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ミステリの祭典

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ボナンザさんの登録情報
平均点:5.21点 書評数:1644件

プロフィール| 書評

No.404 5点 ビブリア古書堂の事件手帖2
三上延
(2014/09/03 20:26登録)
一巻から勢いが落ちない。面白く最後まで読めた。


No.403 5点 トリック狂殺人事件
吉村達也
(2014/09/02 22:14登録)
クローズド・サークルというよりは馬鹿ミス。
面白いアイディアだとは思うし、このてのトリックを許容し楽しめる心は失わずにいたい。


No.402 5点 ビブリア古書堂の事件手帖
三上延
(2014/09/02 20:12登録)
古書にまつわる日常ミステリということで、私のような古本好きには楽しい一冊。


No.401 7点 キドリントンから消えた娘
コリン・デクスター
(2014/09/02 00:03登録)
前作ウッドストックを上回る傑作。論理の構築と謎の提示はまるでクイーンやクリスティのようで、黄金期の傑作群に劣らない。


No.400 6点 アルファベット・パズラーズ
大山誠一郎
(2014/08/30 14:58登録)
昔ならもう少し高得点を付けたかも知れないが、つっこみどころが多すぎるので・・・。
P そもそも紅茶が傾くレベルなら誰か気づく。つか、缶入りの紅茶で茶会って無理があるだろ・・・。
F 一人二役をここまで日常的にするなら周りの職員は事情明かしておkな奴にするだろ。
C いくら鼻炎でも焼けてたら気づくだろ。
Y よくできてるけど、あれが彼であることを示す手がかりはない。
全体として意欲・アイディア・構築に力を入れたのはわかるが、話を盛り上げるための要素で無理が生じているのが残念。


No.399 3点 少女には向かない職業
桜庭一樹
(2014/08/29 14:39登録)
砂糖菓子や推定少女と並ぶ桜庭の少女もの。
桜庭版罪と罰といったところか。


No.398 5点 荒鷲の要塞
アリステア・マクリーン
(2014/08/29 00:24登録)
アクションと知略の巡らしがずば抜けたアクション小説の傑作。
二転三転する展開は本格好きが読んでも楽しいだろう。
ただ、スミスがとっとと殺せる奴から殺しとけばもっと楽だったんじゃね?とは思う。まあ、証人としてひっぱるつもりだったんかもしれんが。


No.397 4点 さよなら妖精
米澤穂信
(2014/08/28 00:21登録)
古典部において「私、気になります」が全てを表す言葉であるように、この作品は「哲学的意味がありますか」という言葉が全てである。


No.396 5点 被害者は誰?
貫井徳郎
(2014/08/26 14:51登録)
中々面白い仕掛けを施した短編集。
どの短編にも工夫のあとが見て取れるが、解決がやや無理矢理で、名探偵がそれほど名探偵らしくないのが残念。
どんどん橋や名探偵の掟に比べると微妙かな・・・。


No.395 5点 儚い羊たちの祝宴
米澤穂信
(2014/08/25 16:50登録)
どの短編も世界観がしっかりしており、作者の顔が見えない出来。
オチはどれもベタだが、総じて秀作といえよう。


No.394 5点 招かれざる客
アガサ・クリスティー
(2014/08/24 16:51登録)
クリスティーの代表的な戯曲の一つ。
検察側の証人には劣るが、やはり最後のたたみかけなどクリスティーらしく、驚かされる。


No.393 6点 聯愁殺
西澤保彦
(2014/08/23 00:29登録)
どこまでを出題編と考えるかでフェア・アンフェアが分かれる。
まあ、どんでん返しもうまくまとまっているし推理する楽しみと合わせて傑作と呼んでよいだろう。
でも最後の本当の動機しょぼすぎじゃない?


No.392 8点 白い僧院の殺人
カーター・ディクスン
(2014/08/20 23:23登録)
古典的な足跡の問題に対し、ありえぬ解釈を含む何パターンかの回答とカーならではのご都合主義な解法を示した本格好き必読の書。
逆にいえばこれが面白くない人にはカー作品は絶対に向かない。


No.391 3点 ボトルネック
米澤穂信
(2014/08/18 19:13登録)
暗黒小説といえば聞こえはいいが、ただ単に主人公をディスるだけで、面白さというものが感じられない。


No.390 5点 バイバイ、エンジェル
笠井潔
(2014/08/18 00:24登録)
本筋は及第点。
ただ、多くの方がおっしゃるとおり、駆の推理法やキャラクターには突っ込みどころが満載。
それだけ凝ったキャラなのに所持してる大地の歌は鉄板の三枚なのかよ。


No.389 3点 虚構推理 鋼人七瀬
城平京
(2014/08/16 14:41登録)
内容もさることながら、文章が説明口調で稚拙。
ライトノベルと考えても微妙なできだろう。


No.388 5点 喪服のランデヴー
コーネル・ウールリッチ
(2014/08/13 12:16登録)
かなりストレートな物語。
黒衣の天使を最初に読んだ身としては二番煎じにも思えるが。
それでもウールリッチの文章あって水準には達していると思う。


No.387 6点 死の第三ラウンド
ウィリアム・アイリッシュ
(2014/08/12 23:37登録)
初っぱなの消えた花嫁はアイリッシュ作品によくあるテーマだが、久しぶりに読むと一気に最後まで読み切ってしまう力がある。
アイリッシュの非凡さがわかる短編集。


No.386 6点 戦争篇「戦艦陸奥」
山田風太郎
(2014/08/11 23:50登録)
山田風太郎の作品を象徴するキーワードの一つ、戦争を主題にした狂気と悲劇のミステリ集。
特に最後の長編太陽黒点は誰にも出来る殺人に匹敵する内容であり、山田の筆力を感じさせる名作である。


No.385 8点 第二の銃声
アントニイ・バークリー
(2014/08/07 23:51登録)
確かにこれは傑作。
二転三転する展開と最後のどんでん返し、この作品自体が持っている意味を考えると、私はこれを毒入りチョコレート事件よりも上に置きたい。
毒入りチョコレート事件を読んだのはもう十年も前になるが、私もその間にこういった作品をより評価できるようになったのだ。

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