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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.92 7点 黒蜥蜴
江戸川乱歩
(2008/09/09 11:05登録)
多くの映画・舞台にもなってる名作の一つです(美輪さん演じる三島版が有名)
あの明智の恋愛話もあるのが魅力の一つだと思う。
ミステリ的には今となっては古いと思うけど、漫画『名探偵コナン』ばりの怪盗も出てくるので、逆に今の時代にあってるかもね。


No.91 8点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2008/09/06 10:21登録)
個人的には横溝正史的なおどろおどろしい系は結構好きなもので。
トリック的にはビミョウでしたけど(偶然的要素があって)
まだ後続読んでないけど松崎レオナ初登場作品ですね。
続きも読もうと思ってます。


No.90 6点 奇術探偵 曾我佳城全集
泡坂妻夫
(2008/09/03 11:15登録)
この作品も泡坂さんらしい奇術(マジック)中心の短編集です。
作品内容もショートショートって感じかな。
短くて完結は悪くないけど、私はミステリとしてはちょっと物足りない気がしましたね。
正直途中ちょっと飽きちゃいました。
皆さんがおっしゃるようにラストは「う~ん」かな。
中には面白いのもありましたが、全体評価としてはちょっと辛めにしました。


No.89 7点 そして扉が閉ざされた
岡嶋二人
(2008/08/31 09:44登録)
密室の犯行現場に閉じ込められた4人の男女が否応無しに事件を振り返る。
そして、真相にたどり着くストーリーだけど、私的には恋愛を含めた人間関係も設定もちょっとビミョウかな。
それに、読者自身が犯人にたどりつけない気がするし・・・。
ただ、緊迫した文章は楽しめました。


No.88 6点 レイクサイド
東野圭吾
(2008/08/26 22:26登録)
この作品は先に映画を見ました。
その後東野作品を読むきっかけの一端を担ったのはいいんだけど、感動はやはり落ちちゃいましたね。
それにラストが映画と違っていて、私自身は映画の方がよかったのも評価を下げる理由になりました。


No.87 7点 99%の誘拐
岡嶋二人
(2008/08/23 19:49登録)
かつて誘拐事件に巻き込まれた青年の復讐劇の物語。
最初の誘拐の身代金が5千万の金塊、そして次が10億のダイヤ・・・。
巧みにコンピューターを使って完璧な犯行。
犯人も動機も分かっているのでドキドキ感は無かったけど、充分楽しめました。


No.86 9点 11枚のとらんぷ
泡坂妻夫
(2008/08/19 23:46登録)
短編集としても楽しめるし、長編集としても楽しめる、気がします。
個人的にカード奇術(手品)も好きなのでちょっと得点は甘めかな。
ミステリのトリックと違うがカード奇術のトリックが11作品もあるのがいい!
そこだけでも、充分楽しめると思う。


No.85 5点 幽霊刑事
有栖川有栖
(2008/08/16 10:41登録)
面白い設定だと思うけど、折角(?)幽霊になったんだからもっと特別な捜査して欲しかったな。
射殺犯が初めから分かっていたくらいで後はほとんど特殊捜査らしいものも無かった気がする。
まっ、あまりやり過ぎると推理小説にならないけどね。
それに動機がちょっと(いやかなり)ビミョウだと思う。


No.84 6点 天空の蜂
東野圭吾
(2008/08/12 23:43登録)
原発問題(是か非か)を考えさせる作品です。
大型ヘリを上空に待機させ、政府を脅す大胆な計画。
ところがそのヘリには子供が紛れ込んでいた。
東野さんらしい工学部系の作品でもありました。
ただ東野作品の醍醐味である、ラストのワクワク感(どんでん返し)には乏しかったと思う。


No.83 8点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
泡坂妻夫
(2008/08/07 20:24登録)
お恥ずかしながら読み終わったとき「えっ、これで終わり?」とちょっと失望しました。
ミステリの祭典で高評価の意味が全く解かりませんでした。
ラスト3ページをもう一度再読・・・ん?これは?確かめてみて、なるほどこれか!
冒頭、巻末に「どうか未読の方には明かさないでください」意味改めて分かりました。
スゴイですね、まぁよくこの小説考えたな、が正直な感想です。
これも、一種のWトリックですね。
高い評価の意味理解できました。


No.82 6点 影の告発
土屋隆夫
(2008/08/02 20:54登録)
旅行写真と電話を使ったトリックでしたね。
(今じゃ完全に古典的手法だけどね)
この作品も各章の冒頭に謎の少女の病院でも描写がミステリ性を高めます。
容疑者のアリバイ崩しと動機探しが主なストーリーでした。
ただ、偶然落ちていた名刺がたった5枚で容疑者を特定はちょっとビミョウ・・・。
これが無かったらほぼ捜査線上に出てこない完全犯罪?


No.81 6点 危険な童話
土屋隆夫
(2008/07/31 20:50登録)
トリック的には楽しめました。
各章冒頭の童話も作品全体を盛り上げる効果もあると思う。
ただラストが私の好みじゃなかったです。
探偵物ならいいけど、刑事物で推理はしたが物証がないでは、ちょっとね。


No.80 5点 長い家の殺人
歌野晶午
(2008/07/27 19:59登録)
トリックは比較的解かり易いと思います。
ストーリーも先読みし易いタイプだと思います。
登場人物が少なく人間関係がすっきりしているのは読みやすいですね。
ただ、冒頭の歌詞の暗示は私は読解出来きませんでした。


No.79 8点 アクロイド殺し
アガサ・クリスティー
(2008/07/25 22:27登録)
あまりにも有名な作品ゆえ、読む前からおおよそのネタバレはしていましたが、それでも楽しめました。
これを何の先入観ナシに犯人を当てれたら凄いですよね。
古典の傑作あることは間違いなし。


No.78 7点 人形はこたつで推理する
我孫子武丸
(2008/07/22 23:11登録)
以前読んだ小畑健の漫画『人形草紙あやつり左近』にそっくりでした。
(作品的には我孫子さんの方が先です)
短編集なので読みやすいです。
また、おむつこと睦月との恋愛感情も楽しめました。
個人的にはこういったキャラが好きなもので。


No.77 7点 我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
(2008/07/20 23:03登録)
”我らが・・・””サボテンの花”の2作はかなり面白かったです。
短編ながら内容も濃かったと思う。
逆に「祝・殺人」「気分は自殺志望」は平凡だった気がしますね。
比較的万人受けする作品だと思います。
同じ短編集「ステップファザー・ステップ」より私はこちらの方がお勧めです。
”我らが・・・””サボテンの花”の2作には評価8を付けたいですが、全体あわせて7としました。


No.76 6点 ステップファザー・ステップ
宮部みゆき
(2008/07/17 20:48登録)
7編からなる短編集です。
主人公が泥棒と双子の中学生なので文章も内容も軽いタッチでした。
私にはちょっと軽すぎる印象を持ちました。
ミステリ的にもちょっと物足りなさも感じました。
あとはこの”軽さ”をどう捉えるかですね。


No.75 6点 白馬山荘殺人事件
東野圭吾
(2008/07/11 22:17登録)
マザーグースを扱った作品で、暗号・密室さまざまな要素が入った作品。
でも、他の東野作品から見ると平凡だったかな。
以前に読んだので印象もちょっと薄くなっているせいもありますが・・・。


No.74 6点 探偵映画
我孫子武丸
(2008/07/07 00:29登録)
面白い試みだと思いました。
私は最近映画は見てませんが、それでも楽しめました。
(見ている映画は数本でしたが・・・)
とは言え高評価まではちょっと・・・ですね。


No.73 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2008/07/04 23:22登録)
死姦あり切り刻みありの猟奇殺人なので読者を選びそうですね。
私は横溝系が好きなので全く問題はありませんでしたけど。
読破後、もう一度読み返しましたね、上手く書けていると思う。
描写はともかく、ラストには満足しました。

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