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[ サスペンス ]
ニューヨーク・ブルース
アイリッシュ短編集6
ウィリアム・アイリッシュ 出版月: 1977年04月 平均: 7.00点 書評数: 5件

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東京創元社
1977年04月

東京創元社
1977年04月

No.5 7点 take5 2022/05/21 18:16
このサイトでは、作家別の平均評価でウィリアムアイリッシュが一位でした。
この短編集も最初と最後のみ読んで返却期限で返してしまいましたが、どちらも古さを感じさせない名作でした。
ただ昔の本で読みにくい字体や本の黄ばみで読破出来ずでした。

No.4 7点 蟷螂の斧 2021/03/12 07:56
①三時 8点 時限爆弾のタイムリミットもの。これぞ短篇の醍醐味
②自由の女神事件 7点 自由の女神の中で男が行方不明に。一緒にいた女性はそんな男は知らないと・・・
③命あるかぎり 7点 サディストの夫を持った妻はある青年と・・・後期の作品でブラックな味わい
④死の接吻 7点 ハラハラ・ドキドキ、最後は大笑い
⑤ニューヨーク・ブルース 6点 この作品も後期のもので退廃的な雰囲気
⑥特別配達 6点 誘拐された赤子を発見した牛乳配達人の要求した褒美とは?
⑦となりの死人 5点 人を殺めてしまった男の心理
⑧ガムは知っていた 5点 ホテルのメイドは噛んだガムを・・・
⑨借り 6点 娘を事故から救ってくれたのは犯罪者。刑事の父親は・・・
⑩目覚めずして死なば 4点 誘拐された少女を追う刑事の息子の少年
⑪さらばニューヨーク 5点 夫が殺人。夫婦での逃亡劇
⑫ハミング・バード帰る 6点 母親の元へお尋ね者となった息子が帰ってきた・・・無常
⑬送って行くよ、キャスリーン 8点 前科のある彼は元恋人にお別れを。その直後彼女が行方不明に

No.3 6点 ボナンザ 2014/04/08 16:05
アイリッシュの持つ都会の孤独を見事に調理した秀作揃い。

No.2 7点 あびびび 2013/11/01 11:31
アイリッシュは「幻の女」を読んだだけだったが、さすがに一篇だけではその作家のすべては分からない。

短編集を堪能してこそ全体像が見えて来る。なるほど、あの「幻の女」だけが名文だったわけではなく、いつもそんな書き方をする作家なんだと理解した。

表題作は好みではなく、「死の接吻」と、「送って行くよ、キャスリーン」が自分には楽しめた。

No.1 8点 Tetchy 2008/08/11 22:50
アイリッシュ短編集もこれで最後。
標準作が揃った短編集だという印象だったが、最後の最後で突出した作品に出逢えた。

「さらばニューヨーク」、「ハミングバード帰る」、「送って行くよ、キャスリーン」の3編が秀逸。
「さらば~」は前の「リンゴふたつ」をアレンジしたような作品だが、アイリッシュには珍しく、最後の結末の処理が読者の想像を引き立てる。
「ハミングバード~」はたった15ページなのに物語は濃密。最後が哀しい。
「送っていくよ、~」は名作『幻の女』をあえて捻らずに語った正統派作品とでも云おうか。登場人物それぞれが抱える悲哀や信条が胸を打つし、何より題名が読後に心を打つ。

手に入りにくいアイリッシュ諸作品。埋もれさせるには勿体無い。
どうにかならないだろうか、各出版社。


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ウィリアム・アイリッシュ
1980年01月
私が死んだ夜(早川ポケミス版)
1977年04月
ニューヨーク・ブルース
平均:7.00 / 書評数:5
1975年01月
わたしが死んだ夜(創元文庫版)
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1974年03月
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1973年03月
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1972年01月
晩餐後の物語
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1963年01月
暁の死線
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1962年01月
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1960年01月
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1959年01月
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1958年01月
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黒いカーテン
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1955年02月
妄執の影
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