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[ 本格/新本格 ]
メーラーデーモンの戦慄
上木らいち
早坂吝 出版月: 2018年09月 平均: 6.00点 書評数: 3件

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講談社
2018年09月

No.3 9点 HORNET 2019/03/23 14:16
 メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメッセージが届いた後、その通りに殺害されるという連続殺人事件。被害者は携帯電話3大手のうちの一社、X-phoneのガラケーを所持しているという共通点はあるが、接点はない。これは無差別殺人なのか?客の一人を殺されたらいちは、真相解明に乗り出す―

 相変わらず性的要素満載だが、その印象が煙幕となって「イロモノ」と捉えられてしまうと残念。ツイッターという現代的なツールを使ってよく考えられた仕掛けだと自分は思う。性的要素も、ただ物語にその色を付けているというのではなく、トリックや真相に不可欠なものになっているところがスゴい。間違いなくミステリ作家としてのポテンシャルは高いと感じる。
 王道の本格ではないが、読み終えた後「やるなぁ…」と唸ってしまった。

No.2 4点 蟷螂の斧 2018/12/06 10:04
過去の作品、特に前作を読んでいないと、どこがどう面白いのか分からない。特に主人公のキャラクターが不明。また休暇中の刑事が何を悩んでいるのかも分からない。

No.1 5点 メルカトル 2018/11/09 21:53
メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生!「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X‐phone社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!
『BOOK』データベースより。

この作者の持ち味は十分に出していると思います。エロとトリックを結びつける発想はなかなかのものではないかと。しかし、藍川らが考えるチマチマした推理はややこしく分かりづらいもので、正直どうでも良くなってきました。

途中までは面白かったです。ストーリーの流れから当然ホワイダニットを重点に置いた展開が予想されましたが、そこには一切触れておらず評者としてはいささか肩透かしを食らった形になりました。ミッシングリンクもへったくれもなく、結局限られた容疑者の中からの犯人探し、つまりフーダニットに落ち着きます。
動機は犯人の口から語られますが、まあ、あり得ないですね。
期待していただけに残念でした。それにらいちの出番が少なかったのもやや不満です。


早坂吝
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