| 蟷螂の斧さんの登録情報 | |
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| 平均点:6.10点 | 書評数:1728件 |
| No.468 | 4点 | 死のランデブー ピエール・ボアロー |
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(2013/08/08 15:42登録) 「誰が?」でもなく、「なぜ?」でもなく、「いかにして?」でもない。にもかかわらず、ひとつの本格探偵小説なのである。~<著者>~に惹かれ拝読。結果は、見事に?裏切られました(苦笑)。救いは、美貌の未亡人を慕う従弟の心情が、うまく描かれていて楽しめたことですね。 |
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| No.467 | 6点 | そして誰かいなくなった 夏樹静子 |
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(2013/08/07 13:12登録) 3つのプロットを組み合わせた努力は買いたいと思います。オマージュもとの作品が傑作であるので、面白くないわけはありませんが、現実味の観点から、この評価で。 |
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| No.466 | 6点 | 赤い森 折原一 |
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(2013/08/06 12:31登録) 「樹海伝説」「鬼頭家の惨劇」に新たに書き下ろした「赤い森」を加え、加筆、訂正したもの。樹海の中の山荘にまつわる伝説は、10年前、スランプに陥った作家が、妻と子供を殺害し、その後行方不明になったというものである。さて、その真偽は?・・・・・。叙述よりも、樹海の中へ迷い込んだ感覚~小説の中に迷い込む~を楽しむほうがベターなような作品でした。オチは、ブラックで好みなものでした。 |
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| No.465 | 6点 | ひとりで歩く女 ヘレン・マクロイ |
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(2013/08/04 19:53登録) (タイトル・女26)前半は、何が起こっているのかよくわからない状況で、混乱させられます。謎の提示の仕方はうまいと思いました。後半は、金の亡者が多数登場し、その中に犯人は?という展開です。解決篇は、どちらかというと動機、殺害方法、証拠等が簡単に片づけられていますので、本格色が強いサスペンスといえると思います。 |
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| No.464 | 6点 | 被害者を捜せ! パット・マガー |
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(2013/08/02 15:21登録) 構成はユニークであるのですが、それ以外、特筆すべきものはないような気がしました。犯人の特定については、物語の性質上仕方ないのですが、やはり証拠に基づく推理ではないということなので、若干物足りなさを感じてしました。 |
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| No.463 | 7点 | 天使が消えていく 夏樹静子 |
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(2013/07/31 09:32登録) 記者の亜紀子は、ゆみ子(心臓疾患の赤ん坊で手術代がない.)を知り心を痛めるが、篤志家が現れ手術は成功。しかし、母親はゆみ子を粗末に扱う。一方、ホテルでの殺人事件(客)とそのホテルの経営者の毒殺事件が発生。その二つの物語がやがて一つに結びついてゆく過程は、十分楽しめました。そして、ラストでの反転(トリック自体は既読感ありなのですが)は、女性心理を見事に描いていますし、その過程、仕掛けは非常にうまいと思いました。 |
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| No.462 | 8点 | さよならファントム 黒田研二 |
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(2013/07/30 12:01登録) 妻を絞殺した、自殺願望のピアニストが主人公です。主人公には、熊のぬいぐるみの死神がつきまとうという、ちょっとファンタジーっぽい物語であるという感じもします。しかし著者の、これはファンタジーではないという断り書きがついています。死に場所を求め、謎の美少女との逃避行が始まり、連続爆破事件を絡め物語は進行します。ラストでは、元Jリーガーのエピソードを含め、ちょっとした感動が待ち受けていました。サッカー大好き人間のためか・・・(笑)。ラストの反転(トリック)は、同一前例はないと思いますので高評価をつけたいと思います。 |
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| No.461 | 8点 | 災厄の町 エラリイ・クイーン |
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(2013/07/28 20:09登録) 前半は人間模様が描かれ、既読の氏の作品と雰囲気・趣が違っていました。動機の隠し方、手紙の扱い方が秀逸であり、人間ドラマとミステリーが融合した佳作であると思います。 |
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| No.460 | 6点 | 殺す者と殺される者 ヘレン・マクロイ |
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(2013/07/22 20:48登録) 読者を不安定な気分にさせる一風変わったサスペンスといった感じです。主題はおおよそ予想がつくのですが、この手の題材で、10年間の空白の謎、および○○○と○○○の逆転の扱い方は見事だと思いました。ラストで題名に繋がってくるところも好印象です。 |
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| No.459 | 7点 | 暁の死線 ウィリアム・アイリッシュ |
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(2013/07/19 11:47登録) 二人を朝6時の最終バスに乗せてあげたいと感情移入してしまいました(笑)。人生の岐路・転機・決断が6時の最終バスに象徴されていて充分納得できます。「煮ても焼いても食えないようなあばずれダンサーになり果てるだろう」と独白し、青年に賭けた22歳のダンサーのひたむきさが伝わってきました。著者のお得意な短編も挿入されているような感じで楽しめました。途中で何回かでてくる「チクタク、チクタク・・・」は余計か?(笑)。 |
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| No.458 | 7点 | 無実はさいなむ アガサ・クリスティー |
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(2013/07/18 15:34登録) (クリスティ自薦10の一冊)犯人の設定がクリスティらしい。うまい、面白い。冤罪を晴らされた家族の疑心暗鬼の様子がうまく描かれている。ラストは、ほのぼのとする。「失敗作とは思いつつ、実は大のお気に入りでもある」というよく解らない解説つきです。 |
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| No.457 | 7点 | 仮面の情事―プラスティック・ナイトメア リチャード・ニーリィ |
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(2013/07/17 12:46登録) 後発の類似モチーフの作品で衝撃を受けたことがあります。よって、免疫ができてしまっていましたね(笑)。どんでん返しのある作者(作品)は、身構えて読むので、評価で損をする?。また同様のモチーフの作品であれば、読んだ順で損をする?ということがありますね。そんな印象を持ちました。夫にも恋人にも愛されなかった女性が哀れでした。 |
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| No.456 | 4点 | 空想探偵と密室メイカー 天祢涼 |
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(2013/07/14 17:36登録) 読みにくいのが難点でした。人称の問題?。内容は、密室メイカーとあるので、少し期待したのですが、いまいちという感じでした。真相についても、先例があり高評価は付けづらい・・・。 |
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| No.455 | 5点 | 極限推理コロシアム 矢野龍王 |
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(2013/07/12 19:23登録) サバイバル(犯人当て)より解決編(トリック)に重点が置かれているようです。トリックのアイデアは面白いのですが、このトリックを成立させるためには、○○がなければならない。これは、いただけませんでしたね。やはり、インシテミルと比較してしまいます。インシテミルは、殺人者の個室への侵入は不可能であり、自分を守るための武器が与えられていますが、本作は、ただ殺されているのを待っているようなもので、緊迫感がありませんでした。インシテミルは、第1の殺人が秀逸だったので、そちらに軍配をあげたいと思います。 |
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| No.454 | 3点 | フェルメールの暗号 ブルー・バリエット |
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(2013/07/11 20:55登録) 裏表紙より「数世紀まえに犯された罪をあきらかにすべく、あなたの力をお借りしたい…」差出人のない手紙が、3人の人間に配達された…。暗号とパズル好きのコールダーと本好きのペトラが犯人がしかけたフェルメールの謎解きにいどむ。エドガー賞受賞の話題のYAミステリー。」 題名にひかれて読んでみましたが、暗号とは関係ない物語でした。原題が「Chasing Vermeer」(フェルメールを追って)なので、仕方ないか・・・・・。背景に贋作問題があるのですが、こちらもおさわり程度で、大人にはチョットという感じですね。日本の「ミステリーランド」シリーズの方が楽しめますね。 |
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| No.453 | 8点 | レイクサイド 東野圭吾 |
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(2013/07/10 20:13登録) 前半は、どうして犯罪を共同で隠蔽しなければならないのか?という謎を抱え、倒叙形式で物語は展開します。この謎には引き込まれましたね。なにやら、謎は淫らな関係にあるのか?と思いきや、後半、見事に反転。また、主人公に、全員狂っていると言わしめていますが、こちらも見事に反転します。本サイトでは「Xの献身」が8.04(1位)、本作が6.0(75作品中43位)となっていますが、自分の中では、本作の方が断然上位です。 |
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| No.452 | 7点 | アデスタを吹く冷たい風 トマス・フラナガン |
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(2013/07/09 16:32登録) 7編の短編集。「獅子のたてがみ」テナント少佐の権謀術策が見事で、一番のお気に入り。表題作は、武器を葡萄酒の樽に如何に隠すかということで、ちょっとクイズぽい感じがしてしまいましたね。サスペンス風の2作は、ダ-ルっぽい感じがして好みの作品でした。処女作の「玉を懐いて罪あり」も権謀術策が見事なのですが、設定に問題があるように思います。○固○が○○であったら、役に立つのか?という疑問です・・・。余談ですが、表題作を読んで、映画「サンタ・ビットリアの秘密」(アンソニー・クイーン)を思い起こしました。こちらは、ドイツ軍から葡萄酒を没収されないように如何に隠すかという話です。ミステリーではありませんが・・・。 |
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| No.451 | 4点 | ロジャー・マーガトロイドのしわざ ギルバート・アデア |
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(2013/07/08 12:31登録) オマージュ作品なので期待したのですが・・・。第1事件については、登場人物の独白が長すぎて、前へ進まない状況にイライラしてしまいました(笑)。第2事件および真相については、既視感があり、特にトリックについては、既読分すべて低評価なので、この評価です。 |
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| No.450 | 5点 | 殺しの双曲線 西村京太郎 |
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(2013/07/07 17:43登録) クローズド・サークルものでありながら、ハラハラ・ドキドキ感があまり感じられなかったことが、残念な点です。双子の特性をうまく扱った犯罪小説であることは、高く評価できると思います。 |
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| No.449 | 8点 | 歯と爪 ビル・S・バリンジャー |
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(2013/07/06 07:35登録) (ネタバレあり)”最後の一撃”を期待すると、拍子抜けかもしれません。最後ではなく途中で真相が判明することが、ラストの衝撃を薄めてしまったということでしょう。トリック的には、先駆的作品(1955年)であると思います。既読の中では、フランスのK氏(1957年)、日本のK氏(1963年)がありました。サスペンスのお手本のような作品で、十分楽しめました。ラストでは、被告に「誰だ?、誰なんだ?」と言わしめる・・・。主人公・奇術師としての本領発揮です。 |
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