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ミステリの祭典

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江守森江さんの登録情報
平均点:5.00点 書評数:1256件

プロフィール| 書評

No.76 6点 ひげのある男たち
結城昌治
(2009/05/22 14:39登録)
郷原部長シリーズの一作目。
郷原部長は道化。
被疑者の中から、犯人と探偵当ての両方が楽しめる。
探偵当ては山勘でしか当てられないが犯人は論理的に指摘できる。


No.75 5点 垂里冴子のお見合いと推理
山口雅也
(2009/05/22 14:36登録)
この作品を読んだ当時は冴子さんとお見合いがしてみたかった(でも被害者にはなりたくない)
作者には珍しい普通設定のミステリー。


No.74 3点 ステーションの奥の奥
山口雅也
(2009/05/22 14:34登録)
世評の高い自作「生きる屍の死」の論理を屍から吸血鬼に変え子供向けアレンジした作品と言える。
しかし、大人なら感心する論理もイタイケナ子供には如何なものか?
子供には、この作品からミステリーランドいやミステリーを読ませてはいけない!
こんな密室の解明を子供時代に読まされたら絶対本格ミステリを好きにならないだろう!
ミステリを読み慣れてから読みましょう。
※ノベルス版では「古城駅の奥の奥」とタイトル変更されている。


No.73 7点 有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー
アンソロジー(国内編集者)
(2009/05/22 14:14登録)
最初の犯人当て3作品(漫画含む)だけでも充分お買い得、古本屋で見つけたら是非。
※注意
図書館だと評論のコーナーにある場合あり。


No.72 7点 気分は名探偵 犯人当てアンソロジー
アンソロジー(出版社編)
(2009/05/22 14:12登録)
夕刊フジの読者挑戦連載企画作品を纏めた物。
犯人当てを手軽に楽しめる良品。
巻末に作者達の覆面?座談会もあり楽しい。


No.71 4点 眩暈
島田荘司
(2009/05/22 14:07登録)
この作品で目眩に襲われて以降、御手洗シリーズから離れた苦い作品。
この作品を読んだ頃の自分が忙しく読書体力も無かった事が思い出される。


No.70 8点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2009/05/22 14:05登録)
犯人はすぐに見当付くが、トリックは解決編を読むまでわからなかった。
ネタバレになるがダンボールで屋敷を再現して実行可能か実験した思い出のある作品。


No.69 9点 占星術殺人事件
島田荘司
(2009/05/22 14:02登録)
発表されてすぐに読んだ。
本格ミステリの救世主が現れた。
本格ミステリをどん底から引き上げた金字塔的作品。


No.68 7点 心理試験
江戸川乱歩
(2009/05/22 13:56登録)
小学六年生の時に読んでミステリの世界に迷い込んだ。
モノクロの映画(タイトル不明・心理試験ではなかった)も実に素晴らしかった。
犯人を落とすタイプの作品のお手本。


No.67 5点 黒蜥蜴
江戸川乱歩
(2009/05/22 13:53登録)
小説も楽しいが映画(京マチ子主演)はもっと楽しい。
更に、三島由紀夫脚本の舞台や映画は別世界な素晴らしさだった。
小説自体は通俗物として水準レベル。


No.66 6点 アイルランドの薔薇
石持浅海
(2009/05/22 13:50登録)
犯人探しと殺し屋探しの2つが同時に楽しめる。
読みやすくサラッと読了できる。


No.65 7点 扉は閉ざされたまま
石持浅海
(2009/05/22 13:47登録)
最後に明らかになる#動機が納得と共感を齎さず、それ故に他の対処行動が出来ただろう#との疑念がつきまとう。
でも、そこを掘り下げると作品が成立しないのでスルーした。
スリリングで文句ない犯人と探偵の攻防は充分楽しめた。
それでも、作品の謎の本質が、何故密室を維持するのか?で、解答に冒頭の問題点(#)があるので満点(1点減点)にはしない。


No.64 6点 君の望む死に方
石持浅海
(2009/05/22 13:44登録)
犯人と被害予定者、被害予定者と探偵の駆け引きはスリリングだが、前作に比べ探偵の力量が抜きん出ている分スリリングさが薄まってしまい残念。
相変わらず動機に納得出来ないのは痛い。


No.63 5点 首鳴き鬼の島
石崎幸二
(2009/05/22 13:40登録)
途中でトリックがわかったつもりで読んでたらダミー解答と同じだった。
そこからもう一ひねりあるけど・・・だからどうしたって感じ。
作者としては科学捜査を上手く利用したと思っているのだろうが科学捜査系のテレビドラマにはもっと傑作がゴロゴロある。


No.62 5点 復讐者の棺
石崎幸二
(2009/05/22 13:37登録)
主人公の区別がつかないシリーズ。
それさえ気にしなければソコソコ楽しい。
トリックはミエミエで本格ミステリとしては平凡。


No.61 5点 陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎
(2009/05/22 13:35登録)
映像化が前提にあるような作品の為か見え見えの伏線なので展開から結末まで読み切れてしまって残念だった。
キャラ設定とテンポよく読みやすいのは好印象。


No.60 4点 マジックミラー
有栖川有栖
(2009/05/22 13:32登録)
図書館で借りた本の余白に作者の考えたトリックよりスマートなトリックが鉛筆で書いてあり、それに納得した変な思い出のある作品。
鮎川「黒いトランク」のトランクを双子に置き換えた劣化版の印象が強い。


No.59 5点 生首に聞いてみろ
法月綸太郎
(2009/05/22 10:03登録)
最後の方で書かれてる事件が起きるキッカケの会話が腑に落ちない(それを叙述トリックとしている節があり不満が残る)
普通は具体的に名前をあげて聞くと思うのだが・・・、その辺のリアリティを追求すると小説が始まらないので、生暖かくスルーしたい。
本格ミステリとしては水準作だと思うが細かい不満が蓄積する作品。


No.58 4点 ロートレック荘事件
筒井康隆
(2009/05/22 09:55登録)
ネタバレになるかもしれないが、部屋割り図の添付された辺りで作者の狙いに気付いてしまった。
着眼点は良かったが、違和感ある文章を(解決編の伏線解説を含め)ダラダラ読まされた感じ。
単行本の表紙では、作者の超絶技巧を謳っているが、それ程の作品とは思えない(この為に察してしまう読者が出る事を認識しない出版社の販売姿勢に疑問を持った)


No.57 9点 刺青殺人事件
高木彬光
(2009/05/22 09:48登録)
神津の後に神津なし。
これが安吾の「不連続〜」に賞レースで負けた作品とは思えない(初稿のデキは不明)
機械的密室に関しては読者挑戦前にネタ割りしてるので問題ない。
心理的密室や作風が神津物らしさ全開で素晴らしい。
※増補改稿された光風社版(約三百ページ)を読んだ。

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