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ミステリの祭典

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まさむねさんの登録情報
平均点:5.87点 書評数:1196件

プロフィール| 書評

No.16 4点 不連続の世界
恩田陸
(2010/02/08 21:48登録)
全ての短編について寓話的というか、感情移入しにくいというか、そんな印象を受けてしまいました。(それが魅力という考えもありますが。)
決して楽しめない作品ではなかったのですが、好みの観点から1点マイナスさせていただきます。


No.15 8点 制服捜査
佐々木譲
(2010/02/08 21:18登録)
さすが佐々木譲といった作品。
川久保巡査部長の人柄と駐在警官としての葛藤が,すべての短編から染み出ている。もちろん,ミステリの要素ともうまく融合させている。
個人的には,「割れガラス」がイチオシ。川久保巡査長にこれでもかというほど感情移入できました。


No.14 5点 人質カノン
宮部みゆき
(2010/02/06 21:57登録)
どの短編も地味な印象はぬぐえないけれども,しつこさギリギリのメッセージ性と,これまたギリギリセーフ(?)のミステリー性を内在しており,読んで損はないであろう短編集。
飛びぬけた作品はないですけどね。個人的には「十年計画」が一番良かったかな?ミステリー度は全短編中最も低いし,最も「ベタ」なんでしょうけど,まあ,心がほんのりと温ましたよ。


No.13 2点 イノセント・ゲリラの祝祭
海堂尊
(2010/02/06 18:01登録)
確かに「田口&白鳥シリーズ」なのですが,正直,作者のあまりにも直接的な主張が表に出すぎていて興醒めです。主張したい内容に反論はないのですが,読者から金と時間を奪ってやる話ではない。小説以外の別の場でも,十分に主張できるはず。
海堂ワールド(舞台やキャラの設定)は大好きなのですが…非常にもったいない気がしました。残念です。


No.12 3点 ブラックペアン1988
海堂尊
(2010/02/06 17:54登録)
うーん。期待はずれ。


No.11 6点 ジェネラル・ルージュの凱旋
海堂尊
(2010/02/06 17:51登録)
海堂作品。読む順番は守った方が楽しめます。
特にこの作品は「ナイチンゲール~」と同時進行。
同時期に一気に読むことをお勧めします。
ミステリー性はかなり低い(というか,ミステリーと言っていいのかな?)ものの,純粋に楽しめました。


No.10 6点 螺鈿迷宮
海堂尊
(2010/02/06 17:43登録)
海堂作品。読む順番は守った方が楽しめます。
その前提で,「ナイチンゲール」以上,ニアイコール「バチスタ」といったところでしょうか。
個人的なイチオシは姫宮。これまたキャラが立ってていいですね。田口&白鳥にも引けをとらない。
海堂作品。キャラ設定に抜かりなし。


No.9 5点 ナイチンゲールの沈黙
海堂尊
(2010/02/06 17:32登録)
書評にこう書くのは恥ずかしい限りですが,読後1年経っても自分で「好き」なのか「嫌い」なのか判然としない作品。
田口・白鳥コンビの小気味よいやり取り&小夜と少年の感動物語は結構好きなのですが,個人的には冴子の存在・発言に超違和感が。
現実味という点でも相当マイナス。バチスタと敢えて雰囲気を変えてきた趣旨は分かるし,読ませる巧さも否定しないのですが…やっぱり「好き」か「嫌い」か判然としないですね。


No.8 6点 チーム・バチスタの栄光
海堂尊
(2010/02/06 17:19登録)
各キャラの設定が面白く,かつ,スピーディーな展開で単純に楽しめた。
一方,ミステリーとしては,驚くほどの「仕掛け」はない。
良くも悪くも「漫画的」といった印象。娯楽小説としては秀逸。


No.7 3点 超・殺人事件―推理作家の苦悩
東野圭吾
(2010/02/06 17:07登録)
正直,楽しめませんでした。
パロディとしても,正直…すみません。
好みの問題なのでしょうが。


No.6 6点 退職刑事
永瀬隼介
(2010/02/06 15:44登録)
正直,それほど期待せずに(すみません…)手にした本なのですが,5つの短編小説すべて,なかなか読み応えがあります。
これを「警察小説」に括ってよいものか,個人的には迷いますが,仮に括ったとすると,他の警察(短編)小説集の中でも上位に位置づけたい作品です。


No.5 6点 密室殺人ゲーム王手飛車取り
歌野晶午
(2010/02/06 15:26登録)
登場人物に感情移入はできないし,「それってあり?」という箇所も多く存在するのですが,絶対的に「非現実的」とも言いきれないところがミソ。
全体的に楽しめましたが,途中のどうでもいい雑魚トリックは無駄では?「箸休め」にもなってない…。粋な(?)章タイトルの方が端的で,よっぽど「箸休め」になった気がしますけど。


No.4 8点 シャドウ
道尾秀介
(2010/01/30 13:30登録)
ひとこと、巧い。
作者が「救い」をテーマにしていたそうだが,その意図も十分に伝わってきた。
金と時間を費やして読む価値は大。
私は「向日葵…」も巧いと思ったが,「シャドウ」はそれよりもよく作りこまれている印象。


No.3 5点 ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎
(2009/12/31 17:39登録)
「最初から映画化を狙ってますよね?」と感じたのは私だけでしょうか。
(本当に映画化されるのは,さすがだけど)
全体的に,いわゆる「伊坂ワールド」なんでしょうねぇ。
複数冊読んでもまだ「ワールド」に溶け込めない私が変わってるのかな?
伊坂風に言えば「だね。」となるのでしょうね…。それがな…
【追記 2010年2月】
映画は純粋に面白かったです。小説より数段良いかも…。


No.2 7点 新参者
東野圭吾
(2009/12/31 17:18登録)
短編小説を読み進めていくうちに,全体の「絵」が現れてくるという手法は見事。
奇想天外なトリックがあるわけではなく,犯人探しの面白さが詰まっているわけではないですが,全体の「絵」の現れ具合とその過程は,相当楽しめました。


No.1 8点 向日葵の咲かない夏
道尾秀介
(2009/12/31 16:57登録)
非常に野心的な作品であると思います。
これを「上手い」と評価するか、「ずるい」と評価するか、分かれるのでしょうけど,私は前者に一票。

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