じきるさんの登録情報 | |
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平均点:6.79点 | 書評数:260件 |
No.100 | 8点 | 刺青殺人事件 高木彬光 |
(2020/12/31 06:00登録) ミスリードの技巧が光る名作古典。 個人的には『人形〜』の方が好みだが、こちらも古さを感じさせない出来に仕上がっている。 |
No.99 | 7点 | 虚無への供物 中井英夫 |
(2020/12/30 21:33登録) 最終章を読むまでは面白味に欠ける展開が続くもので、何度も挫折しそうになりながら読了。しかしその過程すらも、あの結末に至る為には必要不可欠だったのでしょうね。 |
No.98 | 7点 | 異邦の騎士 島田荘司 |
(2020/12/26 20:37登録) ドラマティックなラブストーリーが素敵です。 ミステリ部分はやや弱いか。 |
No.97 | 5点 | 御手洗潔の挨拶 島田荘司 |
(2020/12/25 03:51登録) ミステリとしては小粒ながら、ストーリーはそれなりに充実している。 御手洗ファンなら必読かな。 |
No.96 | 8点 | 殉教カテリナ車輪 飛鳥部勝則 |
(2020/12/21 01:53登録) 豪快な密室トリックも、作中作の仕掛けも素晴らしい。画家である作者自身が描いた絵を図像学の謎として用いる手法も面白くて好印象。 静かで切ないラストシーンがいいですね。 |
No.95 | 6点 | 鴉 麻耶雄嵩 |
(2020/12/20 01:28登録) 舞台となる村の雰囲気や世界観は素晴らしいのですが、トリックがどうもね。巧さは感じられるけど、私の琴線に触れるタイプのトリックではなかったです。 読者にとって納得度が高いと思われる方の推理を捨て石にするやり方は麻耶らしい。 |
No.94 | 9点 | 女王国の城 有栖川有栖 |
(2020/12/13 22:17登録) 過去と現在の事件を結ぶロジックの合理性は毎度のことながらお見事。 伏線の仕込みの技術や動機面の納得度も高い。 そして何より、シリーズの強みを活かしたストーリーに大変満足できた。 |
No.93 | 7点 | “文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ) 野村美月 |
(2020/12/10 12:03登録) それぞれ重い背景を抱えたキャラクター達の物語を締め括る大団円。 シリーズ通して読んだ満足感で+1点です。 |
No.92 | 4点 | “文学少女”と月花を孕く水妖(ウンデイーネ) 野村美月 |
(2020/12/10 11:59登録) 最終章前の箸休めといったところか。 |
No.91 | 6点 | “文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ) 野村美月 |
(2020/12/10 11:58登録) 心葉の過去が語られるシリーズの山場。 |
No.90 | 5点 | “文学少女”と穢名(けがれな)の天使(アンジュ) 野村美月 |
(2020/12/10 11:53登録) ミステリ度は弱いが楽しめた。 |
No.89 | 7点 | “文学少女”と繋がれた愚者(フール) 野村美月 |
(2020/12/10 11:50登録) シリーズの中の一作と考えれば、これは実に効果的なラストと言える。想定外だったからびっくりした。 |
No.88 | 6点 | “文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト) 野村美月 |
(2020/12/10 11:49登録) 重いストーリーだけど、このシリーズの良さが存分に詰まってます。 |
No.87 | 6点 | “文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ) 野村美月 |
(2020/12/10 11:44登録) ミステリー系のライトノベルでは一番好きなシリーズ。 |
No.86 | 7点 | 螢 麻耶雄嵩 |
(2020/12/10 01:19登録) 麻耶にしては地味な感じは否めないが、二つ目のトリックの騙しのテクニックは見事です。 |
No.85 | 10点 | 夏と冬の奏鳴曲 麻耶雄嵩 |
(2020/12/08 17:53登録) 至高のアンチミステリ。まるでこの物語がキュビズムそのものだ…。 私にとっては、特別な一冊です。 |
No.84 | 9点 | 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 麻耶雄嵩 |
(2020/11/29 22:01登録) 人工的な様式美と、二転三転するストーリーに振り回される快感。 多少の粗はあるが、全然気にならなかった。 |
No.83 | 7点 | 百器徒然袋 風 京極夏彦 |
(2020/11/22 00:50登録) 京極流コメディ探偵小説第二弾。 榎木津ファンならこれも必読でしょう。 エチオピヤ人のマスカマダ・カマスカスは流石に爆笑した笑笑 |
No.82 | 8点 | 邪魅の雫 京極夏彦 |
(2020/11/13 00:57登録) あまり世評はよろしくないが、個人的には好きな作品だったりする。 細かな視点の切り替え、どこかシリアスな榎木津、薄められた妖怪成分など、このシリーズでは異色作と呼んでもいいだろう。 良くも悪くもオーソドックスな大河ミステリなんだけど、事件の全体像の組み方なんかは京極らしい巧さを感じた。 |
No.81 | 5点 | 陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦 |
(2020/11/13 00:41登録) 核になるアイディアは悪くないし、それなりに読ませるレベルには仕上がってるんだけど、流石にボリュームを膨らませ過ぎたかな。 ダボついた部分を削ってスマートにしてくれればもっと良い作品になったと思う。惜しい。 |