home

ミステリの祭典

login
測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.324 4点 ルームメイト
今邑彩
(2012/05/26 17:20登録)
ん-結末はそうきましたか。これは賛否両論ありそうですね。
因みに僕個人としては「否」の方になるでしょう。
従い採点は辛めです。


No.323 4点 モップの精と二匹のアルマジロ
近藤史恵
(2012/05/26 17:17登録)
サクサク読めるのは良いけれど、与えられたデ-タから
読者が真相を推理する・・・といったタイプではないで
すね。
読後満足感はもうひとつかな。


No.322 6点 第四の男
石崎幸二
(2012/05/01 09:11登録)
まあまあの作品。軽いタッチの割には本格色は
ありましたね。


No.321 6点 時の殺意 京都
矢島誠
(2012/04/06 20:27登録)
図書館で偶然見つけ拝読。
この作品も作者も全く知りませんでしたが、内容はまずまず。
オ-ソドックスなアリバイ崩しであるものの、与えられた
時刻表デ-タだけで謎が解ける仕組みには好感が持てました。
客観的には5点レベルも、このを加味して1点加点します。

(余談)
鴨川の流れに関する蘊蓄が面白かったです。


No.320 4点 チヨ子
宮部みゆき
(2012/03/24 18:18登録)
図書館で予約して半年待ちでようやく入手。
(これだから流行作家は困る)
ある程度覚悟はしていましたが、これはミステリでは
なく、ホラ-小説ですね。
本格色も低く、僕の評価基準では申し訳ないが低評価
にならざるを得ません。


No.319 4点 マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔へ
霧舎巧
(2012/03/17 13:55登録)
う-ん、これは読み辛かった。
登場人物が格別多い訳でもなく、巻頭に人物表も付いている
のに、「この人誰だっけ?」というのが結構あり、誰の発言
か判らなくなってしまうのも頻繁にありました。
従い国内作品にもかかわらず読むのに苦労し、スラスラ読め
たのはラストの謎解き部分だけですね(これも判りやすいと
は言い難い)。
謎解きそのものは一定の評価はできるも、読み辛さの点で
大幅減点。


No.318 7点 武家屋敷の殺人
小島正樹
(2012/02/18 08:06登録)
謎の提示はホラ-めいた話しがあるも、解決は合理的で満足度
は高い一遍。図書館で偶然見つけましたが、氏の他の作品も
いずれ読もうと思います。
けれど探偵役の人物は、あれだけの材料で依頼者の生家に辿り
つくとは、あの御手洗潔並の洞察力(超能力?)?


No.317 8点 ミステリ・ハンドブック
事典・ガイド
(2012/02/11 13:16登録)
5~6年ほど前、東京の古本屋で偶然見つけ、100円で購入
しましたが、これが大当たり!
いわゆる黄金時代を除いては、海外ミステリも知識に乏しい
この僕にとって、格好のガイド本です。


No.316 6点 ぼくらの時代
栗本薫
(2012/02/04 20:29登録)
主にSF作家として知られる氏の作品を読んだのは2作め。
これって、乱歩賞受賞作品なのですね。
前半の事件の真相は、まあ可能性の一つとして考えてはい
ましたが、この解決だと「やられた!」感が薄くなるのが
やや残念。
後半の密室は多分こうなんだろうなと考えていました。
主人公の若者が世代の違う大人達とのやりとりが描かれて
いますが、この作品が書かれたとき(昭和53年)僕はまだ
中学生、でも今は若者に苦言を呈する刑事達の年齢になっ
てしまっているですねえ。
時って残酷(苦笑)


No.315 7点 暁の死線
ウィリアム・アイリッシュ
(2012/01/27 19:22登録)
かの名作「幻の女」を読んでいっぺんにアイリッシュのファン
となってしまった僕ですが、まだ他の作品を読んでいなかった
(苦笑)。
という訳でこの作品を読破しました。

「幻の女」に近い良質のサスペンスで、おおいに楽しめまし
た。
他の方もいわれるように、展開にやや御都合主義的なところ
がありますが、それでもこの作者だと好意的にみてしまいま
す。
出来そのものは「幻の女」より数段落ちますが、水準以上の
評価は十分できるでしょう。


No.314 7点 針の誘い
土屋隆夫
(2012/01/11 18:36登録)
氏の作品の中では好印象、具体的にはkanamoriさんとほぼ
同じですね。
いかにも疑わしい関係者が否定されると犯人(黒幕)は判
りやすく、また驚天動地の大トリックがある訳ではないで
すが、複数のトリックをうまく組み合わせて着実にポイン
トを稼いだ感じです。


No.313 5点 京都着19時12分の死者
津村秀介
(2012/01/05 20:12登録)
これぞ「ザ・トラベルミステリ」というべき作品ですね(笑)
メインとなる謎のアリバイ破りが2つありますが、前者は公共
交通手段を用いたトリックです。意表をついてなかなか鮮やか
ですが、読者が推理できる材料を与えていないのが不満。
後者の写真トリックも読者が推理で真相に達することのできる
性質のものではなく正直残念(もともと僕は写真トリックが
好きではない)。


No.312 7点 呪縛の家
高木彬光
(2012/01/05 20:08登録)
氏の初期作品ほ一つ。20年以上前一度読みましたが、犯人も
含め内容をすっかり忘れてしまったので今回再読しました。
評価としては、第一の殺人の密室トリックが説明不足(とい
うかわかりにくい)等の不満点はありますが、「読者への
挑戦」もあって水準以上の評価はできると思います。
満足度としてはこれでも十分。


No.311 4点 メドゥサ、鏡をごらん
井上夢人
(2012/01/05 20:05登録)
新年おめでとうございます。

氏のソロデビュ-後の作品をはじめて読みました。
感想は本格色が思いのほか少なく、ホラ-小説に分類したい
一編。
あと謎の合理的解決が結局なされず、読者の解釈任せという
結末は正直好みではありません。
従い、評価は辛め。


No.310 7点 黒猫館の殺人
綾辻行人
(2011/12/28 20:02登録)
氏の館シリ-ズの未読作品でした。
個人的にはこのシリ-ズで満足度の高い作品。「時計館」「十
角館」の次くらいの評価はできるかな?

露骨なネタばれしない程度に、もう少し詳しく。

①人物の謎
判りやすいヒントが多く、鈍いこの僕でも気がつきました。
このサイトの方なら、かなり多くの方が看破できるのでは?
②館の謎
巻頭の見取り図を見ながら読み進めると、違和感に気づく筈。
そこから先はイマジネ-ションが必要ですが。
③密室の謎
完全には解けませんでしたが、この謎がメイントリックでは
ないだろうと思い、真剣に考えませんでした(と言い訳)。
④蛇足
「どじすん」のヒントはこれでは判らないのでは(ピンと
来た人は凄い)

今年はこれで最後の書評です。今年だけで42作ですか。
来年も頑張ります。


No.309 5点 古都の喪章
津村秀介
(2011/12/17 13:43登録)
氏得意のアリバイ崩しもの。
殺人が2つあり、それぞれにアリバイが容易されています
が、種明かしはありきたりでした。
読むのに苦労はいらないので、読みにくい作品に辟易した
あとの口直しにいかがでしょう。


No.308 7点 巴里の殺意
津村秀介
(2011/12/17 13:40登録)
氏のトラベルミステリの中では珍しく、容疑者が航空機で
海外に行っていたというアリバイを崩す作品。
犯行動機や犯人像はありきたりですが、このアリバイトリ
ックはなかなか見事ですね。しかも現実の犯罪に応用でき
そうで妙にリアルさも感じます。

採点は6点クラスかなと思いますが、イタリア・フランス
の風景描写も印象に残るのでプラス1点。


No.307 6点 鬼首村の殺人
篠田秀幸
(2011/12/10 10:47登録)
氏の弥生原シリ-ズの中の一遍。
このシリ-ズは、本格色が高く、殆どの作品で「読者への
挑戦」があり、僕自身の趣向にかなり近いものがあります。
ただこの作品に関しては、「悪霊島」「幻影城」「龍神池」
の諸作に比べるとやや落ちる印象。
「下山事件」についての考察は興味深く読め、勉強になり
ました。


(ここからネタばれ注意!)
僕の推理は太郎丸犯人説でした。いいところまでいきなが
ら、相変わらず詰めが甘いと言うか(笑)
ただこの作品のメイントリック(犯行過程における太郎丸
と次郎丸の入れかわり)は無理があるのでは?
勿論実行不可能という無理ではなく、関係者に看破される
のではという意味です。
いくら双子とは言え、これだけ性格・言動・行動が異なる
双子が途中で入れ替わって誰も気づかないと言うのに違和
感を感ずるのですが(気にしすぎかな?)。


No.306 7点 そして誰もいなくなる
今邑彩
(2011/12/10 10:36登録)
海外の超有名作品をモチ-フにした一品。
その作品の単なる模倣ではなく、それなりの捻りがあり、
どんでん返しもイヤミなく利いています。
なかなかの作品だと思います。

(余談)
作者曰く、「原作を知らなくても99%は楽しめるが、残
りの1%はやはり原作を知る必要がある」との事。
その1%とは何でしょう?僕も心当たりのある記述はある
のですが、もう一つ自信がなくて・・・どなたか教えてく
ださい。


No.305 5点 トワイライトエクスプレスの惨劇
吉村達也
(2011/12/03 13:52登録)
トラベルミステリ好きなので、つい手がでてしまいました。
評価はまあ可もなく不可もなくということでいきましょう。

624中の書評を表示しています 301 - 320