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ミステリの祭典

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三つの秘文字

作家 S・J・ボルトン
出版日2011年09月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 4点 レッドキング
(2026/08/17 22:38登録)
スコットランドの北果てる島。愛馬の死骸を埋めようとして、心臓を抜き取られた女の死体を掘り出してしまった女医。女警官を"相棒"に死体の正体捜査を始めるが、死体には、検死で判明した死亡時期よりも一年も前に、その死の記録があった・・・。イマイチ不可能感がニブい"不可能本格"ミステリと、死体に刻まれた古代文字の謎ネタが、因習伝承奇譚を臭わせた秘密結社の解明サスペンスへと発展して行く。

ま、面白くなくはないんだが、わが横溝、京極、三津田etcなら、もおぉぉっと、外連味タップリのホラーソース効かせた料理を拵えられたはず。

No.1 5点 猫サーカス
(2020/07/14 18:19登録)
スコットランドのシェットランド諸島が舞台。夫の出身地シェットランドで暮らすようになった産科医のトーラは、死んだ馬を埋めようとして庭を掘り返しているときに、女性の死体を発見する。女性は心臓をえぐられ、背中に三つの古代ルーン文字が刻まれ、出産間もなく殺害されたようだった。しかし身元が判明した女性は、検視結果による死亡推定時期の前年に既に死んでいた。女性刑事デーナと協力し合って、トーラは真相を突き止めようとするが、不穏な脅しを受ける。夫婦関係や不妊に悩むトーラが真実を求めて果敢に突き進んでいく姿が実にいい。緊迫感あふれる産科医としての仕事の描写も、物語に奥行きを与えている。何よりも北欧文化圏でもあるシェットランドの独特の風土が、謎解きにも巧みに生かされ、個性的な物語世界を作り上げている。

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