home

ミステリの祭典

login
りんちゃみ先輩さんの登録情報
平均点:6.67点 書評数:96件

プロフィール| 書評

No.96 5点 幻の女
香納諒一
(2010/06/17 21:05登録)
長いし地味だし、途中何度か読みを断念しそうになったが最後まで読んで「まぁ楽しめた」です。自分はヤクザが絡んだ物語はどうも引いてしまいます。文庫版巻末解説にあった、捨てられた「幻の女」の波瀾万丈版及び本格推理版を是非読んでみたいものだと思う。


No.95 4点
荻原浩
(2010/05/20 19:47登録)
ラスト1行がなければ「ミステリ」じゃない、だけど無理にラスト1行で「ミステリ」にしなくても良かったのに・・・。折角だから「噂」が「ミステリ」であってほしかった。


No.94 8点 果断
今野敏
(2010/03/31 20:29登録)
警察内の人間模様、竜崎のキャラクター、この2点がこのシリーズのすべてだと思う。それだけでおもしろく読ませてくれる、すごい小説だ。次作も早く文庫されないか、待ち遠しい。


No.93 2点 奇跡の人
真保裕一
(2010/03/10 21:02登録)
正直な感想、「迷惑な人」だと思う。なんて周りの人々はいい人たちなんだろう・・・。不思議な読後感でした。


No.92 5点 あした天気にしておくれ
岡嶋二人
(2010/02/19 17:59登録)
岡島二人の作品は大好きなので「競馬」には全く興味がなかったのですが読んでみました。私はやはり「人間」の方が物語に引込まれます。専門用語などが理解できず今ひとつでした。それにしても”バブル”の時の話ですね・・・景気の良い物語でした。


No.91 4点 飛鳥のガラスの靴
島田荘司
(2010/02/04 20:06登録)
内の仲間には妬まれ、邪魔され、外の仲間には崇拝、慕われる「吉敷刑事」、今回も此までかと思ったところに南からの救いの神が・・・良かった、良かった。それにしても出来る男は大変だし、孤独ですね。もっと明るい彼女であれば良いんですがね。全体的に暗く、苛々するストーリーでした。


No.90 10点 白夜行
東野圭吾
(2010/01/16 08:44登録)
親のエゴが子の心を奪ってしまった。TVドラマも良かったですが、原作は更に良いですね。亮司と雪穂の名前、それから「ササガキ」の名前、一生忘れないだろうと思います。それだけ別格な作品です。


No.89 4点 幽体離脱殺人事件
島田荘司
(2009/12/26 13:24登録)
島田作品としては、ストーリーが唯々安っぽさを感じました。他の方も書かれていますが解決編での吉敷にはガッカリです。吉敷が酒場で出会った男に奥深い人生でもあり、それがこの事件の柱でもあれば違ったのですが・・そのままでした。それでも島田作品は好きなので続けて読んでいこうと思います。


No.88 4点 硝子のハンマー
貴志祐介
(2009/12/16 20:17登録)
いろいろ書いてもいいが、何しろ採点の通り「イマイチ」である。「青い炎」のような構成にすれば良かったように思う。ピント外れな捜査、無意味な登場人物にさいたページが多すぎで無駄に長く感じた。作者の他の作品は大好きですので残念です。最後まで読み切ったので4点。


No.87 5点 霧越邸殺人事件
綾辻行人
(2009/12/04 21:28登録)
私には少し難しすぎました。おもいっきり長く、うんちくの連続、しつこい理屈、一寸閉口気味でもありました。ただし読み終えてしまえばさすが大御所で、それなりに感動しました。この小説を20代の年齢で書いたのには驚きです。


No.86 5点 灰の迷宮
島田荘司
(2009/11/22 20:44登録)
強引な事件設定、吉敷の自由な捜査方法には疑問ありです。ただし今回「茂野恵美」の個性が光っていた。吉敷も涙したみたいです。それだけでも読んだかいがあるかもしれない。


No.85 6点 ララピポ
奥田英朗
(2009/11/18 20:23登録)
「最悪」出演メンバーのそのまた下流を生きる人間群像。かなりお下劣ですが、これこそ現代のミステリーでしょう!


No.84 7点 夜は千の鈴を鳴らす
島田荘司
(2009/11/15 09:41登録)
プロローグからの謎を秘めた女社長とその秘書の会話・・二人のドロドロした過去が「吉敷」に暴かれ事件が解決する・・大凡のストーリーは分かってしまうが何時もながら楽しく読んだ。これは文庫巻末の解説にもあった「島田病」かもしれません。それにしても昭和29年の事件捜査はこんなものだったのでしょうか?


No.83 7点 火刑都市
島田荘司
(2009/11/10 21:20登録)
「火車」に似た趣のあるストーリーだった。都市の今昔、都会と地方の格差、そこに生きる人間像、いろいろ考えさせられた。吉敷とも御手洗とも関わりを持つ中村刑事が主役だったがこの物語には適任であるし、物語の重みを出していると思う。


No.82 5点 Yの構図
島田荘司
(2009/11/06 20:08登録)
結末に関して、それはないでしょう。またそれに対する事件処理、これも実際不味いんではないでしょうか。ただこの結末の内容までのプロセスはさすがに「島田荘司氏」はうまい、おもしろいのでこの点数です。


No.81 9点 死者が飲む水
島田荘司
(2009/11/01 20:37登録)
島田荘司ミステリ第三弾とのこと、さすがに初期の作品は時間に追われずジックリ考え込まれた重厚な物語に仕上がっていると思う。御手洗とも吉敷とも関わりをもつ(持っている)牛越刑事だがこのキャラクターが私は大好きである、牛越シリーズがあったならと思う。素晴らしい作品だ!


No.80 5点 消える「水晶特急」
島田荘司
(2009/10/28 20:25登録)
いつも通り読みやすいし、おもしろいが・・・。後出しではいくらでも帳尻合わせ出来る感じです。サスペンスタッチで二つの事件を平行して書いてあれば結構ハラハラできたかもしれない。サラッと読めるライトなミステリーですね。


No.79 3点 水の迷宮
石持浅海
(2009/10/25 15:53登録)
総ての職員が長期にわたり嘘をつき通せるものだろうか?ハッピーエンドは良いけれど、集団による隠蔽工作、これは大犯罪ではないのだろうか。とにかくこの作者、「月の扉」でも感じたのだが現実離れした架空閉鎖空間での推理劇を表現しているように思う。


No.78 5点 確率2/2の死
島田荘司
(2009/10/22 19:35登録)
不可解な導入部はさすがに島田荘司氏だと思う。どんどん読み進めることが出来る。ただし解決への導き方が唐突だし、その訳もへんてこのような気がする。読み物としては嫌いではないがミステリー作品としては軽すぎる。


No.77 5点 ある閉ざされた雪の山荘で
東野圭吾
(2009/10/18 18:03登録)
芝居なのか本当か?嘘の話なのか本当の話なのか?登場人物も騙し騙され・・読者は真面目に推理出来ない傍観者に徹するしかない。「仮面山荘殺人事件」の方が最後だけ”ドンデン”だったし老若男女の個性豊かな登場人物だったので本書よりも楽しめたのかもしれません。

96中の書評を表示しています 1 - 20