皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 『石球城』殺人事件 |
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| 北山猛邦 | 出版月: 2026年06月 | 平均: 9.00点 | 書評数: 3件 |
![]() 講談社 2026年06月 |
| No.3 | 8点 | mozart | 2026/08/01 18:05 |
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| 「アリス・ミラー城」とか「ギロチン城」とかがアレでしっかり騙されたため、同じ「城シリーズ」ということで少々警戒しながら読み始めたのですが、ファンタジー要素は(BL要素も?)ありつつも「物理の北山」が本領を発揮するゴリゴリの「密室モノ」でした。
終盤で息つく間もなく(いや、ちょっとだけダレたかも)怒濤のように明かされる13もの密室の物理トリック!さらには石球城の建っている空間自体があのようになっているとは!まったくもって感服しました。謎の提示とトリックの解明にはその都度ちゃんと分かりやすい図解もあってすんなり飲み込めました。しかも○○の「特殊設定」もしっかり謎にからんでいる、と。 昨今のラノベ風ミステリーなら巫女達の扱いは違っていただろうとは思いますが主人公達とのあっさりした関係性はこの作品ではむしろ彼女らに感情移入することなく淡々と読み進められて良かったと思います。最後も平穏なエンディングだったので読後感も良かったです。 |
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| No.2 | 9点 | 肥し | 2026/07/23 20:08 |
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| 正体不明の「石球城」を舞台に起こる連続密室殺人。想像よりもファンタジーな世界観で、良い意味で期待を裏切られた。13もの密室が明かされる解決編は圧巻で、特に「世界の灯台」~「梟の灯台」のトリックは奇想に感動した。殺人だけでなく、石球城の謎についても明かされる美しいラストや、序盤からのスピーディーな展開など、小説としても面白く読めた。 | |||
| No.1 | 10点 | みりん | 2026/07/20 21:29 |
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| 作者の発想力にただただ興奮。同著者『月灯館殺人事件』や『監獄島』『厳冬之棺』などを遥かに超える密室の物量に『星を継ぐもの』のような夢と奇想をプラスした愛すべき「ドリームミステリー」と呼びたい。1つの長編に13の密室ってもうギネス記録申請できるんじゃない?
主人公はどこから来たのか、父親の死の真相、13の密室殺人の謎、最果ての海、石球の役割、灯の役割、世界の真相。館ものにありがちな種明かしまでつまらないという欠点もこの作品にはなく(流石に13密室は少しダレるが)、謎に包まれた世界観でその謎を推進力に読ませてしまう。序盤は「9人の王様に13の灯台、壁、海、外の世界となにこれ進○の巨人のパクリじゃね?エルヴィンとその親父みたいなこと言い出しやがって」とか思ってしまいましたすみません北山先生。『火刑城』も楽しみにしています。 興奮冷めやらぬうちに10点をつけ、ハードルを上げてしまい申し訳ございませんが、多少の粗と(新)本格というジャンルに備わっているある種の馬鹿馬鹿しさを楽しめてしまう人におすすめです。 <ネタバレ> 恐らくネタバレにはならないから言っちゃうと密室の中で気持ちよかったのはレンツとサイフォンのツートップ。 |
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