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ミステリの祭典

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take5さんの登録情報
平均点:6.63点 書評数:468件

プロフィール| 書評

No.348 7点 暗約領域 新宿鮫XI
大沢在昌
(2025/05/11 12:23登録)
10弾⇒5弾⇒本作第11弾の順で読みました。
桃井亡き後の作品、実に8年ぶりだそうですが、
描写がようやく令和に近づきました。民泊問題や
北朝鮮との拉致を巡る政治交渉が事件の元です。

シリーズで初めて、700ページの中盤で長いなと
感じるところがありました。会話の遣り取りから
物語は進みますがそこがくどい所がありました。

また、これまでの作品同様に、終わり方によって
次回以降を予見するなら、仙田に変わる相手誕生
(はっきりした)感じです。さあ第12弾です。


No.347 7点 炎蛹 新宿鮫V
大沢在昌
(2025/05/10 16:42登録)
シリーズ第5弾、遅くなりましたが手元に。
カンチャンを引いて、さっそく読みました。

カットバックで3つの事件のうちの1つを
犯人の人称でえがく為、章の進みが速い事。

外国人抗争、時限放火、娼婦殺人が重なり、
最後にうまく繋がるのがいつもながら流石。

それにしても作者は新宿について、社会学者
といえるほどの理解があると思うのですが、
実地の取材が深いのでしょうか?もしかして
ノンフィクションを書いてもよいのではと。


No.346 9点 絆回廊 新宿鮫Ⅹ
大沢在昌
(2025/05/06 18:22登録)
ずっと続くと、どこかで願っていたことが、
失われてから、やはり幻だったと思い知る。

皆様、飛び石GWは今日を持って終わります。
鮫島と周囲の関係だって同様に変わります。

変わることを受け止め、それでもやはり進む
歯を食いしばりながら進む。そう感じさせて
くれる、シリーズ第10弾です。第1弾から
実に20年経つそうで、その間に時代背景も
変わり、鮫島の周囲も変わる。しかし唯一、
変わらないものがあるなら、それは主人公の
生き様でしょう。そういう意味では、相手役
梶原の生き様もまた変わらない、変われない
その象徴として効いています。更に作者が、
今回ネットのほぼ日に毎週原稿をあげた事も
変わらないものと変わるものの象徴として、
チャレンジされているのかなと感じました。
固定ファンのみに刺さる作品でなくて、広く
世の中に伝わってほしいのだと感じました。

第1弾からここまで来たのだという感慨が。
全く違う畑から持ってくると思い浮かぶのが
スラムダンクの最初、ヒロインとの絡みから
やがて流川との関係性に物語が移行していく
同時に絵も洗練される様ですが如何ですか?

そしておそらく、シリーズのクオリティーに
ピークがあるとするならば、本書がそれだと
思いますので、幾度も試みて失敗した新しい
血を高評価に送り込もう作戦の候補として、
本書を強くお勧めします。あとお二方で上位
表示までたどり着きます。宜しくお願いします!


No.345 8点 狼花 新宿鮫IX
大沢在昌
(2025/05/06 10:41登録)
新宿鮫シリーズの本編第9弾、名作。
これまでの白眉ですね。登場人物同士
会話を通してパワーバランスが揺れる
その様に作者の筆力をこれまでで一番
感じました。例えば香田と鮫島よりも
毛利と深見、そして香田と毛利(石崎)
お互い相手を制しようとしながらも、
会話を通して状況を捉え直していく様
が、臨場感を生み出しています。

ここまで5弾をのぞいた中で一番という
私見ですが、斎藤警部さんの直近書評で
5弾も!と図書館の予約をし直しました。


No.344 7点 灰夜 新宿鮫VII
大沢在昌
(2025/05/04 17:44登録)
シリーズ第7弾、灰夜の意味が分からず。
鮫島1人九州に赴き、遭遇する麻薬また
新ココム関連の問題に、最後は大爆破!

冒頭から拉致られ、カットバックにより
物語は進行。読みやすさは凄まじい限り。

登場人物其々の思惑が複雑絡み合うため
一気にスッキリささるにはやはり大爆破!


No.343 7点 氷舞 新宿鮫VI
大沢在昌
(2025/05/04 11:01登録)
シリーズ第6弾。第5弾が見つからず
先に第6弾を読むことになりました。

公安や政治家CIA絡みの事件が起きて
晶ではないハーフの女性を絡ませる筋

いかにも男性の男性による男性の為の
エンタメ、ハードボイルドでした。

でも面白いんですけどね。終わり方が
次回鮫島と晶がどうなる!?という、
引っ張り方で、でも読むんですけどね。


No.342 7点 無間人形 新宿鮫IV
大沢在昌
(2025/05/03 16:19登録)
シリーズ第四弾。後に知りましたが、
直木賞受賞作品。確かに読ませます。

90年代の覚醒剤の蔓延を描く中で、
地方財界のインシュラリズムが顕著。

映像的にもこれほど分かりやすく且つ
展開もベタなのに読ませる筆力は相当
まだまだシリーズがGWで進みます。


No.341 9点 向日葵を手折る
彩坂美月
(2025/04/27 17:26登録)
ミステリーを描くか、また
ミステリーで人間を描くか。
彩坂美月さんは、後者です。

主人公みのりの小6から主に
中学生時代の様子で紡がれる
人間模様。潜む大小の謎が、
成長と共にぎこちなく顕に。

読者として追体験しながら、
向日葵をモチーフとした祭り
そして事件から物語の全体が
明らかになった時、切なさに
私にはどうしても落涙でした。

司書さんによるYAコーナーの
お勧めに感謝します。出会い
それは偶然の喜びです。GWの
当初に豊かな時間嬉しいです。


No.340 6点 病弱探偵 謎は彼女の特効薬
岡崎琢磨
(2025/04/20 16:36登録)
高校生を主人公とする短編集
安楽椅子探偵、貫地谷マイの
謎解き青春ミステリーです。
貫地谷マイ=患者+病です。
相方は山名井ゲンキなので、
病まないですが最後だけ元気
ではありません。高校は増加
と減ると、ペットの犬は病苦
言葉遊びに関してABC殺人
をなぞる謎も登場して、半分
おふざけで進むのでサクッと
2時間かからず読めました。


No.339 7点 風化水脈 新宿鮫VIII
大沢在昌
(2025/04/20 10:10登録)
シリーズを3つ読んでから、
一番評価の高い本作を先に。
ハードカバー440ページ、
リーダビリティが高いです。
人物像がしっかりしていて、
Ⅲなどに比べて描写に於いて
男性側も女性側も説得力あり
心地よく読めました。各々が
背負う過去が交差する設定も
素晴らしいです。前後しますが
シリーズ他作品も読んで行きます。


No.338 8点 Spring
恩田陸
(2025/04/13 14:39登録)
448ページ一気読み、圧倒的熱量
精神と肉体の関係はミステリー。
バレエを通してその融合について
捉えた世界観もまたミステリー。
これほど繊細に描き切る恩田陸の
丹念な取材に、心から敬服します
作中で主人公の春が語る世界を、
私たちが追体験する時に、私たち
もまた重力から解き放たれて跳ぶ
そんな感覚を得られます。名作!
ヒキタクニオによるバレエ作品の
『My name is TAKETOO』以来
印象的な作品に、出会いました。


No.337 7点 屍蘭 新宿鮫III
大沢在昌
(2025/04/06 16:26登録)
シリーズ第三弾、鮫島最大のピンチ!
って、続編からピンチは乗り切る必定
さすがエンタメの極地が今回も加速。
とにかく毎回これだけ色々と起きても
最後は鮫島の鉄槌が下るのてスッキリ
美容医療の問題を描く社会的側面には
男性視点バリバリで、読者比は恐らく
9対1で男性優位と思われます⇒私見


No.336 7点 毒猿 新宿鮫II
大沢在昌
(2025/03/30 13:49登録)
500ページ超えの大エンタメ作品。
シリーズ第二弾はアクション重視。
毒猿をめぐる人間模様とヤクザの
バイオレンス全開でした。この量
4時間一気読みのリーダビリティ
深みはまったくないですが、ただ、
第三弾も何かが起きると期待あり。

ラストは腹痛が起きないと負ける。
この作品で、一番確かな事でした。


No.335 7点 新宿鮫
大沢在昌
(2025/03/29 17:15登録)
こちらでの評価がかなり高いので、
ついに第一弾から読み始めました。
1990年くらいの作品という事から
表現がバブルです.。o○.。o○
最後のキーアイテムも〇〇〇〇で、
なるほどねと思いました。キャラを
主人公以下際立たせようと無理して
いますが、エンタメだから可です。
カットバックの結末は予想の範疇で
エドの滑稽さは最初から透けますが
城東地区を居とする者に刺さる表現
縦横に走る川、豊洲辰巳東雲などに
ほほ緩むそれだけで1点プラスです。
これは容疑者X同様極めて私見です。


No.334 7点 僕は、そして僕たちはどう生きるか
梨木香歩
(2025/03/09 15:42登録)
主人公のあだ名がコペル君である必然
ナチスヒトラーユーゲントとインジャ
コッコちゃんのくだりは、読み手が即
当事者として問われる厳しい作品です
人間に、しかしやっぱり群れが必要だ
そう気付いたコペル君の最後のセリフ
気に入ったら、ここが君の席だよ。が
心にずっと残ります。梨木香歩さんに
『西の魔女が死んだ』後再会しました✨


No.333 4点 ぼくは化け物きみは怪物
白井智之
(2025/03/02 08:51登録)
「大きな手の悪魔」が
立場の反転としてよく
その他は合わず飛ばし
他の方々と違いすぎて
すみません。ご容赦を
いけにえは好きですが
汁やこれは苦手でした


No.332 7点 インシテミル
米澤穂信
(2025/02/24 21:52登録)
一つ前に『でぃすぺる』を読み、
ノックスの十戒つながりで書評。
だいぶ前に読んでいたのですが、
未だ書評をしていませんでした。

再読して改めて感じるものあり。
ミステリーの基本が全部盛りで、
展開がかなり早くて読みやすい。

クローズドサークルといえば女史
そうインディアンですよね。且つ
ヴァンダイン、ファイロヴァンス
館の形は◯角館でマンドリンやら
何から何まで懐かしく、あの表紙
ハードカバーのが印象的ですよね。
淫した招待主は何方様でしょう?


No.331 5点 でぃすぺる
今村昌弘
(2025/02/24 09:40登録)
小6の男女3人が1年間を通して
関わりを深めていくジュブナイル
しかしノックスの十戒が出てきて
本格色を醸し出したところで迷走
と感じでしまいました。了見狭く
すみません。YAコーナーで発見、
400ページ長編を学生さん達が
果たして読むかと謎が残ります。


No.330 6点 統計でウソをつく法
ダレル・ハフ
(2025/02/11 17:33登録)
賢い消費者でいるために、
統計学の基礎を知る本です
古典的名著。数字の謎には
必ず恣意的な扱いが潜むと
まさにミステリーに対する
謎解きと同じ構図ですね✨


No.329 7点 ぼんくら
宮部みゆき
(2025/02/09 22:08登録)
人間を声高でなく描ける宮部さんの
卓越した叙述と、短編を重ねる事で
大きな物語につなげるその緻密な策
ストーリーテラーっぷりに感服です

飢餓海峡や同士少女で出来なかった
ランキングに新しい血を送る作戦が
達成されたのも嬉しい限り。現5位
→からの、戻り川アップの為現6位

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