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ミステリの祭典

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蟷螂の斧さんの登録情報
平均点:6.10点 書評数:1728件

プロフィール| 書評

No.408 5点 クリスマスのフロスト
R・D・ウィングフィールド
(2013/04/14 13:46登録)
(東西ミステリーベスト43位)最初の事件は、少女が行方不明になる。その捜査の間に他の事件が発生したり、日常のフロスト警部のダメぶりが発揮されたりする。さらに行方不明の事件を利用する者も現れるなどしますが、どうも事件に集中できませんでした。そのような類いの小説ではないということなのでしょう。ダメぶりや下ネタも最初の方は楽しめましたが、ちょっと長すぎて途中で飽きてしまいました。


No.407 5点 火刑法廷
ジョン・ディクスン・カー
(2013/04/12 11:25登録)
(東西ミステリーベスト10位)ラストのV評決が評価されているようですが、興ざめでしたね。オカルトチックな雰囲気と、現実的なミステリーの解決が融合されていてよかったのですが・・・。


No.406 7点 ABC殺人事件
アガサ・クリスティー
(2013/04/09 17:05登録)
(東西ミステリーベスト62位<1985年版ではランク外>)①ミッシング・リンク②犯人の隠匿方法をうまく利用していると思います。①②それぞれ単独では、先駆的作品があるようですが、本作品が有名になり過ぎていますね。①について、既読で面白いものがなかったので、あまり興味を持たなかったのですが、本作は楽しめました。


No.405 4点 フランス・ミステリ傑作選(2)心やさしい女
アンソロジー(国内編集者)
(2013/04/08 12:23登録)
(タイトル・女22)フランス・ミステリの短編集(10編)全体的にもう少し毒気があるといいな、といった感じです。「埋葬爆弾」(ジャン・フランソワ・コートムール)浮気妻とその相手大統領の暗殺(飛行機の爆破)を計画するが・・・「心やさしい女」(カトリーヌ・アルレー)家に押し入ったならず者が死亡してしまい、女はバラバラにして埋葬することを計画・実行するが・・・「金の斧」(ガストン・ルルー)殺人のあった夜、夫は斧と洋服を洗っていた。犯人と思われるが・・・以上3編は楽しめました。


No.404 5点 エジプト十字架の秘密
エラリイ・クイーン
(2013/04/06 21:51登録)
関係のない登場人物の物語が多く、散漫な感じを受けてしまった。もっとコンパクトにした方が犯人の意外性(ここは評価)が際立ったような気がします。首なしの磔や、追跡劇と派手なエンターテイメント系の割には、犯人推理の決め手(根拠や小道具の扱い方)の構築がイマイチと感じられた。


No.403 6点 神の灯
エラリイ・クイーン
(2013/04/04 14:36登録)
嶋中文庫(廃業)グレート・ミステリーズ5にて。①神の灯(エラリー・クイーンの新冒険)②マッド・ティー・パーティ(百一年の傑作集・・・自薦)③ひげのある女(エラリー・クイーンの冒険)④首つりアクロバット(同)の4編。折原一氏の鬼面村にて「神の灯」のネタばれ(家屋喪失)があり拝読。ネタばれしているので、どのような伏線を張っているのか、推理の根拠は?などを中心に読み進めました。このような読み方も面白かったですね。家屋喪失以外にも一捻りあり楽しめました。


No.402 5点 衣裳戸棚の女
ピーター・アントニイ
(2013/04/03 14:01登録)
(タイトル・女21)期待した分、肩透かしを食らったような感じです。バカミス?に分類されるのかな?。衣装戸棚の女が犯人であるか否か、また密室構築関与の有無についての、推理(状況証拠のみ?)がいまひとつ明確でないような気がします。


No.401 5点 プラチナデータ
東野圭吾
(2013/04/02 14:13登録)
ありそうで、実際は不可能?という近未来(SF)的設定。2013.3映画化されたので拝読。監視システムなど、ハリウッド映画によくあるような感じでしたね。ストーリー自体は楽しめましたが、全体にアッサリしていて深みがないのかな~。まあ、多重人格がオチでなく、ホッとしたというところです。


No.400 5点 花の下にて春死なむ
北森鴻
(2013/03/30 15:19登録)
日常の謎は、どうも苦手で何冊かトライしているのですが、やはり肌に合わないですね。緊迫感がないことと、安楽椅子ものは、推理が想像でしかないような気がして駄目なのでしょう。本作の雰囲気は良いと思いました。


No.399 6点 悪魔のような女
ボアロー&ナルスジャック
(2013/03/30 09:50登録)
(タイトル・女⑳)古典のサスペンスものとして読むのがよいと思いました。現在では、ネタはわかり易いものですね。ラストの一言が余韻を残します。


No.398 8点 鬼面村の殺人
折原一
(2013/03/29 11:19登録)
著者の初期(1989年)の作品で、合掌造りの家消失を扱ったものでした。ドタバタ調で、得意の「叙述」はなかったですが、このような作品を書いていたことを発見でき収穫でしたね。横溝正史氏のパロディー化や、エラリー・クイーンの「神の灯火」(未読)のネタばれ(いいのかな?)もあり楽しめました。大どんでん返しのあとの一捻りもあり、満足です。


No.397 7点 隻眼の少女
麻耶雄嵩
(2013/03/28 09:12登録)
よく考えられた構成だと思います。連続殺人の動機や、犯人逮捕までの過程がイマイチ弱いと感じられたのは、本当の真相のためということが理解できました。ただ18年後の事件の動機は、あまり誉められたものではありませんね。


No.396 7点 水中眼鏡の女
逢坂剛
(2013/03/25 14:57登録)
(タイトル・女⑲)表題作は1987年とのことです。著者はエッセイで「読者を誤導するための間合いを計るのに苦労した。中には仕掛けがよく分からないという人も・・・」と談。解説者によれば”現在では「仕掛けがよく分からない」という読者は、それほど多くないのではないかと思われる。類似したタイプの仕掛けのヴァリエーションを専門的に案出する作家も、昨今は随分増えてきたのだから。これはある意味、時代に先駆けすぎた小説だったかも知れない。”とあります。その「仕掛け」を理解するまでに、かなりの時間を費やしてしまいました(笑)。残り2作品もブラックユーモア、サイコサスペンスで楽しめました。


No.395 6点 死神に愛された男
カトリーヌ・アルレー
(2013/03/24 09:47登録)
(タイトル・男⑨)フィアンセの浮気がもとで、人生が狂っていく若いデザイナーの物語です。著者の作品は、サスペンスものが多いような気がしますが、今回はちょっとした謎が2つばかりありました。後半に、若いデザイナーは、社長夫人との結婚又は出世という野望を持つのですが、そこへ対抗馬が現れ嫉妬します。この対抗馬の謎はあっさり判明してしまうのですが、最後まで謎のままの方が衝撃があったような気がします。惜しい感じですね。


No.394 6点 オランダ靴の秘密
エラリイ・クイーン
(2013/03/22 15:03登録)
東西ミステリーベスト100での「国名シリーズ」の評価(○位)と本サイト<○点>との比較。「ギリシア棺」(23位)<7.67点>「エジプト」(42位)<7.05点>「オランダ」(圏外)<8.15点>。本作はベスト100では圏外ですが、本サイトでは、かなりの高評価がついていますね。自分としては、非常に珍しいこと(笑)なのですが、3つのヒントで犯人がわかってしまいました。今のところ、「ギリシア」>「オランダ」、次は「エジプト」に挑戦です。


No.393 8点 ギリシャ棺の秘密
エラリイ・クイーン
(2013/03/20 21:34登録)
長編で読みごたえがありましたね。誤った推理があっても、論理的であり好感が持てました。(タダの推理としか、思えない小説がある中で・・・)裏のテーマが、ダビンチの絵画の真贋に関するものであり、非常に楽しめました。


No.392 7点 死の接吻
アイラ・レヴィン
(2013/03/18 17:10登録)
(東西ミステリーベスト13位)サスペンス感があふれており楽しめました。倒叙形式で物語は展開されますが、犯人が「彼」としか表記されていないところがミソでしたね。それが第2部での「驚き」に繋がります。当時としてはインパクトがあったと思います。(現在では、折原一氏の「叙述」に慣れ親しんでしまっているので不感症気味?(笑))第3部での長女との婚約までは良かったのですが、証拠、自白に至る過程はいただけなかったですね。


No.391 6点 法月綸太郎の新冒険
法月綸太郎
(2013/03/17 12:29登録)
「背信の交点」は松本清張の「点と線」を思い出させてくれました。「身投げ女のブルース」は偶然をうまく利用したトリックで感心しました。


No.390 5点 だれも知らない女
トマス・H・クック
(2013/03/13 16:59登録)
(タイトル・女⑱)裏表紙より「死体となっても、彼女はなおかつ美しかった。南部の都市アトランタ、空地の夏草のかげで発見された若い女性はだれなのか?なぜ殺されたのか?市警殺人課のフランク・クレモンズの心に、その女のことがこびりついて離れない。不思議なのは、これほど人目をひく美女なのに、だれも知らないことだ。」刑事フランク・クレモンズシリーズ(3部)の第1作目。刑事は娘を亡くし、妻とも離婚、アル中気味とペーソスを感じさせる人物です。地道な捜査物語で、サスペンス感・ミステリー度はそれほどありませんが、文学的な香りが漂う小説でした。


No.389 5点 顔のない男
北森鴻
(2013/03/11 20:10登録)
(タイトル・男⑧)連作の短編形式をとっている長編です。一遍一遍の事件はそれほど謎はありませんが、それが最後にひとつに纏まってきます。オチ自体は、よくあるパターンですが、探偵の調査書(ノート)は、実は○○であったというのがミソだと思います。

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