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ミステリの祭典

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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔へ
あかずの扉研究会シリーズ

作家 霧舎巧
出版日2001年10月
平均点4.75点
書評数4人

No.4 5点 nukkam
(2015/03/29 20:52登録)
(ネタバレなしです)  2001年発表の《あかずの扉》研究会シリーズ第4作となる本格派推理小説です。相変わらず「マンガ的」な軽さと生真面目に考え貫かれた謎解きの組み合わせが不思議な魅力を醸し出していますが、国内ミステリーをある程度読んでいないとわかりにくい暗号など、やや読み手を選ぶようなところがあるのはちょっと気になりました。

No.3 4点 測量ボ-イ
(2012/03/17 13:55登録)
う-ん、これは読み辛かった。
登場人物が格別多い訳でもなく、巻頭に人物表も付いている
のに、「この人誰だっけ?」というのが結構あり、誰の発言
か判らなくなってしまうのも頻繁にありました。
従い国内作品にもかかわらず読むのに苦労し、スラスラ読め
たのはラストの謎解き部分だけですね(これも判りやすいと
は言い難い)。
謎解きそのものは一定の評価はできるも、読み辛さの点で
大幅減点。

No.2 5点 teddhiri
(2009/09/02 23:58登録)
このシリーズでは一番読みやすい(物理的にも)。
密室、操り、仕掛けのある館と盛りだくさんだがデビュー作と比べると文章的にも上手くなっている。ただ密室や館の仕掛けなどは一番しょぼく、正直操りしか読みどころがない(犯人わかりやすいけれど)。
 ただ最近のこの作者の作品は結構面白いし読みやすくなっているので、時期を見てこのシリーズを再開したら多分読むと思う。
 ガジェット盛りだくさんのミステリの書き手としては少し前の二階堂黎人や加賀美雅之がいるが、二階堂黎人は人狼城の恐怖の後はあさっての方に行ってしまった感があり、加賀美雅之は古臭さがきつい。よってこの作者にはほんの少し期待している。

No.1 5点 江守森江
(2009/05/24 07:35登録)
ネタバレかも
いや〜犯人登場時に分かってしまって、後は作者がどうやって隠そうとするかだけが楽しみで読んだ。
もう少し読みやすくなればいいのに。
現在、本来あるらしい次回作の出版予定なし。

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