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ミステリの祭典

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密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室殺人ゲームシリーズ

作家 歌野晶午
出版日2007年01月
平均点6.33点
書評数43人

No.23 1点 makomako
(2011/06/26 08:14登録)
私にとってこんな設定の話は不愉快なだけでとても楽しむことはできない。

No.22 6点 haruka
(2011/04/29 19:42登録)
推理ゲームとして楽しめた、と同時に読み終わった後の何とも言えない薄気味悪さと後味の悪さがあり、その点でも作者の目論見は成功しているのではないか。

No.21 5点 好兵衛
(2011/04/24 03:19登録)
短編集を面白くまとめあげてひとつの作品にした。
というかんじでしょうか。

一つ一つの事件はそんなに
面白くないのですが、登場人物の状況と
物語の進め方が面白く最後までよんでしまいます。

歌野氏の新しいものつくってやろうという意気込みを感じます
続編がでるみたいですが、終り方がちょっと残念。

No.20 7点 misty2
(2011/04/05 08:58登録)
とても楽しく拝読。
以下、未読の方はご遠慮を。
東狂人の性別、044APDの死で閉じていただければ・・・。4人が会するのはどうも。

No.19 7点 3880403
(2011/04/03 23:12登録)
すらすら読めた。
キャラが面白かったのでグロくなかった。

No.18 6点 yoneppi
(2011/03/04 16:26登録)
個々のトリックに目を見張るものはない。この設定なら叙述はどうにでもなるし、ほとんどが想定通り。でもサクサク読めて楽しめた。

No.17 7点 HORNET
(2011/01/16 09:54登録)
 タイトルから,密室ものを集めた作品集かと思ったら,その意味の「密室」ではありませんでした。しかし一つ一つのトリックはよく考えられていて(本文中でも認められてるように,過去の有名作品の焼き増し感のするものもありましたが),基本的にこういう短編集は好きです。現実には絶対あってはいけないことですが,まぁそれは殺人を扱うミステリ全てがそうですから。
 続編の「2.0」は未読ですが,本作同様のハンドルネーム,人物が登場するそうですね。そうすると本作の結末はどうなったのでしょうか・・・?そういう意味でも続編も読んでしまいます。

No.16 6点 ムラ
(2010/12/22 20:25登録)
(ネタバレあり)
良い意味でギャグミステリー。
登場人物のノリが軽いからやっぱりどうも現実で行われてる感が無い。ほのぼの殺人談義ごっこ。
そのおかげか不快感は無く読んで行く事ができた。というか、さすがにあれだけ穴があったら捕まるだろ(笑)
推理をしているときの5人のノリも見ていて楽しかった。ミステリファンが雑談するとこんな感じなんでしょうね。
トリックは王道的な感じ、唯一意外だったのは教授くらいかな(笑)
それだけに、最後の失速感が残念すぎる。ただ、チャットの人物が現実に出たらあんなもんなのかな。
ミステリー的には5点でもよかったけど、ザンギャ君とaXeの漫才が面白かったので+1で。
個人的にこの作品で優秀なのは変わったデザインの表紙とタイトルだと思いました。

No.15 6点 kanamori
(2010/07/15 17:46登録)
貯め置いていたアイデアの在庫一掃のための特異な設定、と思わなくもないですが、個々のトリックが面白いのでよしとします。
ハンドルネームの匿名性に隠れた鬼畜系5人の怖さをひしひしと感じてしまった。

No.14 8点 simo10
(2010/02/21 13:04登録)
-ネタばれ含みます-

久々に戦慄の走る作品でした。吐き気を催すような登場人物達だったけれどジャンルがジャンルなのでアリかなと(現実にあったらシャレにならんけど)。「魔王城~」とは違い、子供には見せられない作品ですね。
それぞれのトリックは短編、中編レベルに過ぎないんだけれど、この設定の中で行われるとワンランク上のネタに見えるから不思議だ。この手法は評価したい。
特に「求道者の密室」なんかは大したネタとも思われないけど、あの設定だと凄く感じてしまう。
「生首~」は普通に凄いと思ったし、背筋も凍った。伏線を拾いきってこそ見えてくる真実に納得。
この作品の直前に「女王様と私」を読んでいたので、その人となり等から最後の方にこんなトリックの事件を起こすんだろうなと序盤で予想できてしまったのが残念。

No.13 6点 まさむね
(2010/02/06 15:26登録)
登場人物に感情移入はできないし,「それってあり?」という箇所も多く存在するのですが,絶対的に「非現実的」とも言いきれないところがミソ。
全体的に楽しめましたが,途中のどうでもいい雑魚トリックは無駄では?「箸休め」にもなってない…。粋な(?)章タイトルの方が端的で,よっぽど「箸休め」になった気がしますけど。

No.12 6点 シーマスター
(2009/11/30 23:55登録)
単品では短編ミステリとしての体も成しえない雑魚ネタを寄せ合わせて一冊の本に仕上げた、という感もなくはないが、形式において作者の独創性を買ってもいい作品だとも思う。

歌野らしい、いくつかの叙述系の仕掛けには全く驚けなかったわけではないが、(恐らく)一番ネタになるのであろう仕掛けは、かなり早い段階で想定内に入っちゃった。
しかし、これほど恐ろしさを覚えながら読んだミステリも個人的には例が少ない。
(トリックは別として)全くのゲーム感覚で次々と人を殺す・・・それが現実にありえるかもしれない、と感じさせるストーリーメイクのため読中背筋からうすら寒いものがとれませんでしたよ。

最終章は(初っ端のサプライズを除いて)意味不明にも思えるが、歌野自身のある作品でも見られた彼特有の世界観というか感性が映し出されたエンディングのようでもあるようですね。あまり好みではないが、わからなくもない。

No.11 5点 isurrender
(2009/11/11 06:54登録)
エンタメとしては楽しめたけど、ミステリとしては…
ボツネタをこういう特異な状況なら…ってことで再利用したのでは?とも思える
最後の連作ならではのトリックも、それこそ証拠こそ掴めなかったけど想定内だし

No.10 8点 こう
(2009/11/09 00:48登録)
各登場人物の会話は鼻につきますしトリックも特別斬新とも思わなかったですし、書いている内容は腹立たしく感じてもおかしくないのですが個人的には楽しめました。ラストの部分は少し不消化ぎみですが。
 10年前なら荒唐無稽に思われることですが現代だと本当に(ここまで凝らなければ)ありうるかなあと感じてしまうのが少しこわいです。

No.9 7点 測量ボ-イ
(2009/10/09 19:53登録)
これは凄いアイデアですね。
チヤットで知り合った数名がお互いが犯す殺人のトリックを
推理しあう・・・そして最後は意外な結末も待っています。
でも小説の中だからこそ楽しいのであって、本当にこんな事
があったらと思うと、ゾっとしますね。作者も言っています
が、現実に起こらない事を祈るのみです。

僕は将棋ファンなので、タイトルに魅せられて(?)読んで
見ましたが、これはあまり関係ないみたいでした。

No.8 7点 E-BANKER
(2009/10/04 21:40登録)
異色の連作短編集で、氏のプロットと技巧のうまさが光る作品。
個別の殺人事件についてチャットのメンバーで推理合戦をするということだけかと思いきや、バックに大きな秘密が隠されていた・・・という展開。
個人的には、最初のミッシングリンクの話が○○絡みで一番面白かったですね。あと、「生首に聞いてみる?」はタイトルが面白い。
とにかく氏のアイデアに脱帽です。続編も楽しみ。

No.7 7点 メルカトル
(2009/09/19 23:54登録)
正義感の強い人は読まないほうが無難かもしれない。
「人の命を何だと思っているんだ」みたいな憤りを感じる部分も多々あるが、読み進めるうちに徐々に馴染んでくる自分はやはりミステリという魔物に魅入られているのかもしれない。

しかし趣向を凝らしたトリックには満足できた。
続編も全く趣は変わらない。

No.6 7点 いけお
(2009/08/05 02:03登録)
終わり方は消化不良気味だが好感を持てる意欲作。
読中はかなり夢中になった。

No.5 8点 ymn
(2009/07/26 16:14登録)
一話目のミッシングリンクはちょっと退屈だったけど、それ以降はキャラクターも魅力で非常に楽しめた。
ミステリとしては「求道者の密室」が一番。
お気に入りのキャラは教授。
続編があるとのことなのでそれも楽しみ。

No.4 6点 江守森江
(2009/05/26 17:18登録)
チャットでゲームに参加している人々を俯瞰している感覚だった。
あの手この手と新作で試み成功する。
ホントに懐が深い。
シリーズ次作を見て気付いたが、講談社での猫丸先輩シリーズを意識し、章題「タイトル」を有名作品のモジリにしている稚気は楽しい。

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