home

ミステリの祭典

login
マニアさんの登録情報
平均点:6.04点 書評数:169件

プロフィール| 書評

No.29 6点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2007/12/30 15:27登録)
例のメイントリックには半ば気づいていたけど、半信半疑で読み進めてみた。案の上な展開だったけど、読ませ方とそこまでの持って行き方が上手かったので感心した。

最後の犯人の暴走っぷりは爆笑&失笑もの、意外な人の大活躍にも楽しませてもらった!


No.28 8点 ハサミ男
殊能将之
(2007/12/30 15:14登録)
ことの真相(叙述)が明らかになったとき、瞬時には理解できず、理解した後も茫然としていた自分がいた。伏線は多々あったものの全く気付かなかった。

あとの展開はおまけみたいなもの(笑)
傑作!!


No.27 2点 ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ
霧舎巧
(2007/12/30 15:09登録)
ロジック、伏線張りは上手いと思ったけど、細かすぎて壮大なトリックがあるにもかかわらず逆に小さくまとまりすぎてしまった感じ。

なにより、どうしても主人公一向に好感が持てないというか、拒絶してしまうキャラクター、シリーズとして読むのは無いかな。


No.26 8点 有限と微小のパン
森博嗣
(2007/12/30 15:03登録)
トリックは明らかにバカミス風??で、それ故ミステリとしては賛否別れるだろうが、S&Mの完結としてはこれ以上ない出来。
ラストの犀川と四季の語らいの場面は詩的でとても美しかった。エピローグも味があったかな。最後の最後でS&Mを読み続けて良かったと思った。

美化しすぎかも・・・。


No.25 3点 数奇にして模型
森博嗣
(2007/12/30 14:58登録)
舞台設定やシチュエーションは嫌いじゃないけど、純粋にミステリとして駄作でがっかり。

見せ場は萌絵を助けに行く犀川くらい?


No.24 6点 今はもうない
森博嗣
(2007/12/30 14:55登録)
叙述にはかなり早い時点で気付いてしまった。
それでも、クローズド・サークルが好きなのでそれなりに楽しめたかな。犯人も自分にとっては意外だった。

物理トリックメインのS&Mでは、本作のような叙述メインは異色作だろうと思う。


No.23 5点 夏のレプリカ
森博嗣
(2007/12/30 14:53登録)
同時進行作としては前作「幻惑の~」の方が面白かったかな。正直少し退屈なストーリー。

でも、犯人の意外性と萌絵のチェスシーンは面白かったし、終盤の読みごたえはあった。


No.22 7点 幻惑の死と使途
森博嗣
(2007/12/30 14:49登録)
純粋にミステリとして、S&Mシリーズの中では最も楽しめた。
シリーズの中だるみが一応解消され、萌絵の馬鹿っつぷりも影をひそめて安心。

犀川と犯人の最後のやり取りもよかった。見せ場を盛り上げる手腕は流石。トリックも納得。
よくできている。


No.21 2点 封印再度
森博嗣
(2007/12/30 14:44登録)
S&Mシリーズの中だるみは続くのかと思わされた。個人的には退屈で、良いところが見当たらない。
あと、この話の萌絵はウザすぎ。こんな女とは縁を切るべきと思った。森氏は何を考えてこのようなサイドストーリーを挿入したのか意味不明。後味の悪い駄作。

唯一タイトルにだけセンスが感じられる。


No.20 3点 詩的私的ジャック
森博嗣
(2007/12/30 14:41登録)
印象が全くない作品。動きの少ないストーリーをダラダラ見せられてる感じ。トリックも微妙!

S&Mシリーズの中だるみ作かな。


No.19 6点 笑わない数学者
森博嗣
(2007/12/30 14:39登録)
高校時代に数学赤点(笑)だった自分にとってタイトルで尻込みしてしまったが、話自体はシンプルで面白いと思う。

トリックは少し単純すぎる気がするが、事件解決後~ラストのやりとりは奥が深くて好き。


No.18 5点 冷たい密室と博士たち
森博嗣
(2007/12/30 14:36登録)
地味で印象の薄い作品。「すべてがF~」に比べるとこじんまりした感じを受けるのは否めない。この作品が「すべてがF~」により早く書いた、事実上の処女作だから仕方ないか。

でも、まぁまぁ楽しめたかな。


No.17 6点 すべてがFになる
森博嗣
(2007/12/30 14:28登録)
コテコテの文系人間である自分には少々読むのが辛いところもあった。なので「すべてがFになる」の意味が分かった時も、「ふ~ん、そうなの・・・」としか思えなかった・・・。
でも、最先端研究施設でのクローズド・サークルという舞台設定は面白い。なにより、真賀田四季という強烈なキャラクターに、物語世界に引き込まれた!

四季博士と犀川の因縁のスタートでもある印象深い作品。


No.16 9点 女王国の城
有栖川有栖
(2007/12/30 14:22登録)
とても面白かった!!読み応え十分!!

新興宗教の総本部を舞台にした変則クローズド・サークルもの。自分的には痺れる展開の連続にワクワクしながら読めた。
途中のUFO談義は興味がなくて退屈だったけど、アリス一行の協会本部での大暴れシーンなど見どころ満載。クセのある登場人物も物語を盛り上げるのに一役買って魅力十分!

そして、何より解決編で江神が見せるロジックの嵐には圧倒されっぱなし!まさに鳥肌もの!!
江神シリーズでは一番好き。
傑作!


No.15 8点 双頭の悪魔
有栖川有栖
(2007/12/30 14:17登録)
相変わらず探偵江神の論理展開はしびれる!解決編は圧倒されっぱなしだった。

アリス、織田、望月の大立ち回りシーンもあり、前作以上にエンターテイメント性が加わり、長いが決して退屈しない出来。織田&望月コンビが好きなので、彼らの大活躍(?)はやっぱり嬉しい!

しかし、ちょっと解決が強引すぎる印象を受けるところもあった。あとマリアにもちょっとイライラ・・・。
でも・・・あぁ・・・「青春」ミステリっていいなぁ(笑)


No.14 6点 孤島パズル
有栖川有栖
(2007/12/30 14:09登録)
孤島のクローズド・サークルものということで、楽しみにして本を開いたが噂に違わぬ出来でよかった。
解決編の論理展開には正直圧倒された。ほんの些細な手掛かりから、謎を解き明かす面白さを堪能できる。

ただ、登場人物からクローズド・サークル状況での連続殺人の緊張感があまり伝わって来なかったのが残念かな。


No.13 3点 びっくり館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:57登録)
トリック勝負の割にトリックが単純すぎ。子ども向けに書かれたものとはいえ、長い間待った前作『暗黒館の殺人』が少々期待外れだったのでさらにガッカリ、綾辻氏の復活を切に願う。

館シリーズが好きなので、その雰囲気だけを楽しんだ。


No.12 5点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:54登録)
相変わらずの雰囲気には安心したが無駄に長すぎ。館シリーズの中でもホラー要素が強い・・・ってかそっちがメインかな。
視点の問題はすぐに気付いてしまった。伏線があからさますぎ。TVでフルシチョフの「スターリン批判」って・・・いくらなんでもそれじゃすぐ分かっちゃうだろうと!

雰囲気は大好きだが、いろんな意味で長い割には報われなかった作品。


No.11 5点 どんどん橋、落ちた
綾辻行人
(2007/12/30 13:50登録)
サザエさんのブラックなパロは楽しめた。酷評されてるようなので自分は性格が歪んでるのかな・・・。

他は賛否両論あるが、自分的にはまぁありかなって・・・。


No.10 5点 黄昏の囁き
綾辻行人
(2007/12/30 13:49登録)
「囁き」の中では一番印象がない作品。
ミステリとしてもホラーとしても中途半端な感じ。『人形館の殺人』と『緋色の囁き』を足して2で割ったような感じ??

この鬱々しい雰囲気だけは好み!

169中の書評を表示しています 141 - 160