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ミステリの祭典

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生首に聞いてみろ
法月綸太郎シリーズ

作家 法月綸太郎
出版日2004年09月
平均点5.29点
書評数52人

No.32 6点 simo10
(2010/09/04 02:37登録)
-ネタばれあり-

まず、タイトルと作風のギャップに違和感を感じました。地理的に馴染みがあるせいか、物静かな情景が浮かんで、作品世界に惹きこまれました。もう少しこのタイトル何とかならんのでしょうか?
ミステリとしては、終盤での伏線の回収の手際が良かったと思います。ただし、「なるほど」とは思わせられたけど、ビックリはさせてくれなかったので物足りなさを感じてしまいます。
生首に関しても説明はついているけど、それでもやっぱり「そこまでするかいな」と思ってしまう。
また、著者の長編にお馴染みの複雑な(今回は偽りのだけど)血縁関係に食傷気味です。どうしても安っぽい2時間サスペンスドラマを見た気分にさせられる。
あと、いつの間にか国友レイカがフェードアウトしていたのが気になった。
犯人のインパクトも弱い等、何かとタイトル負けしたインパクトの弱さが目に付く作品ですが、個人的にはこの雰囲気は好きでした。

No.31 6点 seiryuu
(2010/07/16 18:33登録)
推理して読み続けられるのが面白い。
中盤からぐいぐい面白くなります。
犯人を指摘してから解決編座談会みたいになってるので
結末は緊張感に欠けました。
「このミス」第1位はう~ん。

No.30 5点 メルカトル
(2010/06/15 00:41登録)
本格ミステリ大賞受賞、「このミス」第1位、「本格ミステリベスト10」第1位のこの作品。
さてこのサイトの評価は・・・やはり低いですな。
論理性に拘りすぎるあまり、ドキドキ感やワクワク感が極端に薄れてしまった皮肉な結果に。
まるでお堅い教科書を読まされたような印象を受けた。

No.29 7点 まさむね
(2010/06/14 21:09登録)
非常に丁寧に計算された作品であると思います。後半の紐解かれ具合は,結構好きですね。
・・・が,複数の局面で「偶然性」が強く出すぎているような気が。ご都合主義とまでは言いませんが,「読者サイドからすれば不親切」と思う点は正直ありましたね。
私は,皆様の「このミス1位に期待しすぎた」コメントを読んでいたのでよいのですが,期待感満々で読んだら-1点だったかもしれませんね。

No.28 5点 STAR
(2010/02/23 11:33登録)
数年前のこのミステリーがすごいで1位だったので、期待して読みました。しかし長いわりにはおもしろくなかったです。
法月綸太郎さんの作品なら、よほど他の作品のほうがおもしろいのでは?

No.27 5点 E-BANKER
(2009/12/17 18:32登録)
何年か前の「このミス」第1位作品ですが、正直「ホンマかいな?」という感想です。
以前に一度読んでましたが、内容をあまり覚えてなかったため今回再読しました。
例の「母子像」彫刻についての”首”の問題はこだわりすぎじゃないですかね? 
(文庫版で)200頁を過ぎても誰も殺されないんで、もしかして本作って「彫刻の首切り落とし事件」の話なのかと思ってしまいました。
確かに「小説」としてはグレードの高い作品だと思いますが、氏の悪い部分がやや目に付く一作でした。(長いですし・・・)

No.26 5点 sai
(2009/12/01 16:40登録)
解決の過程は、伏線の回収という意味で楽しめました。ロジカルといえばそうなんでしょうけど、偶然に偶然が重なって・・・というところで、えーあり得んだろ~と思ってしまいました^^;でも前述の通り、偶然解決できたというわけではなく、あくまで事件発生の過程に偶然が発生していて、それがちょっと過ぎるなあという印象です。
タイトルに生首とあるが、まったく生首感がなかった。

No.25 3点 ZAto
(2009/11/02 22:31登録)
話の骨としては、偶然に偶然が重なり、登場人物たちの先入観と固定概念が事件を必要以上に複雑にしているというのが物語の機軸となっており、その意味では張りめぐらされた伏線を消化することで読み手は本格ものの醍醐味を堪能できるという仕掛けなのかもしれない。
しかし、そこにインパクトはあったか、サプライズはあったのかといえば、よくわからなかった。
作者の資質なのか、この小説には匂いがない。
タイトルにもあるように頚部切断という猟奇殺人を扱っていながら、血の生臭みは皆無で、戦慄も衝撃も異様なほど薄味加減だ。

No.24 2点 ポセイドン
(2009/10/27 00:11登録)
だらだらしてるし、推理も納得できない。駄作

No.23 6点 (^^)
(2009/10/11 22:31登録)
ロジカルで緻密な設定。非常によく考えられてる。
石膏と生首、芸術的な面と猟奇的な面で読み応えもあった。
しかし、皆さんおっしゃられているように、長いという感は否めないかな・・・。

No.22 6点 isurrender
(2009/07/22 01:24登録)
期待しすぎた感はあります
中盤でちょっと間延びした感もあります
もっとシンプルでよかったとも思える作品です

No.21 6点 spam-musubi
(2009/06/20 11:44登録)
拡げに拡げた伏線をきっちり回収し、話の筋としてはとてもまとまっていると思う。
ただ、話の筋がまとまってはいるものの、ただそれだけ。犯人のキャラクターがあまりにも弱すぎるし、
結末にただの1つも驚きがないため、読む側としてはカタルシスをえるのが難しい。

No.20 6点 touko
(2009/06/19 22:11登録)
彫刻の目が開いていた件はともかく、恐喝のネタになった出来事は狙って1回で出来るもんじゃないでしょう~、低確率すぎる……ご都合主義はこの手の作品につきものだから許せますが、何か一言セルフつっこみがないと萎えます。
あとトリック以外の部分が、あまり盛り上がらず、読んでてちょっとだれました。

No.19 7点 varu
(2009/06/07 02:50登録)
あちこちに散りばめられた伏線が回収されていくのが気持ち良い。読みごたえありました。

ただし、長い。そして、良さを維持しながらもっと短くできたのではと思います。
探偵役のプライベートには興味ありません…。冒頭の写真展の描写も冗長に感じました。

(ネタバレ気味)

No.15のネタバレ(?)の内容は、読み間違いに基づいているようですので、これから読む方は気になさらないことをお勧めします。

No.18 5点 江守森江
(2009/05/22 10:03登録)
最後の方で書かれてる事件が起きるキッカケの会話が腑に落ちない(それを叙述トリックとしている節があり不満が残る)
普通は具体的に名前をあげて聞くと思うのだが・・・、その辺のリアリティを追求すると小説が始まらないので、生暖かくスルーしたい。
本格ミステリとしては水準作だと思うが細かい不満が蓄積する作品。

No.17 4点 yoshi
(2009/02/17 22:44登録)
信者の人には悪いんですが。彫刻の目が開いていた、というだけでそのことに気付くというのがどうしても納得行きません。論理がすべてと言いつつ、犯人や美術史家があの結論に達する論理はかなり大雑把なような・・・。

No.16 8点 パン粉
(2009/02/08 14:00登録)
いやいや、傑作だと思いますけど。
もちろん何のバックボーンもなしに物語が進んじゃったら、それはただの暴走。だけどほら、そこはロジック命のノリリンですから。次の展開へ、結末へと進む過程には伏線いっぱい。
そういった物語の緻密な要素を楽しめない無神経な人には駄作でしょうけど。本格、そしてハードボイルド好きにはたまらない作品だと思います。

No.15 2点 abc1
(2009/02/08 13:12登録)
(ネタバレあり)
亡き妻のデスマスクを持っているだけで、何故その死に関与したことになるんだろう。文中でも「(デスマスクは)検視から戻ってきたあとに作られたんでしょうが」と述べられているので、それだけでは犯罪とは結びつかないはず。
別に長すぎても、展開がダラダラしていてもいいんですよ。納得できれば。それが全然できない。完成された彫刻を見ただけで、娘と美術評論家が真相に気付くのもご都合主義。このミス1位になったのが信じられないくらいのい愚作。

No.14 8点 ロビン
(2008/09/23 15:00登録)
個人的には好きな作品なのに、このサイトでは評価が芳しくないようなので笑、このたび再読してみました。
じっくりと読み込ませる緻密なプロットで、ちょっとした叙述トリックも効いていると思います。
生首よりも、石膏像の謎や過去の事件には意表を突かれる真相が。綸太郎は今回犯人に(それ以外の人にも)翻弄されますが、ラストの論理的な解決は見事。本格+ハードボイルドという、長編ノリリンらしい物語。
もっとロジックで押す推理を期待していたけど、文庫版の対談を読むと、敢えてそうしなかったんだなぁと。確かに伏線が回収されていく気持ち良さはあります。

No.13 6点 kowai
(2008/05/31 23:24登録)
半分の長さに書き直したら+2点。目はね、しかもあれの目はやばいですよ。。それが、いいんだけど。生首より、目がよかった。。。私も壊れてきました。。

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