ボナンザさんの登録情報 | |
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平均点:5.22点 | 書評数:1625件 |
No.605 | 5点 | 毒薬の輪舞 泡坂妻夫 |
(2016/10/08 23:23登録) 前作に引き続き泡坂にしてはやや乱暴な出来。 ユニークなところも多々有るのだが。 |
No.604 | 5点 | 邪魔な役者は消えていく サイモン・ブレット |
(2016/10/01 21:20登録) 俳優探偵ということで某引退俳優を思い浮かべるが、どちらかというとだらしない主人公でそこは好き好き。 話としてもミステリとしても及第点か。 |
No.603 | 4点 | 君の望む死に方 石持浅海 |
(2016/09/24 14:11登録) 「扉は閉ざされたまま」に続く二作目。 ゲストとして登場すると単なる通報厨みたいに見えますね・・・。 |
No.602 | 6点 | タラント氏の事件簿 C・デイリー・キング |
(2016/09/19 21:13登録) 本格短編集である一方、キャラクター達にも愛着がわくストーリー。 一方で解決がやや乱暴だったり最後があれなのがやや残念。 カーの某作品見たいにどっちともとれる様なのならむしろ良かったかもですがね。 |
No.601 | 6点 | 花嫁は二度眠る 泡坂妻夫 |
(2016/09/12 21:45登録) なかなかの良作。アリバイトリックも泡坂らしくひねったものが使われている。まあ第二の殺人のトリックは樽や黒いトランクと比べたらあれですが・・・。(あっちが凄すぎるんです) |
No.600 | 6点 | 十日間の不思議 エラリイ・クイーン |
(2016/09/10 21:52登録) ライツヴィル三作目にしてクイーン挫折の幕開けとされる問題作。 鮎川哲也の解説は様々な示唆に富んでいて面白いが、個人的にはあれほど初期に名作を乱発したクイーンであればこそ、後期にこのような試みを用いても許されるのではないかと思う。 |
No.599 | 5点 | 湯煙りの密室 中町信 |
(2016/09/04 14:02登録) 密室トリックはお粗末。 叙述トリックの方は味付け程度か。 それ以外はまずまず。 |
No.598 | 6点 | 九尾の猫 エラリイ・クイーン |
(2016/09/02 09:44登録) 後期クイーンの中では評価の高い作品の一つ。 クリスティの有名作に対して本格度という点では譲るが、後半の展開など中々うならせてくれる。 |
No.597 | 8点 | 花嫁のさけび 泡坂妻夫 |
(2016/08/25 12:18登録) 流石としか言いようのない傑作。 初期三作やしあわせの書の陰に隠れがちだが、間違いなく泡坂の最高傑作の一つだと思う。 |
No.596 | 5点 | 死時計 ジョン・ディクスン・カー |
(2016/08/20 11:12登録) 初期の一作。魔女の隠れ家に比べるとイマイチ。 アイディア自体は良いのだが、上手く整理されておらず読み物として微妙なイメージを受ける。 |
No.595 | 5点 | 奥只見温泉郷殺人事件 中町信 |
(2016/07/31 21:24登録) あまりにも露骨な仕掛けではあるが、それ以外の点もまあ及第点。 |
No.594 | 5点 | テニスコートの謎 ジョン・ディクスン・カー |
(2016/07/24 13:00登録) カーの狙いはトリックというよりは犯人の意外性だと思うが、今読むとあれが犯人でもそれほど意外には感じないのが難点。 |
No.593 | 4点 | 死者の輪舞 泡坂妻夫 |
(2016/07/18 19:54登録) 泡坂の作品にしては細部が甘い。 一気に読む分にはそれなりに楽しめたが初期の傑作には遠く及ばない。 |
No.592 | 8点 | 薔薇の名前 ウンベルト・エーコ |
(2016/07/10 12:27登録) 古い僧院を舞台に繰り広げられる連続殺人という王道でありながら、外してくる展開。我が国の三大奇書のごときアンチミステリの最高峰の一つ。 |
No.591 | 5点 | 離れた家―山沢晴雄傑作集 山沢晴雄 |
(2016/06/17 20:45登録) 読み手の側にも相当の労力が求められる。 アイディア自体はやや同一傾向。 |
No.590 | 7点 | 最上階の殺人 アントニイ・バークリー |
(2016/06/05 15:00登録) バークリーらしく斜め上の傑作。 シェリンガムの妄想もいつも通りで楽しい。 |
No.589 | 5点 | 死の命題 門前典之 |
(2016/05/28 18:28登録) 翼ある闇のような馬鹿ミスであるが、全体を覆う真相がそこまででもないのが少し残念。 |
No.588 | 5点 | 楽しい悪夢 ロバート・ブロック |
(2016/05/22 17:07登録) ブロックの代表的な短編集。 残虐味の強いブラックな作風が印象的。 |
No.587 | 5点 | 天狗 大坪砂男全集2 大坪砂男 |
(2016/05/14 16:56登録) 他の作品も悪くはないが、やはり「天狗」はずば抜けている。 時代編も中々興味深いが、この全集に入れる必要はあったのか・・・。 |
No.586 | 5点 | 炎のなかの絵 ジョン・コリア |
(2016/05/05 21:19登録) 皮肉やブラックユーモアの凝った短編集。 ストーリーはどれもありがちだが、飽きさせない。 |