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ミステリの祭典

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ElderMizuhoさんの登録情報
平均点:5.84点 書評数:100件

プロフィール| 書評

No.20 8点 ナイルに死す
アガサ・クリスティー
(2008/01/27 01:50登録)
アガサ・クリスティの作品の中ではかなりロジックがしっかりしている。それでいてドラマ性も充分。
オリエントやそして誰もより地味ではありますが、評価できる作品ではないでしょうか?個人的には好き


No.19 9点 そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
(2008/01/27 01:44登録)
今更言うまでもありませんが名作です。
設定を十二分に生かした読み応え充分の展開に驚愕のラスト。
オリエントとの違いはやはり結末の意外性だけに頼らないこと。
一人一人消えていく中でのドラマ、登場人物の心情変化と読者を飽きさせない展開が続く。事件の核心も真ん中辺りにあるわけですからね。アイデア勝ち


No.18 6点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2008/01/27 01:35登録)
結末の意外性はやや反則気味なぐらい。
が、残念ながらそれだけかな。あまりに全体的に芝居がかりすぎていてトリックに無理があるとか以前の問題。
結局、設定ありきで中途はあまり意味がなかったとなると、もっと短編でもいいじゃんとなってしまう。
この設定ならもう少し面白く書けた可能性があったと思うのが残念。


No.17 5点 ABC殺人事件
アガサ・クリスティー
(2008/01/27 01:33登録)
せっかく面白い設定を用意しておきながらその料理の仕方がそれだけかよ・・という感じでしょうか。
単純です。あまりに単純すぎて逆にいいのかもしれませんが。個人的にはポカーンでした。
あくま先駆者としての価値しか見出せない作品で、今から読むのはお勧めできません。


No.16 8点 第二の銃声
アントニイ・バークリー
(2008/01/27 01:29登録)
反則、二番煎じとも言われそうですが、本書独自の味付けも随所にあり、個人的には全く問題ないと思います。
むしろネタをそのまま出した某作品よりも事件自体にも工夫が凝らされているのが好印象。ネタがわかってても楽しんで読めるはずです。
二転三転の展開にはやや無理があるのが残念ですが娯楽性は充分で一気に読まされました。
もちろん結末も意外性充分で満足


No.15 8点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2008/01/27 01:27登録)
個人的にはYより好き。
読者を納得させるロジックのすばらしさに加え意外性も兼ねるラストは読み応え充分。
やや中だるみしがちなのが難点


No.14 4点 見えない凶器
ジョン・ロード
(2008/01/27 01:22登録)
やたらと本筋とは関係ない話がだらだら続く割に
肝心の本筋トリックは中学生向けでどっちらけでした。


No.13 5点
F・W・クロフツ
(2008/01/27 01:19登録)
個人的には正直微妙
まずトリックがイマイチ・・平凡
引き込みが強い割には設定があまり生かされていないので面白みにかける。
これなら西村京太郎の列車トリックの方がいいんじゃないでしょうか


No.12 7点 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
泡坂妻夫
(2008/01/25 01:18登録)
ミステリとして見ると4点、一冊の本としてみると10点
間を取って七点
仕掛けは本当にすばらしい。まさか・・と思うよね普通
ただ、仕方ないとはいえミステリとしては平々凡々なのが残念。


No.11 5点 沈黙の教室
折原一
(2008/01/21 12:57登録)
う~ん正直いまいちでした。
なんだかんだで最後まで一気に読まされた引きの強さはすばらしいですが、真相があれでは・・・
まず犯人の正体自体が何でこんな人を設定したの?という感じ
おそらくこっちの方は話を複雑にするためだけの後付けなんでしょう。
本質的な「真犯人」の方は逆に皆さん恐らく第一感でわかってしまうベタベタさなので作者はこちらを書きたかったんでしょう。こちらだけにすべきでした。


No.10 6点 孤島パズル
有栖川有栖
(2008/01/19 18:29登録)
長さの割にはロジックがやや単純で驚くようなところがない
出来自体は悪くないと思うが、中篇で書くべき作品だったのでは?


No.9 6点 そして扉が閉ざされた
岡嶋二人
(2008/01/19 18:26登録)
ラストは突っ込みどころもありますが、まあ不自然なところも少なくまとまっていたのではないでしょうか。やたらと作品の本質とは直接関係ない脱出を試みるシーンが多すぎたのが残念


No.8 9点 七回死んだ男
西澤保彦
(2008/01/19 18:20登録)
ミステリとしても読み物としても面白い。魅力的なキャラクターに意外な展開の連続、二重三重に張り巡らされたラストのどんでん返し。全てにわくわくさせられました。


No.7 5点 人格転移の殺人
西澤保彦
(2008/01/19 18:12登録)
設定や展開自体は面白いのですが、オチにあまり魅力を感じません。
ロジックが理路整然なのは真に結構ですが、そのロジック自体が魅力に欠ける(というか、蛇足)ため、あ、そうなの?で終わってしまいました。
心の中で期待していた展開では全くありませんでした。
西澤作品にしては珍しくテンションの落ちるラストでした。


No.6 7点 仮面舞踏会 伊集院大介の帰還
栗本薫
(2008/01/19 18:08登録)
犯人当てが難しくトリックも新鮮で面白い。
無論相当の無理があるのは致し方ないところだが。
エンタテイメント作品としてもいい出来


No.5 6点 クラインの壷
岡嶋二人
(2008/01/19 18:05登録)
エンタテイメント作品としてはいい。
が、やはりオチがすっきりしない。
無論すっきりさせないのが狙いの一つなのだろうけど。
ミステリとしては困る。


No.4 5点 異邦の騎士
島田荘司
(2008/01/19 18:02登録)
トリックや事件に至る動機などに相当の無理があることは置いておくとしても、その強引なトリック自体もバレバレでやや陳腐。
逆に言えばよくこのトリックでこれだけの内容を書けたのだと著者の文章力に驚かされた。キャラクターや恋愛を絡めた世界観は秀逸でドラマとしてはいい。


No.3 8点 スイス時計の謎
有栖川有栖
(2008/01/19 17:55登録)
これぞ本格。ボリュームは中篇だが中身の濃さは長編に匹敵するものがある。
おそらく他の作家なら無駄な世界観などを追加して長編にするのではないか。
無駄を徹底的に絞り込み正面から堂々挑んだ著者に敬意を表したい。


No.2 5点 オルファクトグラム
井上夢人
(2008/01/19 17:50登録)
読み物としては面白いです。
でも推理小説として考えた場合、残念ながら平均以下のレベルだと思います。
なぜなら推理以前に主人公が超能力でどうにかしちゃうわけですから・・


No.1 5点 魍魎の匣
京極夏彦
(2008/01/19 17:46登録)
普通の推理小説を楽しみたい方は避けた方が無難です。
なぜなら犯人当てもトリックもこの作品が評価されている部分とはほとんど関係ないだろうからです。
面白い読み物探してるってひとにはいいかもしれません。
読み物探してる人・・10点
トリックの妙や犯人当てを楽しみたい人・・1点
間を取って5点にしました

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