home

ミステリの祭典

login
蟷螂の斧さんの登録情報
平均点:6.10点 書評数:1701件

プロフィール| 書評

No.101 4点 探偵映画
我孫子武丸
(2012/01/04 16:14登録)
作中のスタッフは監督に騙されたわけですが、読者はいったいどうなんだろう?よく解りません。


No.100 8点 本陣殺人事件
横溝正史
(2011/12/30 23:43登録)
100冊目の書評は邦画ミステリーで印象に残っているうちの一つである本作<(1975)田村高広さん主演>としました。密室ではなく、メイントリックの発想がよいと思っていたのですが、「○○橋事件」を参考としているとのことで、少し残念な気持ちがあります。

2019.11追加
著者の上位5作品を読み終えマイランキングをしてみました。本書がNO.1なのですが、採点は8点となっています。この当時、オリジナリティにかなりこだわっており、当評価となったものです。つまり、どこかで「○○橋事件」を参考にしているということを読んでマイナスしたものです。現在であれば、この程度のことは問題にならないのですが・・・。ということで実質は9点。


No.99 6点 生首に聞いてみろ
法月綸太郎
(2011/12/30 23:41登録)
洗練されたストーリーであると思いますが、ヒロインの扱いに物足りなさがあると感じました。


No.98 7点 慟哭
貫井徳郎
(2011/12/30 23:40登録)
騙されたいと思いながら読むので、途中でオヤッと感じても流します。従ってラストは驚きがありました。題名もラスト一行に込められており秀作だと思います。


No.97 6点 弥勒の掌
我孫子武丸
(2011/12/30 23:39登録)
ベテランの刑事(強者)と高校教師(弱者)の対比は面白い。関係ないと思われる二人がやがて一つに結びついてゆく。ラストは悪徳刑事らしさがでていて好みです。


No.96 9点 炎に絵を
陳舜臣
(2011/12/30 11:48登録)
地味な小説と感じましたが、大胆なトリックが使われています。二重三重のどんでん返しもあり傑作だと思います。題名の意味は最後の最後に判明します。著者の作品は数十年前5,6冊読んでいましたが、本作品は未読でした。本サイトに感謝します。


No.95 3点 びっくり館の殺人
綾辻行人
(2011/12/30 11:45登録)
子供向けだから致し方ない評価となります。


No.94 5点 誰彼
法月綸太郎
(2011/12/29 20:30登録)
法月綸太郎の推理がことごとく外れ、もどかしい気持ちになります。ただ推理の一部は当たっていたりするので混乱しました。本作は最初から双子の兄弟がいることが解っているので、安心して読むことができました。最後に実は双子がいたとか、似ている人がいたというオチがあるとがっかりするものです。密室エレベーターは乱歩氏からの引用である旨、先人に敬意を。


No.93 4点 ボトルネック
米澤穂信
(2011/12/29 20:28登録)
ミステリーというより青春小説として読んだ方がよいのかも。といっても青春のほろ苦さもあまり感じられなかった。「インシテミル」を先に読んでいるので、作風がまったく別物で少し肩透かしの感じがしました。


No.92 4点 向日葵の咲かない夏
道尾秀介
(2011/12/27 15:29登録)
不思議な世界で、風変りなミステリーというのが印象です。動機、被害者の訴え、探偵役の行動など何故???が多く、よく理解できませんでした。


No.91 4点 サウスポー・キラー
水原秀策
(2011/12/27 15:26登録)
第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ですが、ミステリー度は低く、ハードボイルドになるのでしょうか?。野球ファンには面白いかもしれませんが、私はハードボイルドも野球も弱いので、この評価となりました。


No.90 6点 薔薇の名前
ウンベルト・エーコ
(2011/12/27 15:21登録)
映画(1986)ショーンコネリー氏主演を3度ほど観ているがよく理解できていない。歴史・キリスト教に疎いためである。本書は、哲学書のようであり、聖書の引文もかなりあり難解である。




(ネタばれ)ミステリーとしては、秘密の書に、ある仕掛けがほどこしてあり、それにより殺人が起こるもので、その点はユニークで評価できる。


No.89 5点 ガラス張りの誘拐
歌野晶午
(2011/12/21 18:51登録)
親心(刑事)、子(娘)知らず。その後、この親子はどうなったのでしょうか?誘拐事件でマスコミ(TV)を巻き込むものは、今まで読んだ中で「大誘拐(1978)」「模倣犯(2001)」「犯人に告ぐ(2004)」がありましたが、ミステリー度は本作品(1990)が一番高いと感じます。


No.88 5点 よく見る夢
シドニー・シェルダン
(2011/12/21 18:46登録)
3人のOLが、ある糸で結ばれている。やがて殺人事件が起こり、あるOLが逮捕される。そして裁判へと・・・。題材は好みでなかったのですが、テンポよくスラスラと読めました。ラストで彼女がルンルン気分で出かけるシーンが印象的でした。


No.87 7点 災厄の紳士
D・M・ディヴァイン
(2011/12/19 20:34登録)
物語の構成が面白かった。前半は結婚詐欺(喜劇っぽい展開でテンポがいい)、後半は殺人事件。急にミステリーとなりますが、まったく犯人が解りません。解決編での犯人判明には驚きがありましたが、それに至る過程(指紋うんぬん)にはあまりピンときませんでした。フーダニットがうまいと思います。


No.86 6点 ウォリス家の殺人
D・M・ディヴァイン
(2011/12/19 20:33登録)
フーダニットは、優れていると思いますが、大がかりなものはなく、物足りなさを感じました。作風だから仕方ないと思いますが・・・。謎解きを楽しむには良いと思います。


No.85 5点 悪魔はすぐそこに
D・M・ディヴァイン
(2011/12/19 20:32登録)
大がかりなトリックが好きなので、本作者の作品は、読み終わった後どうしても筋書きの印象(後に残るかどうか)が薄くなってしまいます。読んでいるときはページが進み面白いと思います。


No.84 6点 Rommy
歌野晶午
(2011/12/11 18:36登録)
著者の転機になる作品らしいのですが、今一つROMMYに感情移入ができませんでした。それは、ROMMYの隠された真実に要因があるような気がしています。単なる好き嫌いの問題ですが・・・。ミステリーとしては面白いものでした。


No.83 9点 連続殺人鬼 カエル男
中山七里
(2011/12/11 18:31登録)
著者のインタビューにある「一気読み、どんでん返し、最後の一行で驚いてもらう」の通り、再三のどんでん返しがあり、大変満足です。背景には刑法39条が流れており、ストーリー的に面白い。ただ、エログロ描写もかなりあります。マイナス要素は、警察での暴動シーンで、余分のような気がします。


No.82 5点 リピート
乾くるみ
(2011/12/09 17:19登録)
裏表紙の「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」のとおり、SF+ミステリーと思いますが、主人公の恋愛が主とも思えます。人生での二者選択を迫られ、悩んだ末、一方を選ぶがその結末は?果たして正解だったのか?ということでしょう。

1701中の書評を表示しています 1601 - 1620