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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.172 5点 鷺と雪
北村薫
(2009/10/23 19:37登録)
北村さんがこの作品で直木賞を受賞したと聞いて、「空飛ぶ馬」「夜の蝉」などの後に読みました。
構成は”円紫&私”シリーズとよく似ていました。
そう考えると評価は大きく下げざるをえないですね。
私は「夜の蝉」の方が好きですね。


No.171 8点 ジョーカー・ゲーム
柳広司
(2009/10/19 22:43登録)
スパイ物だったけど、ミステリ要素も十分あって大いに楽しめました。
題名の「ジョーカー・ゲーム」と「ロビンソン」が特によかったかな。
続編も出てるみたいので、是非読んでみたいと思います。


No.170 7点 パラドックス13
東野圭吾
(2009/10/07 22:32登録)
久し振りの東野さんのSF系ですね。
私は結構楽しめました。
登場人物も12名なので判りやすかったね。
「トキオ」などが好きな方にはお勧めだと思うよ。


No.169 3点 極北クレイマー
海堂尊
(2009/09/30 17:31登録)
今回も私的にハズレだった…おそらくこれで最後の海堂作品になるかもね。
途中、姫宮香織が出てきたところだけが唯一楽しめたかな。
最早、海堂さんの愚痴にしか思えない。
医療ジャーナリスト・西園寺さやかの件もなんか謎が残ったままでフラストレーションが溜まるな…。


No.168 8点 有限と微小のパン
森博嗣
(2009/09/24 21:02登録)
やっと、S&Mシリーズ10巻読み終わりました。
見事にFから始まって有限へつながっていましたね。
今回の評価は全巻の総まとめを含めた評価としました。
トリック自体も私は不満ナシです。
ただS&MのMは本当に萌絵なんだろうか…。
シリーズの最後なんだから、ラストは萌絵で締めくくって欲しかった気がする。


No.167 6点 数奇にして模型
森博嗣
(2009/09/19 21:45登録)
S&Mの周りの人間関係が楽しめるかな。
ただ、ミステリとしてはレベルは高くないと思う。
今は次でいよいよラストか、と云う感慨の方が大きいですね。


No.166 8点 今はもうない
森博嗣
(2009/09/14 21:56登録)
S&Mシリーズの後半に至って新たな感動が味わえました。
この作品に関しては単独では面白さは全く味わえないでしょうね。
ある意味シリーズ全体が布石ですから。
ただ、W密室事件自体はビミョウだったけどね。


No.165 5点 英雄の書
宮部みゆき
(2009/09/10 22:01登録)
ミステリじゃなく、「ブレイブ・ストーリー」と同じファンタジー系だった…。
正直、初めからファンタジー系と分かっていたら読まなかったかも…。
でも、宮部さんらしく謎もきちんとあってその点は楽しめたかな。
主人公が小学生の女の子って云うのもちょっと苦手だったな。


No.164 6点 秋の花
北村薫
(2009/09/06 22:36登録)
前作もそうですが、この作家のミステリの祭典での評価が難しいです。
人物の著し方や物語の美しさは言うことはありません。
ラストも素晴らしいと思います。
ただ、ミステリとしての採点なるとビミョウですね。
ミステリ以外の描写がいいだけに、ミステリを読んだと云う感動より純文学を読んだという印象です。
だから、前作同様、ちょっと辛目の評価になっています。


No.163 7点 悼む人
天童荒太
(2009/09/01 23:29登録)
ミステリ小説と云うより、死者を弔う愛の物語ですね。
記者・病床の母そして夫を殺した女性の3つの視点で書かれる技法は好きですね。
ただ、ラストはちょっと不満かな。
もうちょっと静人の今後が書いて欲しかったな、って気がします。


No.162 6点 夏のレプリカ
森博嗣
(2009/08/26 21:06登録)
前作とペアの作りになっていましたけど、単独でも楽しめそうですね。
(当然、「幻惑の死と使途」を読んでいる方が格段に面白いとは思いますが…)
ただ、あえてペアにする必然性が感じられなかったです…萌絵と犀川の出番を少なくするため?
トリック以上にこのシリーズの魅力の一つ、萌絵と犀川が薄くなった分、感動も薄くなった気がしました。


No.161 5点 封印再度
森博嗣
(2009/08/22 22:54登録)
私的にはハズレでしたね。
凶器、密室状態の部屋、子供の証言、ポイントの3点総てがビミョウ…。
犀川と萌絵の結婚(婚約)話が出てくるので、S&Mシリーズを通しては読む必要が若干あるくらいかな。
”天地の瓢・無我の匣”鍵の解説を考慮してもこの点でした。


No.160 5点 空飛ぶ馬
北村薫
(2009/08/19 19:26登録)
「夜の蝉」「秋の花」のスタートとなる作品です。
形式はどの本も同じですが、内容は「夜の蝉」の方が秀逸でしたね。
作品中に主人公が読んだ本が沢山出てきます。
もし、それを読んでいたらもっと面白かったかもね。


No.159 7点 大誘拐
天藤真
(2009/08/15 13:03登録)
読み物としては大満足です、面白かったですね。
ただ、ミステリとしては私はビミョウでしたね。
犯人も話の展開もある程度読めていたので、途中のワクワク感はあったけど、ラストの”やられた!”感は無かった…。
とし子刀自の動機もなんだか分かるような、分からないような気がします。
ドラマではオモシロかもしれませんね。


No.158 6点 詩的私的ジャック
森博嗣
(2009/08/09 23:06登録)
皆さんの評価が芳しくなかったので、飛ばしていたけど、S&Mシリーズを半分読んだところでやっぱり読むことにしました。
1,2の事件から犯人を検討するのは100%ムリだと思うけど、第3、4の事件後は犯人は想像できました。
ただ、第1の犯行と動機は全く分からず仕舞いだったけどね。
基本的にこのパターンは好きじゃないけど、それでもあんまり不満はなかったですね。


No.157 8点 幻惑の死と使途
森博嗣
(2009/08/04 21:55登録)
トリックも相変わらず大掛かりで大胆で面白かったです。
ただ、犯人を特定するには萌絵レベルが限度かな?
犀川レベルの推理は難しいでしょう。
それに冒頭の萌絵の親友杜萌の話が気になりますね(次巻なのだろうか…)
犀川と萌絵の関係、話も面白いと思いましたね。


No.156 7点 夜の蝉
北村薫
(2009/08/01 20:34登録)
作中にある噺(落語)や和歌・良寛の話など上手く使っていて、文学性が高い作品だと思う。
それに、友人・姉と<私>との関係も面白かったです。
作品の評価なら8でも十分いいと思うけど、ただ、このサイトなら評価を下げざる得ない気がします。


No.155 4点 イノセント・ゲリラの祝祭
海堂尊
(2009/07/28 12:53登録)
「チーム・バチスタの栄光」から始まった田口&白鳥シリーズですが、最早ミステリ色は無いですね。
海堂さんのライフワーク”エーアイ”と厚生労働省批判の論文ですね。
公務員改革を進める、選挙前に読むのはいいのかもしれないけど…。


No.154 7点 笑わない数学者
森博嗣
(2009/07/23 20:28登録)
オリオン像の消失の謎はすぐに解けましたね。
それに伴い、第一・第二の犯人も分かりました。
ミステリ的には80%は解けちゃったかな。
ただ、博士が出した”5つの玉の問題”が解けなかった…のに回答もナイ!
読書後、余分に1時間掛かっちゃいましたよ(笑)


No.153 5点 冷たい密室と博士たち
森博嗣
(2009/07/18 22:13登録)
個人的にはこのパターンのトリックが好きでないもので。
作品的には可も無く、不可もなくってかんじですね。

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