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ミステリの祭典

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鷲尾三郎名作選
毛馬久利&美鈴もの ほか

作家 鷲尾三郎
出版日2002年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 蟷螂の斧
(2013/06/14 16:24登録)
10編の短編集。①鬼胎(1950年)②生きている屍(1952年)は、医師の犯罪で、医学の進歩を予見している内容、かつブラックもので好きなタイプの小説でした。当時の性意識(現在とは相違)が、犯罪のきっかけとなっていることなどは、時代の変遷を感じさせられました。③文殊の罠(副題なので代表作?)のアイデアは、某作の先駆けとなっている点で評価したいと思います。解説によると、某作の著者は本作を読んでいなかったということで、「40年のときを隔てて同じ着想を得たということは、単なる偶然ではなく、むしろ推理小説の神が操った必然の結果だったといえよう。」としています。本作を読むきっかけを作っていただいた御三方にあらためてお礼を申し上げます。(詳細は本サイト掲示板「雑談/足跡」13.5.27)

No.1 6点 kanamori
(2010/05/01 17:48登録)
河出文庫の<本格ミステリコレクション>シリーズの第6弾。
処女作の「疑問の指輪」や代表作の「文殊の罠」は再読ですが、それ以外にもバカミス系のトリック小説が多く、若干文章力に難ありですが楽しめました。
シリーズ探偵の毛馬久利&美鈴ものの連作4編が読めたのは収穫でした。特に雪の密室殺人もの「白魔」は、ある意味ケッサクだと思います。

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