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ミステリの祭典

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レッドキングさんの登録情報
平均点:5.32点 書評数:1099件

プロフィール| 書評

No.1099 3点 ババヤガの夜
王谷晶
(2026/08/19 05:18登録)
「最高の面白いミステリー小説 10選」とかいうの(ナンダ?)の"第三位"で、つい・・("最高 ナンバースリー" にオモロイかぁ?)


No.1098 5点 猿丸幻視行
井沢元彦
(2026/08/18 21:24登録)
「占星術」と何かの賞を争ったとかで昔読んだなぁ。タイムスリップ憑依SFと歴史ミステリ暗号ミステリ結合に、時代大道具トリックのオマケが付いてた・・実は記憶だよりに書いている<(_ _)>・・かな。覚えてるんだから、面白くなくはなかったんだろが、「占星術」より上ってことは、ないなァ(ドッチモ アマリ スキナ サッカ ジャナイケドネ)。


No.1097 4点 三つの秘文字
S・J・ボルトン
(2026/08/17 22:38登録)
スコットランドの北果てる島。愛馬の死骸を埋めようとして、心臓を抜き取られた女の死体を掘り出してしまった女医。女警官を"相棒"に死体の正体捜査を始めるが、死体には、検死で判明した死亡時期よりも一年も前に、その死の記録があった・・・。イマイチ不可能感がニブい"不可能本格"ミステリと、死体に刻まれた古代文字の謎ネタが、因習伝承奇譚を臭わせた秘密結社の解明サスペンスへと発展して行く。

ま、面白くなくはないんだが、わが横溝、京極、三津田etcなら、もおぉぉっと、外連味タップリのホラーソース効かせた料理を拵えられたはず。


No.1096 5点 明日訪ねてくるがいい
マーガレット・ミラー
(2026/08/13 07:46登録)
ん?マーガレット・ミラーだよなぁ、サイコで緊張感あってスピーディな作風のはずだよなぁ、と読みながら訝ったが、これ、アラゴンシリーズて言う、作家"後期"の作品らしい。皮肉や諧謔の効いた会話で進む、サスペンス言うよりハードボイルド風(地道な行方探し → 連続殺人)展開・・からのドンデン驚きエンド。

※作者、ロス・マクドナルドの妻だったって事で、何の関係もないのに、不治の病の夫を射殺して、自身も銃自殺を遂げた女流SF作家:ジェイムズ・ティプトリーJr.の事を思い出してしまった。


No.1095 5点 赤い月の夜に
ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ
(2026/08/08 07:14登録)
嫌われ役にして主人公の初老男・・"騒々しくて、無学で、好色で、豪快で、迷信深く、怒りやすく、気前よく、自惚れが強く、機転に富む、尊大な富豪"・・某米大統領とカラマーゾフの親父を足して二で割ったような男。加えるに五十人に及ぶ半フリーク達が、Goodセンスgoodテンポ和訳*で、諧謔ユタカに描かれるミステリ・・ん、ミステリと言えるか?・・言っちゃおう(*^^)v。

*変格モノ傑作「赤い右手」と短編集以外の・この作含め・三冊、夏来健次以外の、センスのダサい訳者による翻訳だったら、トテモ読めたシロモノじゃなかったカモしれない・・(。-`ω-)


No.1094 7点 三体Ⅲ 死神永生
劉慈欣
(2026/08/02 22:46登録)
"中国のダン・シモンズ” 劉慈欣の、壮大なSFスペース・オペラ「三体」、その三にして完結編。地球から隔たること四光年彼方、三つの恒星を廻るが故に、科学的予測不可能な、いつ消滅するやもしれぬ過酷な宿命を持つ惑星"三体文明"。彼らが将来を賭けたプロジェクトの標的は、4世紀後の太陽系地球。超次元的人口微粒子「智子(ソフォン)」を先行仕掛け道具に、1/100光年速度で迫りくる三体文明に対する、地球文明の秘策「面壁計画」「執剣者」は、前作その二で、"破滅みちづれ脅迫抑止 (^^;) "として一応の成功を見たが、今回、「智子(ソフォン)」から派生した日本女型アンドロイド「智子(トモコ)」の暗躍先導もあり、一旦は大敗北を被る羽目に。地球人から"策略思考"を習うまで"欺瞞"を知らなかった三体人と、科学力は遥かに劣りながら、歴史的"狡猾さ"で三体人と渡り合おうとする地球人。人類の命運を担う新ヒロインと相棒の女学生、別ルート「階梯計画」主役の"脳男"、"三体の象徴"トモコetc・・・互いの文明の生存をかけた虚々実々バトルから、話は宇宙それ自体の壮大なSFスペース浪漫に大"展開"(にして"収束")。
※にしても、"十一次元(!)陽子を二次元に畳む智子(元名"ソフォン"かつ日本女型アンドロイド"トモコ")"に、究極の性悪論"暗黒森林"、かけて加えて"重力波""四次元空間""曲率推進""多次元収束"etc、まあ、出るわデルワ 「はーどSFウンチク」・・どこまで「カガクテキ」根拠あんのかネ(^O^)


No.1093 5点 身代りの女
シャロン・ボルトン
(2026/07/28 21:39登録)
最近、女流サスペンス物ばかり読んでるなぁ。"サスペンス"は読む者に緊張を強いて目を逸らさせなくするから、当然にリイダビリティは高く・・つまり"面白い"。ただ、読み終わり、冷静にミステリサイトで評価する段になると・・"ウーーん、オマケして~点"て話に・・・。で、この小説(例によって、このサイトで知った)、金と頭脳と容姿に恵まれた、英国中産階級の"クズ高校生"達が主役の、英国版「モンテクリスト伯爵」兼「四谷怪談」サスペンス。中盤までは実にオモシロく、他の作品も是非読んでみたくなった。


No.1092 6点 毒薬の小壜
シャーロット・アームストロング
(2026/07/26 22:06登録)
55歳の詩の教師と32歳の内気な女。風采も内面も哀れっぽい"善男善女"の、痛ましく慎ましい日常小説が、毒小瓶の紛失を釣りにした日常サスペンス・・と言うよりドタバタ"落語"劇・・に疾走して、Happy Endingへ収束する。この作家のラストにかけて盛り上げるハラハラ感、ジツに魅惑的。点数オマケ。


No.1091 6点 心憑かれて
マーガレット・ミラー
(2026/07/24 22:14登録)
最近、なんか、この作家にハマり始めた。本格ミステリではない。ハードボイルドでも社会派でも冒険物でもなく、ま、心理サスペンス(だから "三大女流サスペンス"だろ、何をイマサラ(^'^) ) 、で、これが結構クセになりそ。
それで、この作品、一見 "まあまあ普通 "に見えた五家族の顔が、一瞬にして "サイコ"な素面に翻る、そんな、怜悧で日常ホラーな感覚が読ませ処。加えて、ハッピーエンディングなWhatダニットミステリでもあり、ナカナカによく。

※ところで、この作家、夫がロス・マクドナルドなんだってね。(どんな、夫婦だったんだろ)


No.1090 6点 魔女の館
シャーロット・アームストロング
(2026/07/22 21:55登録)
最近まで名前すら知らなかった(^^;) この作者、初読み「疑われざる者」に続く、"二読み"目はこれ。オモシロかった。 カーやクリスチアナ・ブランドの一番"軽快"部分のゴシック・コミックと、ハラハラどきどきのシャッフル乱舞。そっかぁ、別に"サスペンス"だからって、"ずっと緊張感を張りつめて"なんて生真面目に構える必要ないのね。「全員集合」末期の "シムラぁ、うしろぉ!" のノリで愉しめばよいのね。


No.1089 3点 疑われざる者
シャーロット・アームストロング
(2026/07/20 19:57登録)
最近、マーガレット・ミラーを読み始め、ヘレン・マクロイとこの作家をあわせて"三大女流サスペンス作家"(この"三大~"て呼称、向こうのオリジナルなん?なんか日本クサイ)て呼ばれてたのを知った。で、さっそく。うーん、マクロイみたくミステリしておらず、「狙った獣」「鉄の門」みたいなサイコサスペンスでもないなぁ。ラストにかけての危機一髪サスペンスは楽しかった・・最近TVで連続放映してた、Toy Story(^J^)シリーズのラストはらはら思い出した・・。ま、いいや、マーガレット・ミラーともども、しばらく愉しんでみよ。


No.1088 5点 犠牲者は誰だ
ロス・マクドナルド
(2026/07/18 06:24登録)
リュウ・アーチャーシリーズ第五弾。偶然、通りがかりに事件に出くわした(ハードボイルド導入としてはチト斬新)探偵。半ば押しかけに事件介入を依頼させる(ここもナカナカ斬新)好奇心展開。西部の寂れた砂漠渓地の小さな町を舞台に、ネットリ絡んだ男女・人間関係と三連続射殺事件。じっくり地道(ここハードボイルドらしい)な事件捜査と、いくらなんでもハードに過ぎる殴り合いと、ちょびっと人物錯視トリックも付く。

※「ハヤカワポケット」の中田訳文、いいんだけど、年代が古いんだろう、"ジーンズ"に説明文添えたり、"自動車用ホテル"や"響尾蛇"に "キャリフォーニア州"、で、「~なんですわ」「ですのよ」女言葉・・ま、これはこれで味わい深い・・


No.1087 6点 終決者たち
マイクル・コナリー
(2026/07/15 22:53登録)
ヒエロニムス・ボッシュシリーズ第十一弾。私立探偵から官職刑事に復職・・我が国では考えにくい・・したボッシュ。請け負った仕事は、十七年前に"迷宮入り"した、黒人白人ハーフ女子高生殺人事件の再捜査。残された資料の再読み込みで進行する丁寧なミステリと、浮かび上がった"重要参考人"を餌にした、犯人炙り出し作戦サスペンスが並走し、タイトにして鮮やかなWhoミステリどんでんエンドへ。あの手の最終決着、自分は好きだぞ(^_-) 
※懐かしの憎まれ役元上司・・当初の"実にヤナ奴"設定から、シリーズ進行につれてチョットまるくなってたなぁ・・が、鋭くヤナ奴感増して再登場、と思ったら、あーあ(カワイソ) 


No.1086 6点 ガラスの独房
パトリシア・ハイスミス
(2026/07/10 22:54登録)
前半はハイスミス版「死の家の記録」。無実の横領罪で入獄した男と、救済に奔走する妻と弁護士。普通ならば正義 vs 不正の冤罪救済劇で話が進むだろうに、そこはハイスミス、男と妻と弁護士の三角関係が劇をいびつに歪める。後半、出獄後の三角・・いや、男の元上司を含めた・・四角関係の心理葛藤劇が続いた挙句に、ハイスミス恒例の衝動的殺人劇に急転し、さらにノワール-ピカレスク-サスペンスへ疾走する。まったく"勧善懲悪"しない・・いつもどおり・・ゆがみがよく。


No.1085 9点 禁じられた館
ミシェル・エルベ―ル&ウジェーヌ・ヴィル
(2026/07/08 08:30登録)
1932年の作品。仏ミステリ史上、「黄色い部屋の謎」以来*の本格物だったとの事で、さっそく・・・
おぉおぉおぉ、こういうんでいいんだよ、いや、こういうのがいいんだよ。密室の不思議のみならず、解明後の感銘が心に残る、そんな満足、久々に味わわせていただきました ٩(*´꒳`*)۶ ・・「三つの棺」「殉教カテリナ車輪」以来と言ってもいいくらいかな・・

*て言っても、「黄色い部屋」(1907年)からこの作品までは25年。この作品からポール・アルテ(1986)までの半世紀の空白期間の方が長いなあ、フレンチ本格。そこいくと、なんだかんだ、"密室の灯"を消すことなかった我が国ミステリ文化、素晴らしきにあらずや。


No.1084 2点 女王様と私
歌野晶午
(2026/07/08 08:26登録)
しまった、「ハサミ男」作者と勘違いし読んでしまった(+o+)   「葉桜の~」作家かぁ(>_<)


No.1083 6点 ひとりで歩く女
ヘレン・マクロイ
(2026/07/04 22:04登録)
序盤1/3は半遺言の様な謎の手記、中盤1/3が船内での毒蛇殺人ミステリ、終盤の1/3で、大都会舞台のサスペンスフルなミステリ解明へ。

※ヘレン・マクロイってマーガレット・ミラーとかと「三大女流サスペンス作家」と称されたんだってね・・・うーん、サスペンス作家と言うより、本格ミステリ寄りの心理サスペンスとの"中道連合の人"って感じかな・・・


No.1082 4点 悪意の糸
マーガレット・ミラー
(2026/07/02 20:27登録)
「狙った獣」「鉄の門」に続けて、つい、同作家を読んでしまったが、"一気読みリーダブル”小説の人なのね、この作家。今回、ちと、サイコスパイス足りないが・・


No.1081 5点 鉄の門
マーガレット・ミラー
(2026/06/30 23:31登録)
"序破急"三部・・冷ややかな心理サスペンス → 診療ミステリ風サイコサスペンス急転 → ミステリ解明エンド・・三部構成のサスペンスミステリ。三部の表題は、猟(=行為)・狐(=ターゲット)・犬(=施行者)、って感じを狙ってるんだろうが、この組合せは・・探偵警部含め・・三重展開を意味するなあ。

※創元文庫(初版)の"登場人物一覧"、脇役姉妹(コーラ、ジャネット)の"姉妹"関係を誤植してるゾ。


No.1080 4点 狙った獣
マーガレット・ミラー
(2026/06/29 08:06登録)
あまりに露骨にサイコホラーな登場人物、リチャード・ニーリイや我が国イヤミス祖先筋の様な描写、で、"驚きの人物トリック"エンド、へ。シンプルで"りーだぶる"なの良いが、ミステリとしてはちとシンプルに過ぎるかな、と。
※そっか、"大いなる眠り"や"さむけ"も、この作品の観点から見ると良いのか。

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