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ミステリの祭典

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垂里冴子のお見合いと推理
垂里冴子シリーズ

作家 山口雅也
出版日1996年06月
平均点6.83点
書評数12人

No.12 3点 いいちこ
(2017/05/07 09:21登録)
ライトノベルタッチのキャラクター小説という執筆意図や立ち位置から評価すべき作品であろう。
本格ミステリとしては、探偵の推理があまりにも直観的で論理性を欠く点から、厳しい評価にならざるを得ない

No.11 7点 ナノ
(2013/02/03 20:03登録)
終始飽きさせない、人は死ぬけど緩い感じの流れで楽しませて頂きました。
比較的ボリュームは少ないのにストーリー性もしっかりしていて、強烈な本を読んだ息抜きにも最適かつ、ミステリ初心者でも楽しめる本だなという印象でした。

No.10 7点 メルカトル
(2012/12/06 21:59登録)
再読です。
何と言っても垂里家の人々のキャラが見事に描き分けられていて、気持ちよく読み進められるのがいいね。
長女で主人公の冴子は和服がよく似合う、ちょっとおっとりした、読書大好きの33歳独身。
次女の空美はイケイケで発展家、異性関係も派手で遊び好き、姉とは歳が離れていて23歳と若い。
長男の京一はごくごく普通の受験生だが、それなりに好奇心もあり、特に冴子のお見合いには興味津々である。
それと、もう一人個性が光っているのが、伯母の合子で、この人は孤高のお見合いハンター。
過去に幾度となくお見合いを仕掛けて、成功させてきた実績を持っている。
そんな合子は今日も冴子に縁談を持ってきて、お見合いをさせようと画策する。
冴子も満更ではなく、わりと気安くOKするのだが、お見合いの度に何らかの事件に巻き込まれる、というのがお約束のストーリー。
一応ジャンルとしては日常の謎となっているが、それにしては結構な確率で死人が出る。
だが、殺伐とした雰囲気ではなく、あくまでのんびりと進行していくので、誰もが安心して読める連作短編集だと思う。
全体的にちょっぴり短いので、やや物足りない感じもするが、この作品はそれくらいで丁度良いのかもしれないね、もっと読みたいと思うくらいが。
続編が出るのもよく理解できる佳作となっている。

No.9 8点 E
(2009/11/27 22:59登録)
うん、好きです。キャラクターに惹きこまれました。

No.8 5点 江守森江
(2009/05/22 14:36登録)
この作品を読んだ当時は冴子さんとお見合いがしてみたかった(でも被害者にはなりたくない)
作者には珍しい普通設定のミステリー。

No.7 7点 シュウ
(2008/09/24 15:25登録)
キャラに魅力があって楽しめました。特に合子おばさんがいい味出てます。
ただページ数の少なさからか一つ一つの事件が少し物足りなく感じてしまいます。このキャラたちが活躍する長編も読んでみたいな。

No.6 6点 itokin
(2008/01/31 10:12登録)
キャラクターもしっかりしていてサラッと楽しめた感じ。その分インパクトが足りず後に残るものがない、まあ短編集だから仕方がないか・・・。

No.5 8点 姑獲鳥
(2007/08/04 21:21登録)
キャラクターに個性があり、ひきこまれます。

No.4 6点 なの
(2004/09/19 16:28登録)
軽い気持ちで楽しめるミステリですね。
トリックやロジックは案外あっさりしています。
キャラの魅力を楽しみましょう。
特に、叔母さんと空美さんの死闘にはニヤつかされます。
冴子さん、ドラマでは若村麻由美さんだったらしいですね・・・普段TV観ないから全然知りませんでした。

No.3 8点 なおみ
(2003/02/07 16:43登録)
ミステリとして。といわれるとちょっと考えますが
世界観がとっても好きです。
登場人物がみなとてもかわいくて
幸せな気分になりました。

No.2 8点 閑蠢
(2001/11/23 18:02登録)
ほんわかと楽しめるミステリ。
美人すぎないおっとり系の女優さんで連続ドラマ化希望。
もうどっかでされたという話も聞きますが・・・(?)
ただかなりライトな内容なのでハードカバーで読むには物足りないかな。
でも雰囲気良いですよ。

No.1 9点 もよもよ
(2001/02/23 22:16登録)
冴子さんはもちろん、他のキャラもいい味だしていて楽しめます。現代日本が舞台なのも山口氏なので新鮮。

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