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ミステリの祭典

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ミステリ初心者さんの登録情報
平均点:6.16点 書評数:420件

プロフィール| 書評

No.60 6点 長い家の殺人
歌野晶午
(2012/07/28 12:09登録)
 面白かったです。ただ、ミステリファンなら、地図を見ただけである程度予想できるような気がします。それに、少しだけ強引なトリックかなと思ったりします。

 斜めの屋敷より、長い家のほうが全然面白い


No.59 7点 フリークス
綾辻行人
(2012/07/28 12:03登録)
 いろいろなタイプの作品があり、かなり楽しめました。

 一番最後の作品がもっとも好きです。じっくり考えて推理すればよかったです。犯人を当てられなかったとしても。


No.58 7点
麻耶雄嵩
(2012/07/28 11:59登録)
ネタバレあります。


 かなりいろいろな要素を盛り込まれています。この人の作品は、全力で読者を騙してきます。完全にだまされました。メルカトルの神のような登場が面白かったです。

 鬼子のついて、その特徴は気付いたのですが、そんなことありえるかな?と疑問。ただ、普通は異常なことも、多数になればそれが正常になる、というところは面白いです。

 叙述トリックもかなりよかったです。まるで生き返ったかのように感じる演出もいいです。後で見返すと、大胆なヒントが沢山有ります。

 おおきい叙述トリックと、犯人当てがあまり関わっていないように思える点と、キャラクターの名前が良くない(ネタがばれる)点があり7点にしました。


No.57 7点
麻耶雄嵩
(2012/07/28 11:47登録)
ネタバレあります。


 ものすごく、いろいろな要素が入っていて、間違いなく良い作品。

 二つの、大きな叙述トリックがあると思います。これまでは読者にだけ伏せられているタイプのトリックが多かったですが、登場人物にだけ伏せられたトリックなんて斬新! 
ただ、もうひとつ叙述トリックのほうが重いと思います。いつの間にかに叙述がすり替わっているのは、自分では一生当てられないです。無口だな~と思うぐらいでした。盗聴を使うところが非常にうまいなと思います。

 6点にしたのは、大きいトリックが犯人当てとそんなに関わってないような気がしたのと、結末が嫌いだからです。
※あとから書評を見返したのですが、6は低いかと思い加点しました(笑)


No.56 6点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
麻耶雄嵩
(2012/07/28 11:40登録)
ネタバレあります。


 メルカトル最後の事件、なんて書いてあるもんだから、作中の時系列的に最後であることに意味があるのかな?と思い、探偵が犯人なんだと決め付けて読んだら、死にましたw
 エラリー・クイーンのシリーズ作品を知らなかったので、ミスリードの見立てに気付かず、後悔しました。

 探偵が誰だか分からないこと、シリーズ探偵が死ぬこと、ヒント提供役のような人が嘘をついていること、偽探偵のギャグのような推理… かなりお約束を裏切っています。 推理小説のお約束が分かる人ほど面白いと思います。 自分の分からないネタが沢山ありました。


No.55 6点 月光ゲーム
有栖川有栖
(2012/07/28 11:31登録)
 犯人を推理でかならず1人に断定できる良い作品です。悪くはないけど、あまり印象も残りませんでした。

 ただ、ちょっとキャラクターが自分と合いませんでした。密室に対するキャラの言葉は、ちょっとわかんなかったです。

※その後、推理小説を読んだ本数が増え、印象が変わったため加点しました。


No.54 7点 女王国の城
有栖川有栖
(2012/07/28 11:25登録)
 じっくり考えて犯人を当てる楽しさを味わえる作品です。舞台設定も変わっていて(?)面白いです。
ただ、作者の作品にしては、意図的に伏せているヒントが微妙に有ったような気もします。間違っていたらすいません。

 個人的に、マリアのキャラが合わなかったです。過去の2作よりも、更に合わなかったです。


No.53 8点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2012/07/28 11:14登録)
 読んだ当時は、アガサ・クリスティーが大好きだったこともあり、この作品のよさが分かりませんでした。今改めて見直すと、犯人を一人に断定する、納得の行く推理がすばらしい。

 ただ、解決編の前に、犯人をバラしている感じがあり、犯人当てを純粋に楽しめないかもしれません。ロジック好きを自称している人が、解決編を前に興味を失っているのを見ました。でも、犯人当てというのは、なぜ犯人といえるのかの過程のほうが大切だと思うので、本当のロジック好きの人にお勧めです。


No.52 8点 Yの悲劇
エラリイ・クイーン
(2012/07/28 11:07登録)
 すばらしい発想。ヒントも面白いです。

 ただ、ほとんど犯人が当たらない自分でも犯人が分かるほど簡単です。っというか、途中でバラしている感じがあり、この作者の作品にしては犯人当てがあまり楽しめないと思います。


No.51 8点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2012/07/28 11:00登録)
ネタバレあります。


 かなり斬新でいい作品だと思いますが、自分だけなのかな?

 友人に、推理小説は読まないが、某アニメっぽいミステリ系ゲーム?が好きという人がいまして、その人にこの作品を薦めましたが。
全員にアリバイがある作品で、アリバイ崩しが魅力の作品だよ っと紹介したら、ならどうせ全員が犯人でしょ?とあっさり当てた上に全く興味がない様子でした。

 現代の人は、全員犯人は、あっさりでる答えですかね? それに、驚かない結末ですかね? 
それに、全員が犯人でないと犯行が成り立たないというところにこの作品は価値があると思いますが…


No.50 7点 黄色い部屋の謎
ガストン・ルルー
(2012/07/27 09:58登録)
ネタバレあります

 ものすごく昔に読んだため、思い出すのに時間がかかりました。当時は、アガサにはまっていたため、その経路でこの作品を知りました。

 今思い出してみると、結構ハイセンスな密室。むしろ現代作品にありそう。パターンのひとつとして、こんな密室もあってもいいと思います。


No.49 5点 レベル7
宮部みゆき
(2012/07/27 09:50登録)
 友人にお勧めされ、貸してもらいました。本格ミステリではないと思うので評価が難しいですが、記憶喪失系は面白いですね。
 記憶喪失系で、シュワちゃんの映画で火星に行くやつ(トータル・リコール?)を思い出しましたが、そちらのようなどんでん返しがほしかったです。


No.48 7点 犬神家の一族
横溝正史
(2012/07/27 09:36登録)
ネタバレあります

 この時代の雰囲気、人のすり替え、考えただけでもゾクゾクさせられるような作品でした。古い作品でも、旧くならないです。
 スケキヨの姿や、下半身だけ池から出てる死体など、いまでもネタにされてるほどインパクト抜群です。

 入れ替わりが犯人の狙いの一部と勘違いすると、入れ替わりの主と協力関係になりえない人を犯人候補からはずしてしまうため、ミスリードされてしまいます。ただ、自分はバラされた感があったので、楽しめませんでしたが。
 まあ、どっちにしろ、犯人当ては楽しめないと思います。

 


No.47 6点 トリック狂殺人事件
吉村達也
(2012/07/27 09:08登録)
 主人公の得意料理は、カップラーメンに湯を入れること。面白いです。

 設定が面白い作品なのに、あんまり設定が生かされてないというか、割と普通の推理小説でした。クローズドサークルものなので、ドキドキ感は有りました。

 犯行のトリックは普通でしたが、それを隠す犯人の方法がよかったです。ただ、実現不可能のに感じる部分も有りました。


No.46 7点 三幕の殺人
アガサ・クリスティー
(2012/07/27 09:04登録)
 ずっと前に読みました。
 自分は、推理小説においての犯人の殺人動機はどうでもいい派(?)なのですが、この作品の第一の殺人の動機はわりと好きです。頭の体操のような面白さがありました。
犯人の特徴が出ていると思います。

 犯人は、ちょっと分かりやすい? 予想がつきやすいです。

 最後のポアロの皮肉が面白いです。


No.45 6点 六枚のとんかつ
蘇部健一
(2012/07/13 15:49登録)
ネタバレがあります

 面白かったです。まじめな雰囲気で書けば、普通の推理小説になると思います。

 とんかつのトリック?はこち亀の両さんもやっていたような気がするw


No.44 8点 どんどん橋、落ちた
綾辻行人
(2012/07/13 15:37登録)
 けっこう前に読んだ作品ですが、インパクトが強く、忘れられません。オリジナリティーが強いので、ちょっと甘めの点数かもしれません。

 作者の気持ちがちょっと分かる作品。甲虫の死骸に群がる蛆虫?だったかな? すごい卑下しててビビります。

 犯人当てパズルのような作品ですが、館シリーズのような大トリックが楽しめると個人的には思っています。イソノ家はそのなかで一番好きです。あの手のトリックは好みです。

 推理小説の読み方が分かる本だと思うので、慣れてない人はこの作品を読めば良いと思います。


No.43 6点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2012/07/13 15:26登録)
ネタバレあります


 読んだ当時は、作中作に慣れていませんでした。そのため、読了後「こんなもんわかるわけねーよ。当てさせる気ねーだろ」とか思っていました。ミステリのお約束をよく知っている人向けだと思います。

 血を血で隠す→容疑者に外傷がない→生理による出血までは分かっていましたが、「おばあさんは現役か?」とか的外れなことを考え、叙述トリックに気付きませんでした。

 今読んだとしたら、気付く可能性はあると思うんですよ。鮫島という苗字=男っぽい という考えがありませんから。なでしこJAPANの影響です。


No.42 7点 黒猫館の殺人
綾辻行人
(2012/07/13 15:17登録)
ネタバレあります


 読んだ直後は、5点ぐらいかなと思いましたが、好きな部分があったため、7点にしました。

 十角館や、時計館の後に読んだため、あまり衝撃はありませんでした。ただ、一番大きなトリックと、手記の犯人を当てるロジックがうまくつながっている感じが良いです。大きな叙述トリックがある小説は、それが分かったとしても、犯人が当てられない場合があると思います。

 館シリーズはどれも面白いものばかりですね


No.41 7点 悪魔の手毬唄
横溝正史
(2012/07/13 15:07登録)
ネタバレしてるかもしれません


 あるミステリー系のTVドラマの結末が、この小説の結末と同じだったため、ネタが割れた状態でみました。かなり後悔しました。

 ミッシングリンク的な楽しさがありました。的外れだったらすいません。

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