると思いながら読んで、きっちりと騙されました。発想がいい。

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