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ミステリの祭典

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綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2008年07月
平均点6.75点
書評数4人

No.4 7点 測量ボ-イ
(2012/08/10 22:23登録)
ユニ-クな趣向で、お二人の会話だけでも十分楽しめます。
作品では「黒い九月の手」が印象に残りました。
推理小説というよりも、これは論理パズルですね。賛否両論
ありそうですが、こういうのが好きな人もいると思います。

No.3 6点 こう
(2010/03/15 00:20登録)
 収録作品の中では乱歩の「赤い部屋」とカーの「新透明人間」が個人的に面白かったです。有名作品なのかもしれませんがこれまで未読でした。クイーンの作品については対談で褒めまくっていましたが個人的には出来の悪いダイイングメッセージものとしか思えなかったです。ドイルの「技師の親指」はおそらく小学生の時以来20年以上ぶりの再読で懐かしかったです。泡坂氏のヨギガンジーの1作目から「ヨギガンジーの予言」が収録されているのも個人的には既読でしたが手に入りやすくなるのはいいことだなあと思いました。
 対談部分は二人の意気もぴったりといった感じでまあまあ楽しめます。収録作品だけでなく対談もひっくるめて楽しむ本なのでしょう。

No.2 7点 江守森江
(2009/06/09 12:43登録)
これは「アンソロジー」+「ガイド」+“楽屋話”の一粒で三度美味しい企画を本にした。
選ばれた短編も選者達のミステリ論議のネタとして融合し楽しさが増している。
読み手としての自分を見つめ直すのにもよい(ミステリ道のふるさとが同じ乱歩だったのがチョイと嬉しい)

No.1 7点 vivi
(2009/05/21 01:56登録)
綾辻&有栖川両氏の対談プラス古今東西の短編を収録。
テーマに添った作品を紹介する前に二人で前ふり解説をし、
作品のあとに、ネタバレ解禁の対談が続きます。

普段、ネタバレ厳禁という制約もあって、
ミステリに関する対談というものは、
奥歯にものがはさまったようなものになりがちですが、
これは伏線まで解説してくれるから嬉しいですね♪

また取り上げられた作品たちも、ちょっと個性的なもので、
こういう企画でなければ出会えなかった作品もありました☆

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