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ミステリの祭典

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ミステリ初心者さんの登録情報
平均点:6.20点 書評数:388件

プロフィール| 書評

No.28 6点 もう誘拐なんてしない
東川篤哉
(2012/06/20 10:19登録)
ネタバレあります



 わかめ男で爆笑しました。

 叙述トリックによってどんでん返しがあり、楽しめました。


No.27 6点 学ばない探偵たちの学園
東川篤哉
(2012/06/20 10:16登録)
ネタバレあります。



 烏賊川市シリーズ?の学園版のような雰囲気で、面白さにはずれ無しです。個人的には、エラリーフリークの部長が好きです。密室を発見したときのリアクションが最高でした。

 トリック部分で、ギャグがそのままトリックになっているような気がします。かなり高度だと思います。本の中で、ギャグでもSFでもなんでも現実離れしたことがおきても、本の中では現実で、それをトリックに応用してもフェアです。 


No.26 6点 完全犯罪に猫は何匹必要か?
東川篤哉
(2012/06/20 10:09登録)
 ページ数がそこそこありますが、一瞬で読み終わります。
 三毛猫の特性を知っていたため、話の展開が少しだけ読めてしまいました。

 猫マンマのくだりが面白かったです


No.25 6点 密室に向かって撃て!
東川篤哉
(2012/06/20 10:06登録)
ネタバレあります


 ツッコミ役の女性キャラクターが主要人物の一人となり、さらに面白さと読みやすさが増しました。
 銃の発射音と弾数の問題が面白かったです。 犯人は分かり易すぎた感じです。


No.24 6点 密室の鍵貸します
東川篤哉
(2012/06/20 10:02登録)
 とても読みやすい ギャグミステリ? シリーズ1作目。 このときは、探偵のボケは薄い気がします。
 タイトルからして密室。 そのトリック自体、そんなにオリジナリティーは感じなかったです。


No.23 6点 館島
東川篤哉
(2012/06/20 09:58登録)
ネタバレがあります


 ページ数が結構あるのですが、一瞬で読める読みやすさが最高です。
 トリックは大掛かりというか、タイトルや雰囲気で絶対仕掛けがあるって分かったのですが、それ自体は好みでないのでちょっと辛めの点数です。

 主人公ボケ・女性ツッコミなどのパターンが多いですね


No.22 7点 交換殺人には向かない夜
東川篤哉
(2012/06/20 09:53登録)
 読みやすさをそのままに、どんでん返しをプラスしたシリーズ最高傑作。

 このシリーズというか他の作品でもそうですが、ギャグミステリ?を続けてほしいです

※私の書評数が増えてきて、加点基準が変わってきたため7に変更しました。


No.21 6点 8の殺人
我孫子武丸
(2012/06/20 09:47登録)
 面白かったです。 ただ、よくあるミステリ?というかこの本独自の要素が少ないような気がします。
 トリックも、ミステリを多く読んでる人には即バレかもしれません。

 読みやすさが最高で、ほとんど一瞬で読み終えれます。


No.20 9点 0の殺人
我孫子武丸
(2012/06/20 09:44登録)
 読みやすくて、面白くて、どんでん返しアリ。 言うこと無し。はじめにの使い方もうまくて、フェア。
 自分の嫌いな要素がひとつだけあったので-1で9点にしました。


No.19 8点 十角館の殺人
綾辻行人
(2012/05/28 17:22登録)
 ネタバレあります。


 海外作品からミステリに入った自分にとってほぼはじめての日本のミステリ。そして誰もいなくなったが好きだったせいか見事にだまされました。ミステリのお約束を知っている人ほどだまされます。

 初めて読んだときは、こんなのあり(フェア)なんだ?と思いましたが、今では日本で5本の指に入るほど好きです(そんなに数を読んでないが)。

 『モリス』を知らなかったので、知っていたほうが楽しめたかもしれません。 そこは初心者で残念。

 人物が書けていない、物語がつまらない、トリックだけ…というミステリが嫌いな人お勧めできないと思いますが、そもそもミステリでない小説を読んだほうがいいと思います。


No.18 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2012/05/28 17:02登録)
 ネタバレあります。


 犯人の主観で進んでいく系で、どこが謎すらわからないが最後にどんでん返しがあります。こういう小説はそこそこ見かけるけど、この作品が最初なんでしょうか??

 最後まで読んだ後、見返してしまう、いい小説です。本格ではないかもしれませんが。

 個人的に読むのがきつかったです。グロいです。


No.17 7点 ハサミ男
殊能将之
(2012/05/28 16:56登録)
 ネタバレあります。


 犯人の主観で進んでいく系の作品です。どこで驚いていいのかな~と思っていると最後に驚かされるタイプです。そういう作品は複数ありますが、この作品もオリジナリティーが高いと思います。

 家族からネタバレされた後に読んだため、驚きが皆無だったんですが、ネタバレが無い状態で読めばびっくりしたことだと思います。

 この作品で一番好きなポイントは、犯人が自分を「デブ」と思っているの対し、他人は「美しい」と思っている点。文章は矛盾しているけど実際は矛盾していない。実際はそんなことがたくさんありますが、気がつきにくいです。


No.16 5点 クラインの壷
岡嶋二人
(2012/05/28 16:50登録)
 ちょっと自分はハマりませんでした。

 出落ちの作品と思います。 ラストは予想が容易でびっくり要素があまり無かったと思います。とにかく設定の面白さがすべてです。

 っというか、『クラインの壷』をしっていたため、読まなくてもある程度わかってしまいました。


No.15 8点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2012/05/28 16:40登録)
 ネタバレあります。


 この小説は独特の手法があり、そこにトリックがあることは誰でもわかると思うのですが、使い方がうまいです。
 ルールをぶっ壊したような自分好みの作品でした。アンチミステリ的な楽しさがありますが、完全にフェアです。

 こんな推理小説やホラーゲームがあったら面白いな…と妄想していたら、まんま星降り山荘の殺人でした。
 そのため、かなり序盤で犯人のめぼしがつきました。 どうやったかとかは分からなかったので、犯人が当たったとはいえないのですが。


No.14 9点 すべてがFになる
森博嗣
(2012/05/28 16:30登録)
 ネタバレあります。


 自分はこの作品の雰囲気やキャラクターが大嫌いで、読むのには苦労しました。が、これは高評価をつけざるをえません。
 これまで読んだ密室物の中で一番。ビンの中の船のヒントも最高です。とにかく密室の可能性を突き詰めてます。これ以上の密室ものは無いと思います。

 ミステリを読みまくっている人(そんな人はこの作品も既読だと思いますが)は、少し読んだだけで分かってしまうかもしれません。

 自分は、この小説独自の状況と施設から、ある時点で真相に近いものに気づきました。


No.13 8点 水魑の如き沈むもの
三津田信三
(2012/05/28 16:14登録)
 ネタバレあります。


 個人的には、はじめにの使い方が、このシリーズ中一番好き。途中で気づいたときにはニヤリとします。ヒントでもトリックでもなくミスリードです。これだけでもかなり評価が上がっています。

 探偵の仮説と否定の部分がヒントになっているところも面白いです。

 容疑者の選び方にロジックが多く入っているため、その点では首無より好きです。犯人の凶器の選び方、殺意が芽生えたのはいつか、潜水服?周辺の状態なと最高です。
 ラストはさわやかでいいんじゃないでしょうか。そうでなくてもいいけど。
 
 嫌いな点は、犯人にそれができたか? 特殊訓練を受けているように見えます。偶然も味方しているような気がします。

 ホラーでみると、明らかに他の長編に劣ります。ややギャグよりになってます。人間の気持ち悪さは楽しめると思います。

 全体的に好みな作品なので、甘目かもしれません。


No.12 7点 密室の如き籠るもの
三津田信三
(2012/05/28 16:00登録)
 ネタバレあります。


 短編と中篇で構成されていますが、中篇の密室の如き~は長編にも劣らないと思います。
 長編にはもっと大きなトリックやどんでん返しがあると思いますが、この密室は凶鳥を超えてます。

 派手さは無いですが、ミステリには派手さはいらないと思います。密室の如き~は犯人が特別すごいことをしていませんが、個人的には犯人はごく普通に殺人するほうが好みです。
 派手さが無くても、ルールの穴を着くミステリは大好物です。

 嫌いな点は、犯人に協力者がいること、偶然が味方していることです。この辺は長編で無いので甘く見てます。


No.11 8点 山魔の如き嗤うもの
三津田信三
(2012/05/28 15:51登録)
 ネタバレがあります。


 厭魅と首無にも引けをとらないです。手記が作中作的な役割があり、ある作品を思い出します。が、そこに嘘が無く、まったく別です(たぶん)。手記を書く人間がそのあと何の犯罪も犯さないわけは無いですしフェアです。
 厭魅と首無よりロジックが強化された印象で、蝦蟇油?らへんのロジックはぐっときます。厭魅と首無の唯一の欠点を補われた気がします。
 ホラー部分も好きです。狂った人間は一番怖いですね。

 嫌いな点は、犯人に協力してしまっている人間がいること。


No.10 8点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2012/05/28 15:37登録)
 ネタバレあります。


 厭魅の如き~にも劣らないと思います。個人的になってしまいますが、いろいろな要素を入れすぎてちょっとごちゃごちゃしてしまった印象です。あと、物語を通じて、犯行を行った人間が複数て嫌ですが、まあそんなにマイナスポイントでもないです。

 主人公の扱いがおおきなトリックに使われていますが、こういう己で作ったかそれまで作られた法則をぶっ壊すトリックは大好物です。

 間違いなく名作だと思います


No.9 9点 厭魅の如き憑くもの
三津田信三
(2012/05/28 15:27登録)
 ネタバレあります。


 生霊の如く~まで読んだ中では一番好きな作品。自分のミステリに求めるものが全部ありました。読みやすさ、ダレない展開、どんでん返し、意外な犯人。犯人のばらし方も最高。 読むのが遅い自分が、ほとんどすぐに読み終わったぐらい引き込まれました。

 唯一嫌いな点は、容疑者のはずし方に『動機が無いから』とかある点。言耶さんは自分の推理を否定するけど、その推理が正しくても別にいいということも嫌です。 犯人をより1人に断定できるなにかがあればいいと思いました。
 あと、ある程度ミステリを知っている人向けだと思います。最大のトリックはある約束事の上に成り立ってるかも。

 この作品は、ある意味、親父ギャグが理解できないと楽しめないと思います。 自分は完全にフェアだとおもいます。

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