ボナンザさんの登録情報 | |
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平均点:5.22点 | 書評数:1625件 |
No.625 | 4点 | 六色金神殺人事件 藤岡真 |
(2017/02/19 11:45登録) 愛すべき馬鹿ミス。文章自体が読みづらい上に登場人物の思考回路も意味不明だが、それを差し引いても最後の馬鹿馬鹿しいオチは一見の価値有り。 |
No.624 | 7点 | 死人はスキーをしない パトリシア・モイーズ |
(2017/02/11 22:40登録) モイーズの鮮烈なデビュー作。よく練ってあるプロットに地味ながらも味わいのある謎解きが嬉しい本格もの。 |
No.623 | 7点 | ゆきなだれ 泡坂妻夫 |
(2017/01/28 11:57登録) 泡坂妻夫流の人情ミステリの最高峰。どの作品も小さなミステリとしての風格と、それが本筋にしっかりと結びついた男女の機微を描いた良作揃い。 |
No.622 | 6点 | 被告の女性に関しては フランシス・アイルズ |
(2017/01/22 18:32登録) 殺意、犯行以前に続くアイルズ名義最終作。解説によると続編が書かれる予定であったが不評によって作者が筆を折ってしまったとのこと。 確かに主人公に対する悪意に満ちた内容ではあるが、アイルズの作品の中ではましな結末ではなかろうか。(意外にタフだよね・・・。) まあ続編が出ればより酷い目にあったかもしれませんが・・・。 ミステリと呼べるかは別として、一つの小説として極めてレベルの高い物語だと思う。 |
No.621 | 5点 | 水に描かれた館 佐々木丸美 |
(2017/01/15 00:05登録) 崖の館に続く二作目。前作のネタバレ全開のため必ず順番は守ること。 いつものごとく少女趣味満載の語り口だが、本作ではそれが一種のトリックになっているともいえよう。 |
No.620 | 6点 | ピカデリーの殺人 アントニイ・バークリー |
(2017/01/08 10:36登録) バークリーらしいユーモアとトリッキーさを兼ね備えた良作。他の代表作には一歩譲るが、十分楽しめる。 |
No.619 | 6点 | 崖の館 佐々木丸美 |
(2017/01/03 10:50登録) 本格的な館ミステリーに作者の持ち味である少女漫画チックな一人称を見事に融合させた佳作。 |
No.618 | 5点 | 忙しい死体 ドナルド・E・ウェストレイク |
(2016/12/23 14:27登録) ウェストレイクらしいどたばたしたユーモラスな作品。 謎解きもまずまずの内容で、本格好きが読んでも退屈はしない。 |
No.617 | 6点 | 抹殺の意志 草野唯雄 |
(2016/12/17 12:28登録) 読みやすさと二転三転する犯人像が魅力。 城戸さんがそこまで責められる立場かというと微妙ですが。 |
No.616 | 6点 | 猫と鼠の殺人 ジョン・ディクスン・カー |
(2016/12/12 09:11登録) 嘲るものの座の方がタイトルはかっこいいですが、訳は創元の方がいいようですね。 カーらしいトンデモトリックが炸裂する作品ですが、許容できるかは人によるでしょう。 |
No.615 | 5点 | 三幕の殺意 中町信 |
(2016/11/27 22:16登録) 他の方も指摘されているとおり、叙述トリックはなく、「謎の男」の意味もあまりない。それでも全編通じての魅力や最後の皮肉等見所は十分あると思う。 |
No.614 | 5点 | 雷鳴の中でも ジョン・ディクスン・カー |
(2016/11/23 22:27登録) カーらしく凝った舞台設定とトリックは一読の価値有り。 最大の難点は登場人物がことごとく意味不明な行動をすること。 |
No.613 | 4点 | 花嫁人形 佐々木丸美 |
(2016/11/18 21:56登録) ここまでくると完璧ミステリとは言い難い。まあ前二作を読んだ人には最後のオチとして意味がある。 三作通じて主人公と王子様が同じようなキャラクターなのが・・・。 |
No.612 | 5点 | 悪党どものお楽しみ パーシヴァル・ワイルド |
(2016/11/12 14:07登録) 賭博ものとしてはまずまずの出来。種明かしがどれもすっきりし過ぎているかも。 |
No.611 | 4点 | 忘れな草 佐々木丸美 |
(2016/11/08 23:18登録) 前作に続く孤児シリーズ二作目。前作同様主人公の心理描写が鼻につくところもある。 |
No.610 | 5点 | 悪党たちのジャムセッション ドナルド・E・ウェストレイク |
(2016/11/01 21:28登録) ミステリとしてよりもドタバタコメディとして楽しむべき一作。 |
No.609 | 5点 | 雪の断章 佐々木丸美 |
(2016/10/25 20:34登録) この作品で大切なのは事件ではなく主人公の心の機微である。 |
No.608 | 6点 | ガラスの村 エラリイ・クイーン |
(2016/10/22 11:58登録) クイーン後期のノンシリーズの佳作。 法廷ものや田舎ものとしても楽しめる一方、謎解きも一定の水準なのが嬉しい。 |
No.607 | 5点 | Rのつく月には気をつけよう 石持浅海 |
(2016/10/16 11:58登録) それぞれの短編は恋愛がらみですが中々面白い。食べ物と絡めてるのがとっつきやすいですな。 最後のオチはまあ・・・。名字的には男っぽいかな。 |
No.606 | 7点 | フォックス家の殺人 エラリイ・クイーン |
(2016/10/13 20:58登録) ライツヴィル2作目。テーマは単純だが、所々にクイーンらしい論理立てが見られる。手がかりが後出しだったり(読者への挑戦状はないが)、真相が微妙だったりといった不満を差し引いても十分良作。 |